第24回 運営推進委員会
小規模多機能ホームうらら
日時 平成26年2月14日(金)13:30~15:00
場所 うらら地域交流室
参加者
利用状況・近況報告
住宅型有料老人ホーム グループハウスうらら
現在の利用状況を報告。入居者8名/8名定員 満床(2/1付)
男性3人 女性5人
小規模多機能型居宅介護 小規模多機能ホームうらら
現在の利用状況報告(2/1付)
登録者 15名 /18名定員中(男性3人 女性12人)
3名の方が契約終了(1/31付)
・徘徊が激しく、お正月から10日までの間に3度警察に保護されたことで、家族が施設入所を希望され、1月半ば魚津の有料老人ホームに入所したケース
・平成22年6月から関わらせていただいていた若年性認知症の方が1月末急逝
・1月末に家族による虐待事例(食事、水分の制限や暖房を与えないなど)を、包括支援センターに訴え、急遽、特養に一時入居したケース
いろいろ考えさせられる新年スタートになりました。
スタッフを募集しています。夜勤をしてくれる介護職1名、資格は問いません。
介護は自信がなくても見守りならばと言う方は宿直(20時~8時)。定年後の方でも大丈夫です。どなたか心当たりがあったら是非紹介してください。
ボランティアさん訪問状況
・1/22(水)初釜 茶道の先生を招いて。小川さんと杉原さんに来ていただき、本格的なお手前を見せていただきました。
・囲碁や傾聴ボランティアさんも継続してきてもらっています。
研修報告
1月23日 ライフサポートワーク研修inサンシップ(右井、渡辺 参加)
要介護高齢者を支えるには24時間365日継続するケアプランが必要です。
従来の介護サービスにこだわらず、頭を軟らかくしてアイデアを数多く出し合うと言う練習をしました。この点はうららの「いいと思ったらやってみる!」精神と共通するところがあります。
2月7日 家族と施設のあり方について考えるinうらら(家族交流委員会)
うららは24時間365日利用者を支えるサービス事業ではありますが、私たちは一生懸命関われば関わるほど、ご家族の役割さえも取り上げて、利用者には逆にさみしさや孤独感を感じさせているのではないかと言うジレンマに落ちいっています。
3月末に開かれる家族会では、今までの「交流会」ではなくスタッフと家族の「懇談会」というスタイルでやってみようということになりました。
その他
虐待事例を通して
今回は食事の制限、受診させない、オムツを替えないなどの介護放置が、緊急対応的に特養入所になりましたが、ここまでくるまでに長い年月がかかりました。
21年4月利用当時から家族の介護放置の実態はあり、役場にh22年7月、h23年11月に相談に行っているが、家族も本人も入所を希望していないとの理由で今後の様子を観察となった。今回、動きがあったのは、異常な寒さの中暖房が与えられず、本人が家から出て、転倒し近所の人が呼んだ救急車で運ばれるという一件があり、福祉課長が苦肉の策で「包括支援センターで会議を開き、そこで入所の必要ありと判断されれば緊急入所可能かも・・・」とアドバイスくださり実現した。それがなければ今でも在宅生活が続いていたと思う。それでも相談した日から入所するまで17日間もかかった。
しかも、緊急入所は3ヶ月間の約束なので、4月にはまた在宅に戻し、正式に入所の順番がくるまでは待たなくてはならない。不条理に感じるが、「虐待ケースを先に入所させたら、虐待したもん勝ちになる」と、特養の入所担当者が言われるのも一理あると思う。
今回、問題にしたことで、役場や包括支援センターから家庭訪問してくれたので、家族に「あなた方がやっていることは虐待です。この事実は役場の知る所になりました。」と注意勧告することができました。だから、もう一度、在宅でやり直してみる試みもやってみなくてはいけないとは思っています。でも、これからは役場や包括支援センターの監視下にあることを示して欲しいです。
虐待ケースは掘り起こせば、まだまだたくさんある。今回は家族に虐待の意識がなかったが、虐待と分かった上でやっている人は隠していると思う。当事者もつらいし介護者もつらい。国の方針が「施設より在宅介護中心で。地域で。」との方針なら、こういった事態もちゃんと考えた制度を作って欲しいと思う。
施設の中でのケアスタッフによる虐待も問題になっている。ニュースになるような事例は極端だが、うららでも虐待と思わずにやってしまっていることはないか、毎年1回振り返りの機会を持っています。
・安全と称した過剰な身体拘束はないか?
・冗談のつもりが「からかい行為」になっていないか?
・排泄介助時、声かけからプライバシーは守られているか?
ニュースになるような施設は、監視するシステムが働いてないのではないか?と思う。でも、第三者評価や監査も書類を見るだけ・・。
やはり、日頃の様子を公表することが大切だと思う。ボランティアを積極的に受け入れたり、福祉委員の訪問を受けたり。推進委員のみなさんにも、その役割が課せられていると思います。是非、委員会の時だけでなく、普段のうららを訪ねてみてください。