滞空時間競技用 折り紙ヒコーキ
滞空時間競技用 折り紙ヒコーキ
紙飛行機の滞空時間は、投げ上げ(獲得高度)と沈下率に依存します。
紙の強度により、投げ上げ速度が制限されるため、使用する紙に対応した、滞空時間の物理限界があると考えられます。
この物理限界を計算で求めるのは不可能に近いと思いますが、折り紙ヒコーキ協会公式記録を見ると、「折り紙ヒコーキ協会認定 競技用紙A5」では、25秒程度に感じます。
それ以上のタイムは、上昇気流など、条件が良い時だけに限定され、このため、長い年月に渡り、ギネス記録が更新されていないのだと推測します。
ギネス記録達成時の条件で、滞空電卓で計算すると、初速82.7km/h、滞空時間26.1秒でした。ギネス記録の29.2秒間飛行するためには、計算上、6.4cm/sの上昇気流が必要になります。
30秒オーバーのためには、
厚い紙を使用して、沈下率を犠牲にして強度を向上させ、初速を大きくするために投げの体力と技術を磨く。
ゆるやかな上昇気流が自然に発生する、競技会場を設計建築する。
のどちらか、しか道が無さそうに見えます。
[追記]
2026年2月11日に、ギネス記録が31.2秒に記録更新され、30秒をオーバーしました。
厚い紙は使用していないようですが、テープで補強することで、大幅に強度が向上していると思われます。
紙の曲げ剛性を測定すると、紙を2枚重ねると2倍になりますが、2枚を接着剤で貼り合わせると理論通りに8倍(接着しない場合の4倍)になります。
テープ補強による翼の剛性向上は測定できていませんが、強度に余裕がありそうなので、投げの技術が向上すればタイムが伸びそうです。