~「58歳、真夏の大冒険!」~
オヤジメンバー真夏に奮戦、守備緊急事態宣言を克服しシルバーフォックスに快勝!!
ヒロシマ77周年と夏の甲子園開幕が重なったこの日、ビッグアプセットはお盆休み前の前半戦最終戦となるシルバーフォックス戦に城北中央公園に集結だ。しかし大田スタジアムに16人が集結した前週から一転、この日は谷上、丸野の30台は2人、残りはすべてオヤジ軍団となるメンバー10人、またユーティリティプレーヤー村上が足の負傷で指名打者となる状況に櫻町監督は「守備緊急事態」を宣言、熟考の末にキャッチャーには2011年以来11年ぶりとなる芝田、サードに肩を痛めて以来初めての西村、そしてライトに大河原と大胆な布陣を決断、チーム全員が祈るような気持ちでのプレーボールだ。
この緊張感のなか初回表のビッグアプセットの攻撃、1番に入った西村がフォアボールを選ぶと盗塁で2塁へ、2番石井のセカンドゴロで3塁に進むと、5番丸野の打席でのワイルドピッチでホームイン!久々に1番に入った西村がさっそく1番の仕事でビッグアプセットが先制だ!
一方この日ビッグアプセット先発は石井、バックへの不安を隠せない立ち上がりだが初回は先頭2人を切ってとり幸先よくツーアウトとなったが、ここで相手3番に左中間を破られるスリーベースでランナーを背負うと、ここで相手4番の打球はライト線に高く上がるフライ、スタメンライトの大河原が必死にこれを追うが打球は大河原のグラブをすり抜け着地、すると大河原はこのボールを右足でピッチ外に蹴りだすという謎のプレーでサードランナーがホームインするとともにバッターランナーも2塁へ、さっそく不安が的中してしまった展開に動揺したか、石井はつづく5番にもヒットを許しツーアウト1・3塁とピンチは続くが、ここは相手6番をショートゴロに打ち取りチェンジ。初回は両チーム1点ずつで同点のスタートだ。
石井の提案でレフト鈴木とライト大河原のポジションを入れ替えた2回裏の守備、ヒットと盗塁でツーアウト3塁のピンチを招くと続く相手10番にデットボール、このランナーも盗塁でツーアウト2・3塁となったところで、あいて11番の左バッターがしぶとくレフト前に弾き返し、レフトで深い守備位置の大河原の前にこの打球が落ちるタイムリーとなって2者が返りシルバーフォックスが2点を追加、ピッチングと守備のかみ合わせがいまひとつ悪く2回終了時点で1-3と劣勢にたってしまった。
ここで迎えた3回表のビッグアプセットの攻撃、先頭西村が再びフォアボールを選ぶと2盗・3盗で3塁に進み、続く石井のセカンドゴロで果敢にホームを狙いホームイン!西村がまたもスモールベースボールを体現する活躍でビッグアプセットは1点追加で2-3の1点差に迫る!
つづく芝田がセカンドゴロに倒れツーアウトランナーなしとなりこの回の攻撃もここまでかと思われたが、ここで続く4番丸野がセカンド後方に落とすこの日チーム初安打ででると盗塁で2塁へ進み、つづく5番谷上のキャッチャーゴロが悪送球を誘う間に丸野がホームをおとしいれこれで同点だ!さらに谷上も盗塁で2塁に進んだところで続く6番鈴木が鋭く三遊間を破り、2塁から谷上が全力疾走でホームイン、鈴木の勝ち越しタイムリーでついに試合をひっくり返した!さらに盗塁で3塁に進んだ鈴木が相手パスボールで生還する大活躍でこの回4点で一気に優位にたった。
逆転リードをもらった石井は3回以降ピッチングのギアをあげる。11年ぶりキャッチャーの芝田も前半は気を失いそうになりつつ徐々に石井とのコンビネーションもあってきた。3回裏にはワンアウト後のサードゴロを西村が華麗にさばきファーストに向け10歩ステップを踏むという味方をも幻惑するプレーのでアウト、3番にライトオーバーのスリーベースを打たれたもののつづく4番をキレ抜群のチェンジアップで三振にきってとりこの回無失点。投打のテンポが徐々にあってきた。
すると5回表のビッグアプセットの攻撃、先頭のキャッチャー守備で燃え尽きかけてきた芝田が渾身のスイングでライト前に弾き返すと盗塁で2塁へ、ワンアウト後谷上のレフト前ヒットで1・3塁となったところで、さきほどタイムリーの6番鈴木がストレートをジャストミート、鈴木18番の鋭い打球が右中間を突破すると芝田、谷上が相次いでホームイン、打った鈴木は煙を吐きながらセカンドベース近辺でようやく加速するがすぐに燃料切れ、しかしサードコーチに入っていた櫻町監督は大きく腕を回しホーム突入を指示、鈴木も果敢に3塁を回るがすでに燃料切れで慣性運転モードに入っていた鈴木はホーム前で憤死、ホームランとはならなかったが見事はタイムリースリーベースで2点を追加、試合を決めた!
一方石井は相手打線がふた周り目に入った3回から配球を変えたうえで絶妙のコントロールと多彩な変化球で相手打線を翻弄、キャッチャー芝田も鋭いキレのボールに必死にくらいつくキャッチングでホームを死守、石井は4・5・6回の3イニングを無四球ノーヒットにおさえる完璧なピッチングでシルバーフォックス打線につけ入る隙を与えず6回完投、7-3でビッグアプセットの完勝となった。
日本全国に到来する不安定な低気圧の影響でこの日最高気温は29度と暑さは控えめだったが、それでも高い湿度と時おり襲ってくる直射日光に身体中の水分がどんどん失われる、6イニングホームを死守し真夏のキャッチャーの大役を貫徹した芝田は試合後放心状態、ひさびさサードの西村はひとつエラーはあったものの4つのゴロを華麗にさばき、ガルシアパーラと称されたかつての名手の片鱗をみせ、スタメンライトの大河原も蹴りだしキックの謎のプレーをみせたものの、生涯初めてと思われる全イニングフル出場に充実の笑顔、メンバーの足りない状況に駆けつけた鈴木もタイムリー2本、最後はホームラン狙いの全力疾走をみせナインの称賛を浴びた。そして暑さをものともしない見事なピッチングでハーラー断トツトップの9勝目、勝利・防御率のトップを維持するとともに2017年以来5年ぶりとなる年間ふたケタ勝利に王手をかけた。
守備緊急事態宣言発令下での絶体絶命と思われた試合で、石井のナイスピッチングとオヤジメンバーの奮闘での快勝、充実のゲームに試合後のビッグアプセットナインも最高の充実感、最高の気分で久しぶりに雑司ヶ谷の名店・風味亭に集結、次々と供される生ビールが乾いた全身に沁み込み、風味亭ご主人の絶品餃子・麻婆豆腐をカツ食いし、奥様の素敵な笑顔に癒されながら野球談議は終わることがない。来週はお盆休みでこれで前半戦終了だが、今シーズンは中止がほとんどなくここまで29試合と昨年を4試合も上回るハイペースで試合消化はすすむ。大河原への一日200回素振り指令も決議され、残りのシーズンへの決意も強まる、伊藤の三冠王、石井の投手二冠、これらを阻止するのは誰なのか、また西村の通算500試合、芝田・櫻町の通算300得点(史上発)、芝田の通算400安打などの大記録達成も近い、後半戦への決意とオヤジの底力をみせた充実のゲームへの満足感、フルイニング守備を守り切った喜びに浸りながら、風味亭の宴は終わることなくつづくのであった。
<監督コメント>
前半戦最終戦は芝田キャッチャーフル出場、大河原ライトレフトにフル出場、櫻町ファーストフル出場、やや若手の鈴木さんもレフトライトにフル出場、センター谷上くんは90度の外野全てをカバー、西村サードフル出場で快勝❗️
やればできる❗️
守備はほぼ気合いで乗り切り、石井さんはこの状況を受け入れ(るしかないが)力まず楽しんで完投、打線は1番西村がダイヤモンドを疾走して2得点、西村に加えて櫻町、鈴木さんの巨鯨コンビが揃って3盗❗️オヤジ中心でチーム14盗塁の走力を見せ、西村が肩痛後初めてのサードで躍動、櫻町も1、2塁間のゴロをダッシュで好捕、芝田も上手いキャッチングでナイスキャッチャー❗️
丸野、鈴木、谷上のわずかな30代と大勢のアラカンオヤジの全力パワーで、走攻守文句なしの快勝、前半戦を気持ち良く締めくくりました❗️
みなさん前半戦お疲れさまでした❗️
これで前半戦29試合をエンジョイカップ優勝や野田の史上初の平日野球開催など充実の18勝8敗3分で終了。後半戦も最大16試合やれれば年間45試合、もしかしたら30勝近くイケるかも知れません。
来週8月13日(土)はお盆休みにします。
後半戦は8月20日(土)からスタートです。
後半戦も楽しみましょう❗️
では20日❗️
みんな、よろしく❗️