国立科学博物館気象業務150周年企画展「地球を測る」の見学会を開催しました(2025/4/6)
2025年4月6日(日)、国立科学博物館(東京都台東区上野公園)の気象業務150周年企画展「地球を測る」(主催:国立科学博物館・特別協力:気象庁・協賛:日本気象協会。6月15日(日) まで公開)の見学会を開催しました。9名の参加でした。
展示の見学に加え、企画展を監修された国立科学博物館の室谷智子氏が一般向けに企画展のポイントを解説した「研究者によるディスカバリ―トーク」(一般公開のイベント)に参加し、質疑応答の機会をいただきました。気象のみならず地震・火山や海洋など地球上の各種現象を測り、データを残し、活用する人間の営みを表現した企画展のねらい、準備に2年以上の期間をかけて専門家のネットワークも使って多くの展示品をひとつひとつ吟味して集めていることなどを詳しく説明していただきました。しっかりしたコンセプトのもとに、実物資料により歴史を表現して公開する博物館の活動を理解することができました。実際の展示では多数の測器や観測記録に加え、2024年能登半島地震の海底津波堆積物の実物資料なども強い印象を与えていました。ディスカバリートークの後、他の参加者と一緒に展示を観覧し、情報交換・交流を図りつつ理解を深められた方もおられたようです。これからも気象学史に関する研究推進に資するため、博物・資料展示や施設等の見学会などを随時実施していきます。(2025/5/1)
a) 国立科学博物館気象業務150周年企画展「地球を測る」のバナー展示。同博物館日本館の中央ホール1階から3階までの吹き抜けに、大気の鉛直方向の広がりとそこで行われる様々の観測を、実物の測器も多く使って表現している。
b) 企画展を監修した同博物館・室谷智子氏によるディスカバリートークの様子(2025年4月6日・同博物館地球館講義室)。
参加者アンケート集計結果
アンケート集計
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