やまなみ工房の想い出

妹尾隆一郎と出会って数年経ったころ、とても楽しそうに携帯電話で話していました。

電話のお相手は『やまなみ工房』のお子。

「何度か電話をしてきてくれるんや」とても嬉しそうに言うのでした。

「どうしたらハーモニカうまくなるの?とか訊かれて、あれこれ話すんや。」

先日、箱を見つけました。

中には『やまなみ工房』の想い出が入っていました。

隆一郎は二度の引っ越しの時もこの箱を大事に持っていたのでした。

2021年 3月 妹尾菊江




妹尾隆一郎が大事にしまっていた『やまなみ工房』の想い出

写真には '97 1 17 の年月日がありました。 1997年1月17日の写真でした。

色紙に書かれていたのはこんな言葉です。 いい歌をきかせて下さい ハーモニカの歌がききたいです。 ぜひきてください。まってます。 たのしみにまっています いい歌をきかせて下さい。楽しみにまっています。 せのさん来て下さい。 いいこんさときてください うたをきかせてください やまなみにきてください コンサトすきです

妹尾さんの宝物をみつけたのですから想い出だよ〜に残しましょう。

2021年 3月 妹尾菊江




箱のなかに有った宝物




やまなみ工房ニュース(冬号)1996.12.9.

すべての人々が人間らしく豊かに育ちあえる地域づくりを

社会福祉法人やまなみ工房後援会

設立総会 1996.11.16

アイルランド政府奨励基金拝受記念 1996/12.5.




ABLE ART [魂の芸術家たちの現在]

ABLE ART_p32 やまなみ共同作業所のページ





ワンダー・アート・コレクション ’96

日本障害者芸術文化協会

第2回公募展 作品集




絵葉書が5枚入った封筒の中身は..




この土偶はず〜と前にやまなみ工房のどなたかからプレゼントしてもらった、と隆一郎が言っていました。私達はツノがあるから『オニチャン』と呼んでいました。オニチャンはお花が似合いました。

大阪府豊中市に部屋を借りた2016年3月から、この土偶は玄関を入った所で私達の帰りを待ってくれていました。

隆一郎が亡くなって私はこの土偶を大阪に置いておきたいと思い、毎月ライブ&セッションをしていたお店に置いて貰う事にしました。最後のライブも演らせて頂いた所に隆一郎がいつでも遊びに行ける様にと思ったのです。

この土偶の作者が判らなかったのですが、今回判明しました。山際正巳さんです。

冊子にこんな文章をみつけました。

マサミの作品には、人間の表情をとらえ、人々の生活・人々の内面を表現しようとした作品が多い。それ故か、マサミの土人形にはやさしい心をもつ人間の目がある。

やまなみ工房「ころぽっくる」

まさにその通り!! 隆一郎も同感でしょう。





やまなみ工房の子供たちと楽しんでいる動画をみつけました。

1997年5月18日のコンサート