スピーカー試聴
PCMレコーダー LS-14による空気録音
MP3 320bps 内蔵マイクでステレオ録音しています。
MP3 320bpsでの周波数特性 (20~20Khz)
高性能なヘッドホーン等で試聴をお勧めします。
ご自身のヘッドホーンの評価は、YouTubeで大体確認が可能ですが、デジタルフィルタリングされている為に低域は30Hz程度、高域は16KHzでカットされている様です。
バックロードホーンの評価は、それぞれのスピーカーユニットの最低共振周波数(F0)より低い周波数が拾い出せているか・・・ですから、30Hzが再生可能なヘッドホーンなら概ね大丈夫と言う事になります。
まずは下記のURLで、30Hzの音を確認してみて下さい。
LS-14の内蔵マイクの左右の角度が90度の為、スピーカーの間隔は1mで直角二等辺三角形の長辺とし、LS-14の左右それぞれのマイクに正対する角度で設置。
LS-14のマイク位置はスピーカーユニットの高さで収録。
無響室で無い為、部屋で起こる定在波や残響、その他ノイズが混入しています。
サンプル曲
ベルリオーズ:幻想交響曲 作品14
「第4楽章」 断頭台への行進
レナード・バーンスタイン指揮 ニューヨーク・フィル交響楽団
1963年 録音 FLAC から MP3 320bps に変換
変換ソフト 「fre:ac - free audio converter」
アンプ TEAC AI―301DA-SP USB・DAC入力
FE166NV専用機による空気録音 (4分23秒に電子音混入)
口径16cmならではの余裕の低域再生能力には、作者である自分自身もビックリでした。
口径が大きくなるにつれ高域再生能力が落ちるのが常ですが、FE166NVは意外と高域も綺麗でコストパフォーマンスは最高です。
30cmウーハー搭載の高級機に勝るとも劣らない性能を、是非音楽のお供に加えてあげて下さい。
大きな特徴としては小音量で聞いても低域の落ち込みが少ない点です。
Q0値0.27と、比較的能率の良いユニットの特長が顕著に出たためと推測されます。
FE126NV専用による空気録音(4分21秒に電子音混入)
FOSTEXのNV系スピーカー群の中で「FE166NV」と「FE103NV」の中間に位置する「FE126NV」ですが、価格は「FE103NV」寄り、パフォーマンスは「FE166NV」寄りと、コストパフォーマンス的には悪くはないユニットです。
初代FE103NV専用機のノウハウを基に、途中から広がり係数を変えるという冒険策が上手く当たり、低域から高域まで癖の無い特性が得られ、ハードロックからクラシックまで無難に熟すパフォーマンスは、このクラスでは他に例を見ないカモ!
周波数特性的には60Hz程度まで十分な音圧を持ちながら、なだらかに減衰して20Hzまで伸び、オーディオファンには有名な、テラークレーベルのチャイコフスキー大序曲1812年(キャノン砲実音入り)を見事に再生してくれます。
低域の厚みは「FE166NV専用機」には及ばないものの、試聴でもスイッチングして聞き比べなければ判らない程です。
是非実際に聞き比べして、その実力を体験してみて下さい。
Dー10バッキー魔改造
FE103NV・NV2専用機による空気録音
FE166NV専用機と比較すると低域の厚みに若干の物足りなさはありますが、口径10cmの普及版スピーカーユニットにしてみたら、これだけの低域の厚みがあれば十分では無いでしょうか?
F0値91.8Hzのユニットを70Hzにまで拡大し、さらのダラ下がりで20Hzまで伸ばしたエンクロージャーは他には例が少ないのでは無いかと感じます。
先日Dー10バッキー+FE108EΣで周波数特性を測定した結果、低域の特性はDー10バッキー魔改造(当機)の方が優れており、試聴でもその差は明らかでした。
中高音は流石に高価なユニットだけあって切れが良く繊細な印象ですが、それがかえってクラシックやジャズには棘として感じる事が多い印象です。
勿論、FE103NVを聴き慣れていると言う影響も少なくは無いと思いますが・・・。
新設計FE103NV2専用機による空気録音
Dー10バッキー魔改造機に比べて、低音再生限界を70Hzから65Hzに下げる事ができ、僅かですが音に厚みが増した印象です。
FE103NV2は安価に入手でき、バックロードホーン入門には最適なユニットですが、音質は音に精通したオーディオメーカーに在籍されていた方からも好評を頂き、メインのスピーカーとしても十分なパフォーマンスを発揮してくれます。
是非、その実力を試聴でお確かめ下さい。
FE108EΣ専用機による空気録音
Dー10バッキー魔改造 FE103NV・NV2専用機に比べると低域特性は僅かに劣りますが、能率の良いFE108EΣユニットの特長である切れの良い中域と伸びの良い高域がバランスして、10cmクラスのハイエンドとしての相応しい音場空間を作ってくれます。
低域の苦手な高能率のユニットで、中高域のパフォーマンスを落とす事無く低域特性を稼ぐのにはだいぶ苦労しました。
完成に至るまでの経過は「掲示板」で紹介しております。
オリジナルのDー10バッキー+FE108EΣで、低音の不足に悩んでいた方には最良のエンクロージャーが出来たと自負しています。
我が家の壁に掛けられた試作機です
壁掛け型Lによる空気録音
上位機種と比べると流石に低域の再生能力は劣りますが、「口径4.5cmのダイソー300円スピーカー」としては考えられないくらいのパフォーマンスを発揮しています。
専用設計の大切さは、口径4.5cmのこの壁掛け型スピーカーで十分理解できたのではないでしょうか?
また、サイドに配置した超小型でスピーカーのおかげで設置間隔を最大限に取れるため、置き型スピーカーでは考えられない部屋中に広がる音場空間を味わえます。
寝室やダイニング・又は店舗等、設置の難しい場所でも壁掛け型なら邪魔にならずに素敵なBGMを楽しむ事が可能です。
左の写真の様に素敵な絵や写真を貼って楽しんで頂く事も可能です。(A3ノビサイズ対応)
今後も他機種の試聴を順次UPする予定ですのでご期待下さい。
再生中、または切り替えて試聴を繰り返した場合、止まってしまう現象が起きる場合があります。
ほとんどの場合「リロード」で復旧しますので、お試しください。
尚、視聴に使用した曲は著作権の期限が切れた録音の物を使用しています。
原曲は 「Blue Sky Label」 よりDLさせて頂きました。
友人より「どれも土管臭がする」と言う指摘を頂きましたが、これは収録したホールの残響(ホールトーン)が影響している音で、土管臭さでは御座いません。
一番上にあります原曲はLP音源をそのままFLACに落としたものをMP3(320bps)に変換した音源で、劣化は御座いません。
是非、聞き比べて頂ければ、それぞれの性能がご判断できると思います。
ご試聴の感想やご要望等が御座いましたら「掲示板」の方に遠慮なくご記入下さい。