Q7) 塗装に関してお尋ねします。

塗装が家具の様に奇麗なのですが何を塗るとこの様に綺麗になるのでしょうか?

他のスピーカー台を塗るのに参考になればありがたいのですが、お時間のある時にいつでも構いませんので宜しくお願い致します。

A)

ご質問の件ですが、まず用意する物は「和信ペイント 水性ウレタンニス 透明クリヤー 艶アリ」と幅10cm程度のスポンジ刷毛、そして蓋が出来る幅10cm以上の容器とお水、そして600番程度のサンドペーパーです。

塗装したい面を水平に置いて一面ずつ塗装します。

塗装にはチョットしたコツがあり、水性ステイン等で着色した木地(未塗装・無地も可)を600番程度のサンドペーパーで軽く整え、水性ウレタンニスの原液を10%ほど水を加えて薄め、全体に白い膜が出来る様にスポンジ刷毛で伸ばします。

その際、水性ウレタンニスはタップリ付けて、木地全体がしっかり濡れる様にします。

木地への最初の塗装は意外と吸い込んでしまうため、ガサついた感じですが、そのまま乾かして下さい。

硬化までは夏で3~4時間、冬で6時間程度必要です。

この繰り返しで必要面に一回目の塗装を行い、二回目以降に移ります。

二回目以降は一回目同様、ザラついた木地を600番程度のサンドペーパーで整えます。

その際、表面が白くなっても大丈夫です。

擦りガラス同様、水性ウレタンニスで濡れれば、また透明になります。

二回目以降は水性ウレタンニスを更に10%ほど薄めて、一回目同様に一面ずつ塗ります。

その際、スポンジ刷毛には水性ウレタンニスをタップリ付け、ニスの白い水膜が一面に広がる様に伸ばしていきます。

スポンジ刷毛の枝の部分を二本指で軽く持ち、刷毛を極端に斜めにして腹の部分で伸ばすのが綺麗に塗るコツです。

硬化したら600番程度のサンドペーパー・塗装と3度ほど繰り返せば、深みのある光沢が得られる様になりますが、4度・5度と塗り重ねれば更に光沢に深みが増します。

水性ウレタンニスだけでも十分ですが、車用の鏡面仕上げ用のコンパウンドでバフ掛けすれば、更に光沢に深みが増します。

手間と時間がかかりますが、出来上がりは驚くほど奇麗なので、是非チャレンジしてみて下さい。