演者: 井上 尊生 (JHU)
演題:(準備中)
要旨:(準備中)
演者: 鈴木 里沙 (島津製作所)
演題:島津製作所 北米R&Dセンターの取り組みについて
要旨:当社は2024年4月にアメリカメリーランド州にあるShimadzu Scientific Instrumentsの本社にR&Dセンターを開所しました。R&Dセンターでは、日本本社と連携し、カスタマーニーズに沿った装置やアプリケーション開発をし、グローバルに発信しています。本講演では、R&Dセンターで注力している製薬市場に対する活動と、近年着目されているワクチン製造に関わる活動を中心にお話しできればと思います。
粒子の分子量分布やサイズ分布を評価する手法としては、電子顕微鏡などを利用して観察する方法、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を利用してカラムで分離し、サイズ分布を測定する方法などが従来よく使用されています。電子顕微鏡などでの観察方法では、目的サイズのものを分離分取できなかったり、大きな物質の奥に隠れた物質は観察できないといった課題があり、HPLCを用いてカラム分離する方法は、分離可能なサイズ範囲が狭く(数nm-100 nm程度)、広範なサイズ分布を有するナノ材料のサイズ分布に適さないといった課題があります。
これらの課題に対し、フィールドフローフラクショネーション(FFF)はサンプルの持つ拡散係数の違いによって分離を行う分級法で、広いサイズ範囲に対応できることから、粒子の特性解析、特に近年はワクチンなどのバイオ製剤の特性解析手法として着目されています。FFF技術が発明され、論文化されてから今年で60年。流れ場、遠心力、磁場など様々な分級原理が存在しますが、その中でも今回は遠心力を用いた遠心型流動場分離法(CF3)のバイオ製剤における新たな可能性についてご紹介したいと思います。
開始時間:2025/12/13(土)18時半~
会場:Rangos 590