給排水衛生設備・配管システムを設定する
Revit MEP には、給排水衛生設備配管プランに配置する一般的な給排水衛生設備ファミリが提供されています。給排水衛生設備配管システムに必要なファミリをロードします。
この練習では、既存のファミリのロードに加えて、PVC 配管タイプの作成、およびこのタイプで使用される既定の継手の指定を行います。
トレーニングファイル
[ファイル]➤ [開く]をクリックします。
[開く]ダイアログの左側のペインで、[Training Files]をクリックし、Metric\04_衛生\RME_衛生_計画_01_m.rvt を開きます。
配管タイプを作成する
[プロジェクトブラウザ]で、[ビュー(専門分野タイプファミリ)] ➤ [給排水衛生設備] ➤ [配管] ➤ [平面図]を展開し、[配管 平面図 1階]が開かれていることを確認します。
[プロジェクトブラウザ]で、[ファミリ] ➤ [配管] ➤ [配管タイプ]を展開し、[PVC - Sanitary]を右クリックして[タイププロパティ]をクリックします。◆
[タイププロパティ]ダイアログで、[複製]をクリックします。
[名前]ダイアログでPVC - Vent と入力して、[OK]をクリックします。
[タイププロパティ]ダイアログの[経路設定時の優先指定]の編集ボタンを押して、次の操作を行います。
[優先される継手タイプ]で、[ティー]を選択します。
[ジャンクション]で、[M_ティーサニタリー_PVC_Sch40_DWV: Standard]を選択します。
[クロス]で、[M_クロス _PVC_Sch 40: Standard]を選択します。
[フランジ]で、[なし]を選択します。
[キャップ]で[M_キャップ_PVC_Sch40_DWV: Standard]を選択し、最小サイズを[すべて]にします。◆
[OK]をクリックします。
[プロジェクトブラウザ]の[Pipe Types]の下に[PVC - Vent]が一覧表示されます。
配管タイプと配管システムの違い
配管タイプ:パイプそのものの特性
配管システム:配管内を流れる流体の特性
推奨経路設定
推奨経路設定で選択できる配管継手は、配管継手ファミリのパーツタイプによって、選択できるファミリが決まります。ジャンクション以外の項目は項目名=パーツタイプです。ジャンクションには優先される継手タイプが「ティー」のときは「パーツタイプ:ティー」、
配管コンポーネントファミリをロードする
[設備]タブ ➤ [給排水衛生設備および配管]パネル ➤ [配管継手]をクリックします。
[配置配管継手]タブ ➤ [モデル]パネル ➤ [ファミリをロード]をクリックします。
[ファミリをロード]の左ペインで、[Training Files]をクリックし、Metric\04_Plumbing Systems\M_Trap P - PVC - Sch 40 - DWV.rfa を開きます。
DWV は雑排水口(Domestic Waste Vent)を表します。
[選択]パネルで、[修正]をクリックします。
新しい配管タイプは、[プロジェクトブラウザ]の[ファミリ] ➤ [配管継手]に一覧表示されます。
衛生配管設定を指定する
[設備]タブ ➤ [給排水衛生設備および配管]パネルの↘をクリックします。
[機械設定]ダイアログの左ペインで、[配管設定]を選択します。
右パネルの[配管接続許容差]に、10°と入力します。
注: [機械設定]について詳しくは、Revit MEP オンラインヘルプを参照してください。
[配管設定] ➤ [変換]をクリックします。
[システム分類]で、[排水]を選択します。
本管の設定を、次のように指定します。
[配管タイプ]に、[配管タイプ : PVC - Sanitary]を選択します。
[オフセット]に、-1250 と入力します。
[枝管]の[配管タイプ]と[オフセット]に本管と同じ設定を指定します。◆
配管サイズを追加する
左ペインで、[配管設定] ➤ [セグメントとサイズ]を選択します。◆
右ペインで、[セグメント]に[Plastic - Schedule 40]を選択します。
[サイズを新規作成]をクリックします。
[配管サイズを追加]ダイアログで、[呼び径]に、45.000 mm を入力します。
[内径]に、46.006 mm を入力します。
[外径]に、54.293 mm を入力します。
[OK]をクリックします。
新しい配管サイズについて、[サイズリストに使用]と[サイズ変更に使用]が選択されていることを確認し、[OK]をクリックします。
ファイルを保存または保存せずに閉じます。