内野ゴロフェア・ファールの打球判定
三塁塁審で説明していますが、一塁塁審でも基本的には同じです。
三塁塁審で説明していますが、一塁塁審でも基本的には同じです。
フェアのときは、フェア地域を指さし(ポイント)、何も発声しません(ノー・ボイス)。(写真①)
いい例:写真①
スタンディングでポイントします。ポイントする側に体を傾けると、ジェスチャーが小さくなるので注意します。(写真②)
悪い例:写真②
ファウルのときは、両手を上げて『ファウルボール』と発声します。
両ヒジを肩より上にあげ、両手は自然に開きます。
フェア/ファウルが決まるときは、必ず止まっているようにします。
特にファウルライン際の打球や、野手が地面すれすれで捕る打球などのときに止まっていないと、目線がぶれて焦点が合わなくなってしまうおそれがあります。
ファウルライン際の打球のときは、“ファウルラインを確保”して判定します。
三塁に走者がいる場合、打者が打つ瞬間を3塁走者の身体にさえぎられて見えなくならないよう、ファウルラインをまたいでセットポジションをとります。
(写真③)
写真③
打球が打たれても動かず(前に出ないで)、本塁に正対しています。
(写真④)
写真④
写真⑤
写真⑥
A) 塁審の方がベースに近く、判定への説得力があります。
B) 球審が“ファウルラインを確保”するには、すばやく数歩移動しなければなりません。これに比べ塁審は、すでにファウルラインをまたいでいますので、打球を待ち受けることができます。
塁審は、走者が3塁にいない(ファウルラインの外側に位置している)ときでも、横に一歩ステップするだけでラインをまたぐことができます。
C) 球審は、ベース近辺で3塁手が打球に触れたときは、「判定を3塁塁審に任せる」という気持ちでいましょう。
D) いわゆる「ダブル・コール」(球審と塁審との判定が食い違う)は、塁審が近くで見ている(よく見えている)のにもかかわらず、球審が「張り切ってしまう」ときに起こる傾向にあります。
A) 3塁手への低い正面のライナーの場合、確実に三塁塁審がキャッチを確認できるときは三塁塁審が判定します。
学童の場合、三塁手がベースより前方で守備をしている機会が多いと思います。その場合、確実に見える人(おそらく球審)が判定してください。
あくまでもオープングラブポリシーは普遍的であり、子供であれば球審が打球を判断できる可能性が高いため球審が判定して良く、また三塁審判が横でしっかり見て判定し、キャッチしているなら球審でも急がずゆっくり判定。
もし、ノーキャッチ(ショーバン)なら三塁が先にノーキャッチを言っても良く、球審は先んじて、キャッチコールを言わなければ良い。
B) 3塁手がファウルライン側にダイビングしてライナーに触れるような場合、3塁塁審が判定します。