スナップ設定を変更する
この練習では、スナップ設定の変更を行います。スナップ設定は、すべてのプロジェクトに適用されるシステム設定で、プロジェクトファイルには保存されません。スナップ設定では、オンとオフを切り替えたり、ショートカット キーを使用して特定のスナップ方法を使用することができます。この練習では、スナップ増分、スナップをオフにする方法、ショートカット キーを使用してインスタンス ベースでスナップをコントロールする方法を学習します。
スナップ増分を変更する
[ファイル] > [新規作成] > [プロジェクト]をクリックして、任意のテンプレートを使用して新しい Revit MEP プロジェクトを開きます。
[管理]タブ > [設定]パネル > [スナップ]をクリックします。
長さと角度寸法の両方のスナップ増分を修正できることに注目してください。ビュー内を拡大表示または縮小表示しているとき、Revit MEP では作図領域の 2 mm 未満を示す部分を増分の最大値として使用します。値の後ろにセミコロンを入れることで、増分を追加することができます。
[スナップ]ダイアログで、[寸法のスナップ]領域の[長さ寸法のスナップ増分]ボックスをクリックして、1000 ; の横に「 500 ;」 と入力します。
[オブジェクト スナップ]で、各オブジェクト スナップ オプションの隣りの 2 文字の頭字語に注目してください。
これらのショートカット キーは、設計での作業中は、いつでも使用できます。たとえば、オブジェクトを壁の中点にスナップしたいとき、SM と入力すると、操作を終了するまで中点のスナップだけが認識されます。オブジェクトを中点に置いてからクリックすると、スナップはシステムの既定の設定に戻ります。
ただし日本語キーボードの場合、全角入力モードの時はショートカットコマンドを受け付けません。必ず半角モードであることを確認してください。
また、モデリング中に 右クリック>スナップを上書き でも任意のスナップを使用することができます。
[スナップ]ダイアログで、[OK]をクリックします。
[建築]タブ [構築]パネル [壁]ドロップダウン リスト [壁]をクリックします。
オプション バーで、[連結]を選択解除します。
作図領域の中央をクリックして、カーソルを右に動かします。
表示される寸法のスナップの増分は、1000 mm であることに注目してください。そうでない場合は、そうなるまで縮小してください。
この青く表示される寸法は「仮寸法」といって、スケッチ中に表示される寸法です。この寸法は、カーソルの動きおよび数字キーの入力に反応します。
ヒント:スケッチ中にズームするには、マウスのホイール ボタンを使用してください。ホイール ボタンがない場合は、右ボタンをクリックしてズーム オプションをショートカット メニューから選択します。スケッチ中に、[ZO]などのズーム ショートカット キーを使用しても縮小表示することができます。
壁をスケッチしているときにマウスホイールを回転して、仮寸法のスナップ増分が 500 mm にるまで画面を拡大してください。これは、前の手順で追加した増分です。
スナップしないでスケッチする
壁をスケッチしているときに、ショートカット キー SO と入力するとスナップをオフにすることができます。
スナップを完全にオフにすると、仮寸法もカーソルが左から右へ動いた距離が示す壁の正確な長さを反映するようになります。
クリックして壁の終点を設定します。
作図領域をクリックして 2 番目の壁を開始して、カーソルを右に移動します。壁の終点を設定しないでください。
スナップがまた有効になっていることに注目してください。ショートカット キーを使用してスナップをコントロールしたときには、そのコマンドはマウスをクリックするまで有効です。
スナップのショートカット キーを使用する
[配置壁]タブ [選択]パネル [修正]をクリックします。
[建築]タブ [構築]パネル [壁]ドロップダウン リスト [壁]をクリックします。
カーソルを、前に追加した水平の壁の上に移動します。
カーソルが壁のさまざまな点をスナップするのに注目してください。カーソルを壁に沿って移動させると、壁の終点、中点、壁のエッジがスナップされます。
SM と入力します。
これは、すべてのスナップを中点に限定するショートカット キーです。
カーソルが壁の中点だけをスナップするようになったことに注目してください。
壁の中点をクリックして、開始します。
カーソルを下向きに移動させ、壁の終点を指定します。
[管理]タブ > [プロジェクトの設定]パネル > [設定]ドロップダウン リスト [スナップ]をクリックします。
[寸法のスナップ]から[長さ寸法のスナップ増分]ボックスをクリックして、値 500 ; を削除します。 セミコロンも削除することを忘れないでください。
[OK]をクリックします。
ファイルを保存または保存せずに閉じます。