~「守備は裏切らない」(内田篤人)~
史上初の相手ドタキャンにめげず試合決行も、高齢守備陣崩壊し今期初黒星!
2024年シーズンを破竹の開幕5連勝でロケットスタートを果たしたビッグアプセット、先週は惜しくも雨で中止となったが気を取り直して臨む予定であったこの週、前代未聞の事態が襲う。試合4日前の火曜日、対戦予定の強豪ハーデスから、メンバーが集まらないためキャンセルしたいとの申し出だ。試合直前のキャンセルに焦った櫻町監督、素早い行動力で光が丘のブルーレイディアンツとのマッチメークに成功、ほっと胸をなでおろしたのもつかの間、今度はビッグアプセットのメンバーがどうしても集まらない。今期出場のコアメンバーはもちろん、末永、橋本、黒田、福原といった往年の名選手にまで広く声をかけまくってメンバー集めに奔走、最後は助っ人秋野選手に加え丸野が名古屋から駆け付けてくれ、メンバー10人を揃えて試合に臨む。
対戦相手のブルーレイディアンツは20代中心の若いチーム、対するこの日のビッグアプセットはアンダー50は石井大和と丸野のみ、内野陣はファースト櫻町、セカンド村上、サード芝田、ショート西村と、往年の名プレーヤー達といえば聞こえはいいが合計240歳の高齢布陣で一抹の不安を抱えながらのプレーボールだ。
この不安をいきなり吹き払ったのが初回表のビッグアプセットの攻撃だ。先頭石井大和が鋭くライト前に弾き返すとさっそく2盗、3盗で3塁に進み、ワンアウトから3番丸野のサードゴロの間に俊足を飛ばしてホームイン!いきなりの1点先取だ!さらにエラーで出た丸野も2盗、3盗を決めると4番芝田がセンター前に弾き返すタイムリーで丸野が還り追加点!初回いきなりの2点先制で幸先の良い立ち上がりだ。
しかしその裏、若手チームの強力打線がビッグアプセット先発石井を襲う。先頭打者が初球をいきなり右中間に弾き返すツーベースで出ると、つづく相手2番のサードゴロが芝田の悪送球を誘い1点、さらにワンアウトからフォアボールとセンターオーバーのツーベース、最後はショートへの内野安打も出て初回裏に4点をとられ2-4と逆転を許してしまう。
反撃したいビッグアプセットは2回表、先頭櫻町がデットボールででるとつづく小川の内野ゴロの間に2塁に進みワンアウト2塁、ここで西村の打球はショート後方へのフライ、相手ショートが俊足を飛ばしてこれをナイスキャッチ、これを見守る2塁走者の櫻町はいわゆるハーフウェイでのポジショニング、と思いきや何故か3塁近くまで大きく離塁、ショートからの送球でセカンド楽々アウトとなるダブルプレーとなりチャンスの芽をつぶす。さらに4回表の攻撃では丸野のフォアボール、芝田のピッチャーゴロが相手のエラーを誘い、つづく村上もデットボールでノーアウト満塁と絶好の大チャンスだ。しかしここは秋野が三振、櫻町がピッチャーゴロ、小川がサードゴロでノーアウト満塁のチャンスを生かせず無得点、どうしても試合の流れを引き寄せられない。
一方ビッグアプセット先発石井は高齢守備陣に不安を抱えながらも2回以降を何とか最少失点に抑えてきたが、試合開始から1時間半が経過した5回裏、高齢守備陣がついに決壊する。ワンアウトから相手3番にセンターバックスクリーンに打ち込まれるホームランで1点を追加されたが、その後詳細は省くものの透明グローブ・透明人間が高齢内野陣の間に伝染、投げても投げてもチェンジにならない長いイニングとなりこの回7点を献上、試合を決められてしまった。
ビッグアプセットは最終回となった6回表、ツーアウトから秋野がサードゴロエラーででると、櫻町がレフト線にしぶとく弾き返し、つづく小川が右中間を鋭く突破するタイムリーツーベースで秋野がホームイン!さらに西村のショートゴロもエラーとなり櫻町・小川があいついで生還しこの回3点だ!さらに大河原が粘ってフォアボールを選びツーアウト1・2塁で石井大和に最後の望みを託すがここはセンターフライにきってとられゲームセット、あまりにも遅い反撃で5-13でゲームセットとなった。
「守備は裏切らない」、2年前のワールドカップアジア代表予選、ベトナム戦での解説で内田篤人が放った言葉だ。攻撃に前のめりになったところで守備が崩れるとゲームに勝てない、守って守り抜くことで活路が開ける、という奥深い名言だが、今日は高齢守備陣に裏切られ続けた石井には、この言葉もうつろに響くだけだろう。試合後、一部のメンバーから「内野陣合計年齢200歳以下ルール」の導入が提唱されたが現実的ではないとのことで却下、やはり60代を迎えても捕る、投げるの基本動作の訓練、そしてそれを支える筋力の強化によって守備力のアップを図るしかない。気を落とすことなく精進を続け、いつか石井に「守備は裏切らなかった」と言ってもらおう、と気持ちを切り替えるビッグアプセット高齢内野陣、熱いシャワーを浴び生気を取り戻すと、名古屋からかけつけキャッチャーで奮闘した丸野を慰労すべく高級焼肉やまとへ直行、極上カルビをはじめとする最強肉がつぎつぎとオーダーされ、来週からのリベンジに向け気勢をあげる。まあこんな日もあるよ、という言葉をぐっと飲みこみ、裏切らない守備を取り戻すべく精進を誓いつつ、まだ明るい光が丘の青空を見上げながら来週からの反撃を誓うビッグアプセットナインであった。
<監督コメント>
今週の試合、直前の相手チームからの試合ドタキャン、その後に水曜日にようやくマッチメーク、派遣審判も直前に確保でき、何とか試合を組めた。その後のメンバー集めも名古屋から丸野くんが急遽出席、風邪気味の西村も出席、助っ人秋野くんの参戦などみんなの協力で試合開始にこぎ着けることができたことが今週の1番の喜びでした。
やはり、ビッグアプセットは、GWやお盆などの休み以外、土曜日は野球は必ずあるんだという認識をみなさんに持ってもらうことが一番大事だと思っているので、この点を今回あらためて示すことができ、またみなさんも理解し協力してくれたことはよかったと思います。
試合は1回の4番芝田のタイムリーヒット、7回の櫻町のヒットに続き小川さんのタイムリーヒットなど収穫もあった。石井さんもナイスピッチング。内外野ともいろいろあったが最後までよくがんばりました❗️
これで今季5勝1敗。上々のスタートだ。来週から切り替えていきましょう❗️
ここでみなさんに報告です。
東郷くんの入団について規約に則り稟議してましたが、異論なく満場一致で承認となり、入団が決定しました❗️
東郷くん入団おめでとうございます❗️
大河原、入団に伴うユニフォーム、ホームページの利用の仕方など各種案内をお願いします。
もう一つ。
今年のGW、4月27日(土)、5月4日(土)はお休みにします。
来週3月9日(土)は10時から豊島区体育場B面で試合です。
みなさんの出席表明お願いします❗️
では来週❗️
みんな、よろしく❗️