7. コールする(セーフ)
⑴.走者がベースに触れたときの「写真」を頭の中で確認します。(アウト/セーフを考えます)
(写真①)
写真①
⑵.「間違いなくセーフだ」と判断したときは、セットポジションから一連の動作でコールします。
(写真②)
写真②
セーフのときも、しっかり「写真」を確認してからコールします。
特に、間一髪のタイミングのとき、あわてず、しっかり「写真」を確認する「作業」をしてからコールします。
この「作業」を行っている間に、走者は2歩~3歩程度ベースを通り越しています。
間一髪のタイミングのプレイが起きたとき、両チームの選手や観客は「(アウト/セーフ?)どっちだ」と一瞬考えながら、審判員の判定を待っています。
この「(アウト/セーフ?)どっちだ」という「間(ま)(時間)」を使って、審判員は「写真」を頭の中で確認して、「間違いなくセーフだ」と判断します。
この「間(ま)(時間)」は、長すぎてもいけません。両チームの選手や観客が「(アウト/セーフ?)どっちだ」と考える一瞬の「間(ま)(時間)」の直後に、審判員がセーフのジャッジをしないと、「判定を迷った」と思われてしまいます。
悪い例:
プレイとほぼ同時にセーフをコールすることは、プレイが起こる直前のタイミングで、セーフと判断していないとできません。(写真③)
悪い例:写真③
⑶.その他のジェスチャー
◎タイミングはアウトだが、野手のエラーでセーフになったときは、次のジェスチャーを用います。
1.野手の足がベースから離れたとき
『セーフ、オフ・ザ・バッグ』“Safe, off the bag!”
セーフのジェスチャーに続いて、野手の足が離れた方向に一歩踏み出して両腕を振ります。
写真④「セーフ」
写真⑤「オフ・ザ」
写真⑥「バッグ!」
2.走者がタッグをかいくぐったとき
『セーフ、ノー・タッグ』“Safe, no tag!”
セーフのジェスチャーに続いて、もう一度セーフのシグナルを出します。
3.野手がボールを落としたとき
『セーフ、ドロップ・ザ・ボール』“Safe, drop the ball!”
セーフのジェスチャーに続いて、落球した地面を指差します。
4.野手がボールを“お手玉”したとき
『セーフ、ジャッグル・ザ・ボール』“Safe, juggle the ball!”
セーフのジェスチャーに続いて、“お手玉”のように両腕のヒジから先を交互に上下させます。