~「僕の前に道はない 僕の後ろに道はできる」(高村光太郎)~
祝、石井通算150勝、桜町通算400打点。酷暑の中、全員野球でグリーンイーグルスに快勝しエンジョイカップ初戦を突破!
観測史上最速で梅雨明けが宣言され、連日酷暑が首都圏を襲う中、今やすっかりビッグアプセット夏の恒例となったエンジョイカップが開幕。
例年使用しているベンチ、水道、駐車場といった設備がイマイチの橋の下球場は新オーナーが野球よりサッカーが好きとのことでサッカー場に改装されたため、今回は初戦からポプラ並木、芝生がまばゆい大宮健保グランドでのゲームにビッグアプセットナインのテンションは試合前から高まる。
前週35度の酷暑の中で試合を敢行し暑さに身体を慣らしつつあるとはいえ、依然相手チームよりも前に暑さが最大の敵として立ちはだかる中、桜町監督のオーダーは石井から大和への早めのスイッチ、更に伊藤、小川にもショートリリーフ準備の指示で必勝の構えだ。
初回、ワンアウトから二十代の若手チームグリーンイーグルス2番にフォアボールを与えると二盗される。3番をピッチャーフライに打ち取った後、4番の三遊間へのゴロが固いグランドで大きく跳ねて、ショート伊藤がこれをファンブル。ホームへの返球がそれる中でセカンドランナーがホームインして先取点を与える。しかし、5番の一二塁間へのゴロはこの日まさかの休日対面役員会議で欠場の芝田にかわってスタメンファーストとなった桜町が差し出したミットにすっぽりと収まる。ボールの行方を左右、後ろと探し最後にミットの中を見て発見した桜町があわててベースに入りチェンジ。
初回を最小得点で切り抜けたビッグアプセットはその裏すかさず反撃にうつる。ツーアウトから山下がフォアボールを選んだところで登場の4番伊藤。外角低めを思いきりたたくと打球が左中間を大きく切り裂いていき、年間10本のシーズン本塁打記録更新にロックオンの第6号のランニングホームランとなり2対1とあっさり逆転。
2回裏、出塁率・四死球トップの田辺がこの日も手堅くフォアボールを選ぶ。7番DH大河原がフルカウントから三振に倒れると8番石井は省エネの送りバントで田辺を得点圏に進めるが大間がピッチャーゴロに倒れてこの回は無得点。
3回表、二回り目のグリーンイーグルス打線が石井をとらえる。先頭バッターはセンター後方へのフライ。続き3番が左中間への大飛球、バッターランナーはサードを廻りかけあわやランニングホームラン返しかと思われたが、サードコーチャーが中継に入ったショート伊藤の肩を警戒してストップをかけワンアウト三塁。ここで4番の当たりはセンター定位置へのフライとなり、これでサードランナーがタッチアップして同点に追いつかれる。更に5番にも左中間へのツーベースを打たれ、この回4本目の打球で外野を走り回った石井大和がさすがにグロッキーとなりしゃがみこむ。
なんとなくいやな雰囲気となったが6番の二遊間への高いバウンドのゴロを田辺が冷静にさばいてチェンジ。
試合がふりだしに戻った3回裏、ぐんぐん上がる気温にグリーンイーグルス先発投手が乱れる。9番桜町から始まり1番大和、2番代打の西村、3番山下と四者連続のフォアボールで押し出し逆転。
初回ホームランの4番伊藤に相手ピッチャーの注意力が集中したところでサードランナー大和がホームスチールを敢行。きわどいタイミングであったがストライクコースのボールを伊藤がたたくと打球は一二塁間を破り、結果的にライト前タイムリーヒットとなって2点目。更に5番丸野もフォアボールで3点目。6番田辺はショートゴロでランナーが入れ替わる。相手ピッチャーの乱調はこの後もおさまらず、伊藤がワイルドピッチで生還、7番代打の小川もファアボールでまた満塁となり、8番石井はこの打席も省エネのスクイズ。これがピッチャーがホームに悪送球して丸野がかえり5点目。
8番大間もフォアボールで6点目が入る。大会規定で7点差がつけば5回終了時点でコールドとなる場面で9番桜町の打球はセンターへの犠牲フライ。これで小川がかえって桜町は前人未踏の400打点を達成だ。
9対2の必勝パターンとなり通算150勝となる勝利投手権利を確保したところで、石井は石井大和にマウンドを託し村上にかわりマスクをかぶる。
3回表に右に左に外野を全力疾走し直前はホームスチールと走り回った石井大和であったがビッグアプセットは盤石の守りで大和をささえる。先頭のファーストファールゾーンへのフライを桜町が背走してキャッチ、次打者はセカンドゴロ、フォアボール後の1番打者はセンターに入った丸野が難なくさばき無得点。
4回裏、好調をキープする先頭西村のあたりはレフト前に飛んで技ありのヒットかと思われたが、これは相手レフトが地面すれすれでキャッチ。3番山下はこれも技ありでライト前にはじき返したがこれも当たりがよすぎてライトゴロ。
石井大和は5回も危なげなく抑えてここでコールドゲームが宣告され、ビッグアプセットは次週の2回戦に駒をすすめた。
3回裏の相手ピッチャー乱調により結果的には伊藤の2安打で9点をゲットしての勝利であったが、桜町監督が大河原を「健康管理担当ディレクター」に指名して暑さ対策に万全で臨んだビッグアプセットが酷暑を制して若手チームを圧倒した結果とも言える。
これで石井は通算150勝、蒼天等他チームでの勝利も加えるとおそらく300勝は軽く超え、もしかすると金田正一の持つ通算400勝の日本記録を超えていく可能性も秘めており草野球会のレジェンドは依然健在だ。桜町もコールドゲームを決める犠牲フライで通算400打点とまた一つ自身が持つ数々の通算記録に輝かしい数字を加えた。
試合後はコロナ禍を乗り越えて再開した大宮健保クラブハウス2階の食堂で全員参加の打ち上げを決行。灼熱のグランドから一転しクーラーの効いた室内で生ビールとつまみで初戦突破の喜びに盛り上がる。この場で梨己ちゃんが懸命に記録したスコアが、なんと余りの暑さのためフリクションペンのインクが消えてしまい読めなくなっていることが発覚。パイロット社の公式ホームページによると「フリクションペンは温度変化により透明になる特殊なインキを搭載している為、60度以上の環境下では筆跡が無色になります。(中略)-10℃前後になると消去した筆跡が戻る場合があります。」とのことであるが、余りの猛暑にあらためて驚きつつ記憶を頼りに記録を復元。次週の二回戦突破を誓っあって三々五々大宮の地で別れたビッグアプセットナインであった。
<監督コメント>
エンジョイカップ初戦、灼熱の猛暑の中、20代の若手チームにコールド勝ち❗️
イニング間に水道の水を頭からかぶり、またロックアイスで後頭部を冷やしながら、大河原健康管理ディレクターのもとみんなでこの暑さを乗り切った快勝劇。20代若手が揃った相手チームが早々に暑さでへばったのを見ると、暑さとの戦いを乗り切れたのがまずは大きかった。
初回1点先制された直後の1回裏、伊藤くんのセンターを弾丸ライナーで一気に超える完璧なツーランホームラン❗️ここぞという時に必殺仕事人の本領発揮、この男がみんなに勇気を与えてくれた。
先発石井さんも暑さの中粘りのピッチングで通算150勝、おめでとうございます❗️リリーフ石井大和くんも攻守で全力プレーのあとのリリーフをよく投げ切ってくれた。
守備では田辺さんが左右に走るフライ、難しいゴロをことごとく華麗にさばき、センター石井大和くんをはじめ内外野の守備も全力。キャッチャー村上も暑さの中、気合いで石井さんをよくリードしてくれた。
また走塁でも石井大和くんのホームスチールに打席の伊藤くんもよく応えてライト前ヒット、また3塁ランナー丸野くんとバッター石井さんの連携プレーでスクイズを決めるなど、走攻守ともにみんなが躍動したナイスゲームだった。
櫻町の通算400打点、みなさんのおかげでこの節目の記録を刻むことができ、ありがとうございます❗️あと10年で600打点は行こうかな^_^
石井さんも次は200勝ですね❗️
さて来週7月9日(土)は10時から大宮健保27面でエンジョイカップ2回戦です。
大会のピッチャーについては、ローテーションにこだわらず、暑さもあり全員で行きます。
来週の先発は伊藤くんで行きます。
伊藤くん、よろしくお願いします❗️
では来週❗️
2回戦突破しよう❗️
みんな、よろしく❗️