球審の用具の装着

1.マスクの着脱

  1. マスクの着脱は、左手で行います。

    • 判定に使う右手は、いつでも空けておくようにします。

    • マスクを右手ではずした場合、左手に持ち替えなければならず、とっさのジャッジに支障をきたします。

  2. マスクの中央部に目の位置が合うように、縦と横のベルトを調節します。

    • マスクの中央部は、視界をさえぎらない形になっています。このスペースに目を合わせないと、顔が上向きや下向きになってしまいます。

  3. マスクをはずすときは、左手の指三本(親指、人差し指、中指)でマスクの左側の下部を握り、前に引いてから押し上げるようにします。

    • 左手の薬指と小指でインジケーターを持ちます。

    • 前に引かずにマスクを上にあげると、帽子も一緒に脱げてしまいます。

  4. 打球から目を離さないようにするため、マスクをはずすときに下を向かないよう注意します。

    • ファウルライン際の打球や、投手や内野手への低いライナーのときなど、打球から目を離して下を向いてしまうと、正しい判定ができなくなります。

2.チェストプロテクター

  1. 垂れ下がった状態では危険です。鎖骨をしっかりガードできるように、背中側にある上下のベルトを調節します。

  2. 試合中にプロテクターがずれないように、左右のベルトを調節して、身体にフィットさせます。

3.レガース

  1. すねをガードするためまっすぐに装着します。ベルトを調節して、試合中にずれないよう注意します。

  2. 特にスロットフット(打者側の足)のレガースを正しく装着しないと、ボールが当ったときに負傷する危険があります。