本城直季さんのジオラマ風写真を参考にして
2012年のJAMコンベンションで発表した-
「神田川と電車Ⅰ」(番外編にページがあります。)
に続き、2015年のJAMコンベンションで
「神田川と電車Ⅱ」を発表しました。
この作品はB4サイズではありませんが、手違いで
移動できなくなってしまいましたので、ご了承下さい。
この作品は「2014年TamTamジオ鉄グランプリ」
で入賞した作品ですが、もっと多くの人に見てほしいと思い、
展示会への出展を決めました。
Ⅰの作品は旧車両で構成されていましたが、Ⅱは新型車両での
構成をめざしていました。しかし、丸ノ内線の新型車両は
Nゲージの6両セットしか販売されていませんでした。
価格が¥14,000前後でしたので、1両分の投資としては
高額だったこともあり、未完成での応募となりました。
今年、KATOから基本セット3両(サインウエーブ)が発売され
これを購入し、ようやく全ての新型車両が揃いました。
コンテストではジオラマの大きさが最大で
15cm×15cm×35cmと制限されていました。
ⅠのレイアウトはA4サイズでしたので幅が極端に
短くなり、高さも3層の線路を組み込むには
ぎりぎりでした。土台はMFボード3mmを使い、薄く
しました。
松住町架道橋と神田川にかかる橋はほぼⅠと同じで
保管してあった型紙から自作しました。
橋に続き、建物の製作を開始しました。信号所はアクセント
として重要です。また、Ⅱでは新たに大型のビルを
コーナー部に置きました。
外堀通りの商店街に見立てて、4軒を設置しました。
パン屋さんはジオラマの大きさの制限を越えるので
斜めに切り落とします。その代わりに内部が見えるように
なりました。ガードレールにツタがからまっているところは
この通りの特徴のひとつです。
ほぼ完成の段階となりましたが、まだ細部の加工がいっぱい
残っています。
商店街ができあがると通行人や車両を配置します。
横断歩道や信号機、街路灯などを設置すると街に活気が出てきます。
土手に菜の花、川縁に桜の木を1本、木の下では
お花見をしています。家族づれが電車を眺めています。
電車の連結部は呉尾律波先生の「ホロンブス」をまねて
作りました。ついでに落下防止板も付けました。
新型車両の総武線の運転席です。Bトレインですが、かっこいいですね!
コンテストに出す直前の写真です。丸ノ内線はレールだけ
です。もの足りませんでした。
アクリルケースに入れた「神田川と電車Ⅱ」。タテ、ヨコ、タカサ
全てがギリギリです。
コンテストから1年以上経過し、今年のコンベンションに出展するため
手を加えました。最初に丸ノ内線の新型車両を購入し、
ジオラマにセット完了しました。そして架線を2重にしました。
上から総武線、中央線、丸の内線が交差し、
神田川には屋形船が浮いています。
これでジオラマの完成です。