スプリンクラを追加する
この練習では、リンクされた建築の天井ファミリに対してホストされる、ホストベースのスプリンクラを天井伏図ビューに配置します。これまでの練習で作成したスプリンクラ集計表を、スプリンクラを配置する際の設計ガイドとして使用します。スプリンクラを配置するときに、天井伏図にスプリンクラを迅速かつ正確に配置するためのさまざまな方法を学習します。
トレーニングファイル
[R(ファイル)] ➤ [開く] ➤ [プロジェクト]をクリックします。
[開く]ダイアログの左ペインで、[Training Files]をクリックし、Metric\05_防火\RME_防火_設計_01_m.rvt を開きます。
ホストベースのスプリンクラを配置する
[プロジェクトブラウザ]で、[ビュー(専門分野タイプファミリ)] ➤ [給排水衛生設備] ➤ [消火配管] ➤ [天井伏図]を展開し、[消火配管 天井伏図 2階]をダブルクリックしてアクティブビューにします。
建物の右下のコーナーのスペースを拡大表示します。
[プロジェクトブラウザ]で、[集計表/数量] ➤ [スプリンクラー集計表]を開きます。
[表示]タブ ➤ [ウィンドウ]パネル ➤ [タイル]をクリックして、ビューを横方向に並べて表示されるように整列します。
天井伏図をクリックしてアクティブビューにします。
[設備]タブ ➤ [給排水衛生設備および配管]パネル ➤ [スプリンクラ]をクリックします。
[タイプセレクタ]ドロップダウンリストをクリックし、[M_スプリンクラー_ペンダント_ホスト : 15 mm Pendent]を選択します。
[修正|配置スプリンクラ]タブ ➤ [配置]パネル ➤ [面に配置]をクリックします。
スペース 教室 202 で、カーソルを天井タイルの中心付近に置き、クリックして図のように3 つのスプリンクラを配置します。
右クリック>スナップを上書き>2点間スナップ を利用して、天井タイルの対角の交点を連続してクリックすれば、天井タイルの中心に巣プリン蔵を配置することができます。
[Esc]を 2 回押します。
スプリンクラ集計表が更新され、スペース 教室 205 に追加したスプリンクラが表示されることに注目してください。集計表の[必要スプリンクラー個数]列を、防火システムを設計する際のガイドとして使用できます。この列により、各スペースに必要なスプリンクラの数や、スプリンクラの間の最大距離が計算されます。
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スプリンクラを引き続き配置する
スペース 教室 205 のスプリンクラをコピーして、ラウンジ 206、および コピー室 207 にスプリンクラを配置します。これは、集計表が、これらの各スペースが少なくとも 3 つのスプリンクラを必要とすることを示しているためです。
作図領域で、[Ctrl]を押しながら、配置したスプリンクラを選択します。
[スプリンクラを修正]タブ ➤ [修正]パネル ➤ [コピー]をクリックします。
コピー項目であることを示す境界が表示されることに注目してください。また、カーソルが変化し、[コピー]ツールがアクティブになったことを示します。
オプションバーで、[拘束]がオフになっていることと、[複数]が選択されていることを確認します。
コピーの選択項目付近の左上コーナーを、コピーの開始点として選択します。
図のように左側の 2 つのスペース内の点を選択して、[Esc]を押します。
終点を指定すると、スプリンクラのコピーが配置されます。
ここまでは天井面にホストされるスプリンクラーの配置方法を学習しました。次に他の要素に依存しない、独立配置型のスプリンクラーを配置します。
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独立型のスプリンクラを配置する
このセクションでは、独立型のスプリンクラーを配置し、垂直オフセットを指定して、廊下 (200A、200B、200C)を構成する 3 つのスペース内にスプリンクラを配列複写します。集計表に示された設計要件(スプリンクラの数と間隔)に基づき、システムコンポーネントを配置します。
天井伏図ビューを閉じます。
[プロジェクトブラウザ]で、[給排水衛生設備] ➤ [消火配管] ➤ [平面図] ➤ [消火配管 平面図 2階] を開きます。
WT と入力して、平面図および集計表のビューを横方向に並べて表示します。
平面図で、建物の下のウィング全体を拡大表示します。
[設備]タブ ➤ [給排水衛生設備および配管]パネル ➤ [スプリンクラ]をクリックします。
[タイプセレクタ]ドロップダウンリストをクリックし、[M_スプリンクラー_上向き : 15 mm Upright]を選択します。
スペース 廊下 200A で、図のようにクリックして廊下の先頭にスプリンクラを配置し、[修正|配置スプリンクラ]タブ ➤ [選択]パネル ➤ [修正]をクリックします。
スプリンクラは独立型であるため、0.0 のオフセットでスペースに追加されます。次に、オフセットを調整します。
配置したスプリンクラを選択し、[プロパティ]ウィンドウの[拘束]で、[基準レベルからの高さ]に2900 mm と入力します。
これによりスプリンクラの高さが指定され、スプリンクラを[消火配管 天井伏図 2階]ビューに表示できます。これはコネクタが下を向いた直立のスプリンクラであるため、接続先の配管の上に配置する必要があります。
[OK]をクリックします。
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スプリンクラを配列複写する
スプリンクラを選択したままの状態で、[修正|スプリンクラ]タブ ➤ [修正]パネル ➤ [配列複写]をクリックします。
オプションバーで、次の操作を行います。
[グループ化と関連付け]をオフにします。
[項目数]に14 と入力します。
この番号は、集計表において、結合された 3 つの廊下スペースのスプリンクラの最小数を追加することにより決まります。
既存のスプリンクラの中心を始点としてクリックし、カーソルを右に移動して、3500 と入力し、[Enter]を押します。
[Esc]を押します。
集計表が更新され、廊下の設計要件が満たされていることが示されることに注目してください。
ファイルを保存または保存せずに閉じます。
この練習では、さまざまな配置方法を使用して、2 つのタイプのスプリンクラを配置しました。次の練習では、システム(論理的接続)を作成し、配管(物理的接続)を使用して、スプリンクラを接続します。