(写真①)
写真①
A) ボールがマウンド付近を通り過ぎるころには、目をボールからベースに移すようにします。
B) 目を移すタイミングが遅れると、セットポジションをとった直後にプレイが起こることになり、焦点がぶれてしいます。
A) カメラの三脚を立てて(セットポジション)、走者が触塁したときにベースを中心にすえた1枚の写真を撮り、そしてその写真を頭の中で確認してから判断する、というイメージです。
B) 目で「走者が触塁したとき」を見て、耳で「野手がキャッチした音」を聞き取り、その両者を比べて判断する方法もあります。
(写真②③)
写真②
写真③:写真②を横から
A) ベースに焦点を合わせていますが、視界に「走者の体の全部」と「1塁手の体の全部」が入っていることが大切です。これをセカンド・サイト(second sight:第二の視野)といいます。(写真④)
写真④
B) セットポジションをとったとき、顔が下を向いていると、帽子のつばが視界をさえぎり、「1塁手の上半身」が視界から消えてしまいます。(写真⑤)
こうなると、「見えていないのも(視界に入っていないもの)」が気になり、野手がボールを捕る瞬間にミットを見てしまうおそれがあります。その結果、間一髪のタイミングのときに、どこにも焦点が合わず、「雰囲気」で判断しなければならない事態になりかねません。
悪い例:写真⑤