本城直季さんのジオラマ風写真を娘から紹介され
そっくりなジオラマを作って見ようと思ったのがきっかけです。
その場所はお茶の水から秋葉原間の風景を鉄道を含めて
撮影した写真で、ジオラマ風に見えるのが不思議でした。
当時はロケハンに出かけたりして、外堀通りの特徴や
土手の様子、神田川の水の色、桜の木の位置などなど
を見てきました。更にネットの写真などを参考にしました。
一番難しかったのは、鉄道と橋の交差、松住町架道橋の製作
でした。
レイアウト構想は考えましたが、どのような順番で
進めていったら良いのかかなり悩みました。
諸星先生は「できるところからやっていきましょう」と助言を
してくださいました。
丸ノ内線のトンネルは側面から覗いたときにまっすぐ見えるように
ざっくり上から下までナイフでカットしました。トンネル部分を
取り除き、再度つなぎあわせる方法をとりました。
穴埋めは紙粘土です。
線路や信号所などを仮置きしてみます。
松住町の架道橋の製作は設計図を書くことから始めました。
この図の上に0.2mmの透明プラ板を置き、固定した後、
ストーブの熱で柔らかくしてアーチ状に曲げたプラ棒をセメントで
接着していきます。他のパーツも全てを接着して乾燥させたのち、
プラ棒以外の透明な部分をカッターで取り去ると橋の半分が出来上がります。
同様にあと1枚を作り、下部と上部を作ればできあがりです。
松住町架道橋と神田川にかかる橋の完成写真が見つかりました。
神田川の塗装とリアルスティックウォーターの流し込みで
艶を出します。神田川の色って深い緑色なんですね。
堤は菜の花を一面に黄色で
架道橋と神田川にかかる橋、架線柱、建物を配置します。
ガードレールをツタで覆い、自動車や人物を置いていきます。
さらに桜の木や草花を植え、最後に電車を乗せました。
完成したジオラマと秋葉原のビルの写真を背景に写真を
とりました。
全景の写真を違った角度から2枚撮影しました。
当初の目的だった本城直季さんの写真と同じ様に
なったでしょうか?!
本城さんの写真をパソコンの背景画面にして、
手前にこのジオラマを配置して写真を撮りました。