妹尾隆一郎本人のコメントがあります。
2008.12.21.
皆様、御存知のグヤトーンから出たハープ専用アンプ HP-300(Harpist)である。
僕自身その開発に参加したもので絶対の自信を持って、皆さんにお勧めするアンプです。
リバーブは附属していなくて、プリアンプとメインアンプとの間に各自が好きなリバーブユニットを追加出来る様にインとアウトが装備されている。
僕自身は、一切のユニットを追加しないで、このアンプを素のまま使っている。
25cmのスピーカーをトランジスタで30Wの定格出力を持つメインアンプで鳴らしているが、たいがいのステージで充分な体感パワーを持って鳴ってくれます。
トーンコントロールとインプットゲインを受け持つプリアンプ部は12AX7を2本使った真空管アンプで構成されていて、この部分の回路は自分で設計しました。 その分、厚い音色が充分得られます。
Seno-Tera 『One More Mile』や塩次伸二氏とのDuoアルバム『S.R.S.S.』などで使用しています。
こちらにも詳しい話がありますので、ぜひ御覧下さい。
https://sites.google.com/view/skikue/想い出話だよ/グヤトーンのハープアンプ開発の真実
もちろん掌に載る位の大きさ、これをマイクとアンプの間に使用するブースター系のプリアンプ。
50年代のハープのヒズミ感がたまらないがアンプの出力が大き過ぎるとハウリングが盛大に出るので
50年代の音色がお望みの方には試してみる価値有り。
内部で使う電池は単3が6本で9V
スピーカーが10cmなので実際出力は3Wくらいの感じ...
10数年前に参加した B'zのアルバム『7th Blues』で使用した。
マイクはシュアーの545sd とのマッチングがピッタリだった。
僕が好きで吸っていたタバコのマルボロボックスの箱を
そのまま使用しているが、なかなかの鳴り方をする。
紙の箱なので、ていねいに扱わないと.....
9Vの電池で 1.5W位の出力を持つ
ダイソーで買ったミニスピーカーを改造して作ったと聞く
ヴォリュームとトーンのシンプルな構造で
以外に使用感も良く、自宅録音などで使うと良い音がしそうな逸品...
全く何処の製品かどうかも解らない。
多分外国製クリスタルマイクであろう....
実際には出力も不足で形状もハープとの兼ね合いが良く無い。
いわゆる観光バスガイドさん仕様か?
こちらは、完全に日本製。
秋葉原のジャンク屋さんに在ったのを見つけ、楽器屋さんにヴォリューム&シールドを附けてもらった物。
先程の外国製クリスタルマイクが、デザイン的には最高にカッコええ....のに比べ、ハープには使いにくい。
それに比べ、このマイクは手に持ち易く、きっと「ええ音」に違いない! っと確信しては見たが、
やっぱり若気の至り、バスガイドさんの割れたマイクの音がハープに良いのでは?
との思いはやっぱり裏切られたのでした。
写真手前に見えるシールド、右側は短い筒の中にコンデンサマイクユニットが仕込んであり、左側のステレオフォーンプラグをスケルトン(吾妻氏は1980年代に既に未来を先取り)のマイクプリアンプに差し込んで使う。
プリアンプからアンプに繋ぐシールドは普通のギターシールドを使い、この写真には無い。
当時かなり重宝した代物。
コンデンサーマイクの音色は深みと適度な高音の伸びを伴って、フェンダーのアンプやヤマハのギターアンプに良くマッチした使い勝手だったプリアンプに、トーンとヴォリュームを用意して呉れたので、アンプとのマッチングにも使い易かった。
流石、吾妻氏の作品
つい最近まで好んで使用していたが、同じ物を三本も持っているのに全部マイクケーブルの根元がちぎれて接触不良に寄って使用不可能になっている。
修理はなかなか難しい。と云うのは、マイク内部のマイクユニットの線が非常に細くて短いので、注意を怠るとちぎれて、使い物にならなくなる恐れがあり、大概の楽器屋さんが二の足を踏んでなかなか応じてくれないのが悩み。
もともとこのマイクには記憶が有り、僕が中学生だった頃(1964年にはケネディー暗殺事件があった)僕の友人が持っていたソニーのテープレコーダー、勿論モノラルでテープリールは5号までしか掛からない、その上真空管(多12AX7を二本使っていたと思う)を使って録音再生し、スピーカーまで装備、英語の勉強にという目的で友人が親に買って貰い、実際はビートルズとかの録音に夢中になっていた。
そのテープレコーダーに付属の録音用マイクなのだが、カーディオイド型マイクユニットで、今までに使ったどのマイクより気に入っている。
誰か直してくれないかなぁ~!
ハイインピーダンス仕様
本来のマイクケーブルが繋がっていた筈の穴が塞がれていてマイクスタンド用の穴からフォーンプラグを差し込んで使用する様に改造されているのを入手。
やはり古いマイクなので近代のギターアンプには適合せず昔入手し、ちょっと試してからは使っていない。
アメリカ、アスタティック社 MODEL 200S
ハイインピーダンス仕様
マイクケーブル改造済み
マイク本体に On Off スイッチが有り、ハウリング防止に役立つ上なかなかの音がして魅力的
ハイインピーダンス仕様
マイクユニットは、近接音に対して有効で1cm以上離れてしまうと、音声出力が低下してしまうがハウリングに強く、On Off スイッチもあって使い易い。
同社のグリーンバレットに音色&近接効果共に似ている。
マイク本体とシールドを繋ぐコネクタは特殊形状で後に世界標準のキャノンコネクタに似ているが全く互換性は無い。
ハイインピーダンス仕様
このマイクは、何時頃のものかは全く不明だが、これと同じ形のマイクが、とある録音現場で使われているのを発見。
それは、レッドベリーが囚人服を着たままフォークギターを弾き語りしている古い白黒フィルムで、録音スタッフがテープレコーダーを廻しながら片手でこのマイクをレッドベリーの方に向けている映像に登場している。
実際の使用感を云うと、殆ど使えないという代物でしたが、やはり後部に突き出た棒の部分にフォーンプラグを差し込むという物。
ハイインピーダンス(50kΩ)仕様
ジミーロジャースの「Chicago Bound」の裏ジャケにリトルウオルターの写真があって、彼の使って居るマイクの形状に似ていると思い「ひょっとして? 似た音が?」 と思って使って見たら「うううう~ん?」って感じだった。
深みに欠ける高音の割れた音がした。
SHURE:グリーンバレット-1.JPG
SHURE : CONTROLLED-RELUCTANCE MICROPHONE
MODEL NO. CR-42:High Impedance
Made In U.S.A. 付属シールドが長くて収納しにくい為、短く切ってキャノン対応に改造、かなり古い物。
SHURE : CONTROLLED MAGNETIC MICROPHONE
MODEL 620D_DUAL IMPEDANCE・LOW/HIGH
ASSEMBLED BY SHURE IN MEXICO
シュアー社のメキシコ工場製
フォーンジャック内の白線を切り黒色のリードを活かすとハイインピに
これでグリーンバレットが高出力になる....と皆が喜んだ。
それはデフォルトではロウインピだったので、このメキシコ工場製は大歓迎された覚えが有る。
このマイクは自己改造していない。
SHURE:グリーンバレット-2と同じモデルをボディーに穴を空けてヴォリュームを取り付けた自己改造型で、フォーンジャック内は、白線も黒線も繋いでありデフォルトのままなので、ロウインピである。
SHURE : CONTROLLED MAGNETIC MICROPHONE
MODEL 520D DUAL IMPEDANCE・LOW/HIGH
グリーンバレットはシールドが多少丈夫で或程度充分な長さが有るけど、収納して持ち歩く時にめんどいのと時々シールドが根元から取れてしまうというアクシデントにみまわれる経験をしたので、ハイインピ出力に限定しキャノンとヴォリュームを直付けに改造。
このアスタティック社製の JT-30 は、1970年前後に30本だけ輸入された内の一本でグリーンバレットよりかなりチャチなコネクタに接触不良が多発したのでギターシールドを差し込んで使える様に改造した物。
マイクユニットが無指向性に加え出力インピが、もう既に当時のギターアンプとマッチングが悪く
すぐにピーピーとハウる....
しかし50年代のアンプだとなかなかの音がする。
50年代のアンプは出力も小さいし....
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