この作品は2012年5月~8月にかけて製作した
ナローゲージ車両用のジオラマです。
2012年のJAMコンベンションに出展しました。
ナローゲージの車両をB4レイアウトで走らせたいと思い、
製作を開始したわけですが、当初は石炭採掘場は考えていませんでした。
ミニトレインズのナローゲージのセットをただ走らせることだけを
イメージしていました。
レールを敷いて、ミニトレインズの機関車と貨車を置いてみました。
上のレールと下のトンネル入り口との交差がうまくいかないので
上のレールを曲げて斜線部分をカットすることにしました。
次は左側の橋脚を作りました。この橋は小泉先生の著書、
「Oナロー トロッコ モデリング」を参考にして作りました。
上部に手作りで見合った工場を作りあげるのは、私にとっては難題でした。
採石場を調べていく内に、FALLERの石炭採掘場のプラモデルキットが
見つかりました。HOスケールとNスケールがありましたが
納まる大きさはNサイズでした。¥8,000以上しましたが
迷わず購入しました。
掘り出した石炭の山も作り、建物の間に入れるのは
たいへんでしたが、何とか入れ込みました。
キットの中に、石炭が入っていたので、山の表面にまぶして
全体を真っ黒な山に仕上げました。
この段階では、まだまだ殺風景ですが、石炭採掘工場は
上の線路の内側にぴったり納まりました。
橋桁をセットした橋梁も完成しています。
次は木々を植え、道路を造り、ブルトーザーを配置しました。
下の線路にはジーゼル機関車と貨車を走らせています。
更に、線路の上に小屋を造ってしまいました。手作りの作業場です。
危ない建物ですが、いい雰囲気に仕上がりました。
完成まであと少しの状態になりましたので、機関車を走らせて
それを眺めながら、ひとまず休憩です。
まだ橋の下が未完成なので、川を造り、周りを草や花で飾ります。
2012年8月コンベンションの直前に完成しました。
初期の構想と変わってしまいましたが、中央に石炭採掘工場を
配置したことでバランスの取れたジオラマになり満足しています。
2012年のJAMコンベンションでは
NGJの小泉先生に「よくまとまっているね。」
とお褒めの言葉をいただきました。