ホストを指定して制気口を配置する
この練習では、制気口を部屋の天井に配置します。制気口を配置しながら、制気口のパラメータを修正したり、天井伏図に制気口を正確に配置する方法を学習し、風量集計表を操作します。
トレーニング ファイル
[ファイル] > [開く] > [プロジェクト]をクリックします。
[開く]ダイアログの左ペインで、[Training Files]をクリックし、Metric\02_空調\RME_空調_ダクト_システム_01_m.rvt を開きます。
作業用のビューを準備する
[プロジェクト ブラウザ]で、[ビュー(専門分野タイプファミリ)] > [機械] > [空調] > [天井伏図] > [空調 天井伏図 2階]が、アクティブ ビューであることを示すハイライト表示になっていることを確認します。
プロジェクトブラウザがたたまれている場合は、画面を右クリック>プロジェクトブラウザで検索 を選択してください。
[集計表/数量] > [スペース風量]集計表をダブルクリックし、[表示]タブ > [ウィンドウ]パネル > [タイルビュー]をクリックします。
ショートカットキーはWTですが、集計表がアクティブな場合、ショートカットは機能しません。
天井伏図ビューで、左上コーナーのスペース ラウンジ 223 を拡大表示します。
マウスオーバーすると×印がハイライトされ、ツールチップとステータス バーにスペースの名前が表示されます。
ツールチップが表示されない場合は、ファイル>オプション でユーザーインターフェイスの[ツールチップアシスタント]の値をチェックしてください。この値を「なし」ではない値に設定するとツールチップが表示されるようになります。
集計ビューをクリックしてアクティブにし、スペース 223 までスクロールします。
集計表のスペース 223 を選択し、平面図ビューでもスペースが選択されていることに注目してください。
吹出口を追加する
[空調 天井伏図 2階]をクリックし、アクティブ ビューにします。
[設備]タブ > [空調システム]パネル > [制気口]をクリックします。
[プロパティ]ウィンドゥの [タイプ セレクタ]ドロップダウン リストをクリックし、[M_給気ディフューザー_ホスト : Workplane-based Supply Diffuser]を選択します。
[配置]パネルで、[面に配置]をクリックします。
下の図のように、クリックしてスペース223の左上コーナーに吹出口を配置します。
注:ホストされたエア ターミナルがホストの高さに配置されます。この場合、ホストは天井です。ホスト要素が修正または移動された場合は、ホストされた要素も更新されます。
[選択]パネル > [修正]をクリックし、コマンドを終了します。
エア ターミナルが配置されると、集計表内のラウンジの[実給気風量]フィールドが更新されることに注目してください。また、[Δ風量]が状況に合わせて計算されます。
吹出口の風量を修正する
天井伏図で、吹き出し口を選択します。
オプション バーの[風量]に、215 L/s と入力し、[Enter]を押します。集計表が新しい風量データによって更新されます。
吹出口をコピーする
配置した制気口選択し、[修正 | 制気口]タブ > [修正]パネル > [コピー]をクリックします。
オプション バーで、[拘束]が選択解除されていることを確認し、次に[複数]を選択します。
[複数]を選択することにより、連続してコピーできます。
コピーの始点として吹き出し口の左上コーナーを選択します。
カーソルを下に移動し、3600 と入力し、[Enter]を押します。
繰り返して、3 番目の吹き出し口を追加します。
[ESC]を2回おしてコマンドを終了します。
学習した方法を使って、下図のように、さらに2 つの追加の吹き出し口を配置し、合計5つの吹き出し口を配置します。
次に[Esc]を押して、コマンドを終了します。
吹出口にタグを付ける
[注釈]タブ > [タグ]パネル > [タグ カテゴリ別]をクリックします。
オプション バーで[引出線]をオフにします。
作図領域で、吹出口を 1 つずつ選択し、すべての吹出口にタグを配置します。
[選択]パネル > [修正] でコマンドを終了します。
吸込口を配置する
[設備]タブ > [空調システム]パネル > [制気口]をクリックします。
[モード]パネル > [ファミリをロード]
ダイアログの左ペインで、[Training Files]をクリックし、Metric\02_空調\M_還気ディフューザー_ホスト.rfa を開きます。
[タイプ セレクタ]で、[M_還気ディフューザー_ホスト : Workplane-based Return Diffuser]が選択されていることを確認します。
[配置]パネルで、[面に配置]をクリックします。
下図のように、2 つの吹き出し口を配置します。
吸込口を配置するときに、挿入点によって、各吹き出し口の中心が天井の格子の交点にスナップされることに注目してください。
[ESC]を2回押してコマンドを終了します。
天井の通芯に吹き出し口を位置合わせする
天井伏図で、左下の吸込口を拡大表示します。
[修正]タブ > [編集]パネル > [位置合わせ]をクリックします。
作図領域で、図のように天井目地の垂直線を選択します。
吸込口の右側のエッジを選択します。
同様に水平方向も天井目地に合わせます。
同じ方法を使用して、もう一方の吸込口を位置合わせし、[Esc]を 2 回押します。
[Ctrl]を押しながら、両方の吸込口を選択し、オプション バーの[風量]に、310 L/s と入力し、[Enter]を押します。
風量の表示矢印を修正する
左下の吸込口を選択し、[プロパティ]ウィンドゥの[機械]で、[RightArrow]を選択解除して[適用]をクリックします。
同じ方法を使用して、もう一方の吸込口の[LeftArrow]と[DownArrow]をオフにします。
矢印の表示非表示をコントロールするパラメータは、ファミリ作成時に作成者が指定したものであり、すべてのファミリに共通であるというわけではありません。ここではこのようなこともできる、という程度に考えておいてください。
ファイルを保存または保存せずに閉じます。