手動でダクトを作成する
この練習では、既存のダクトを修正し、次に[接合先]ツール使用して、コンポーネントを既存の空調システムに接続します。また、ダクトから指定した長さのフレキシブルダクトへの変換も行います。
トレーニングファイル
[ファイル] ➤ [開く] ➤ [プロジェクト]をクリックします。
[開く]ダイアログの左ペインで、[Training Files]をクリックし、Metric\02_空調\RME_空調_ダクト_システム_05_m.rvt を開きます。
手動でメイン ダクトの線分を作成する
[プロジェクト ブラウザ]で、[ビュー(専門分野タイプファミリ)]➤ [機械]➤ [空調]➤ [平面図]➤ [空調 平面図 1階]が、アクティブ ビューであることを示すハイライト表示になっていることを確認します。
左下コーナーのスペース 教室 115 を拡大表示し、右上にあるWSHP(ヒートポンプ) を選択します。
給気接続(部屋の両開きドアに面している接続)を右クリックし、[ダクトを描画]をクリックします。
または□に×のアイコンをクリックすることでもダクトを作成することができます。
□に×は給気、□に/は換気です
[プロパティウィンドウ]の [タイプ セレクタ]ドロップダウン リストをクリックし、[角型ダクト : Mitered Elbows / Taps]を選択します。
上の 2 つの吹出口の中間点をクリックし、メイン配管の最初のセグメントの終点を指定します。
最も低い位置にある二つの吹出口のすぐ下にカーソルを移動し、クリックしてメイン ダクトの終点を指定します。
[Esc]を 2 回押して、コマンドを終了します。
枝管ダクトを作成する
枝管ダクトを開始するには、右上の吹き出し口を選択し、接続のグリップを右クリックし、[ダクトを描画]をクリックします。
注: ダクトを描画する際、接続グリップを使用すると接続を速く正確に指定できます。
[タイプセレクタ]ドロップダウンリストから[角型ダクト: Mitterd Elbow / Taps]を選択します。
オプションバーの[芯の高さ]で、3000 と入力します。
本管ダクトの中心の高さは約3000mmなので、本管に接続できるように枝管の高さを指定します。
枝管ダクトとメインダクトの交点でクリックして、枝管を終了します。
[配置ダクト]タブ ➤ [選択]パネル ➤ [修正]をクリックします。
[接合先]ツールを使用して、残りの吹き出し口を接続する
[接合先]ツールは、コンポーネントを既存の空調システムに接続するために使用されます。
[プロジェクトブラウザ]で、[機械] ➤ [設備] ➤ [3D ビュー] ➤ [設備 3Dビュー 1階]をダブルクリックします。
図のようにビューの向きを変えるため、ViewCube で、[上]、[前]、[左]の辺が集まるコーナーをクリックします。
スペース 教室 115 を拡大表示します。
WTと入力し、平面図でダクトを追加する際に、3D で結果を見ることができるように、ウィンドウを並べて表示します。
平面図をアクティブビューにします。
作図領域のスペース 115 で、接続されていない上の吹出口を選択します。
[エアターミナルを修正]タブ ➤ [レイアウト]パネル ➤ [接続先]をクリックします。
メイン給気ダクトをクリックし、接合先のダクトとして選択します。
ダクトが自動的に作成され、吹き出し口のネックサイズに合うようにサイズ変更されます。この枝管には、終点が 2 つ(吹き出し口と、メインダクトとの接続)あるため、この枝管は閉じたループとして扱われます。
同じ方法を使用して、残りの吹き出し口をメインダクトに接続します。
ダクトをフレキシブルダクトに変換する
[設備]タブ ➤ [空調システム]パネル ➤ [フレキシブルダクトに変換]をクリックし、左上の吹出し口を選択します。
硬質ダクト作業の一部がフレキシブルダクトに変換されます。Revit MEP によって、作成されたフレキシブルダクトは[機械設定]ダイアログの[最大フレキシブルダクト長]の設定を超えているという警告が表示されます。警告を無視することができます。
残りの吹き出し口を選択します。
[Esc]を押します。
エンドキャップを追加する
平面図ビューで、メインダクトの開いている端点を拡大表示します。
システムでの風量の伝播が適切で、システムの計算が正確であることを確認するため、エンドキャップを追加して閉じたループを作成する必要があります。
本管ダクトを選択します。
[修正|ダクト]タブ ➤ [編集]パネル ➤ [開いた終端にキャップ]をクリックします。
[編集]パネル➤ [選択]
メインダクトを分割し、サイズ変更する
平面図ビューを最大化します。
[修正]タブ ➤ [編集]パネル ➤ [要素を分割]をクリックします。
図のように、上の吹き出し口のセットの下にあるメインダクトをクリックし分割します。
[修正]をクリックします。
ダクトをサイズ変更する
現在分割されているメインダクトをハイライト表示し、[Tab]を押してメインダクトの行程全体をハイライト表示し、クリックして選択します。
[修正|複数選択]タブ ➤ [解析]パネル ➤ [ダクト/配管のサイズ設定]をクリックします。
[ダクトサイズ変更]ダイアログの[拘束]で、[高さを制限]を選択解除し、[OK]をクリックします。
高さの拘束は、プレナムのような制限されたスペースにダクトを配置するときに、使用されます。
[Esc]を押して選択を解除します。
ダクトがサイズ変更され、システムに対して適切なL/s 値が提供されます。
ダクトサイズ変更を確認する
作図領域で、メインダクトのセグメントを選択し、[プロパティ]ウィンドゥの[機械 - フロー]の[流量]で、値が選択したダクトに接続されている吹出口の風量の合計であることを確認します。
同じ方法を使用して、メインダクトの残りのセグメントの風量を確認します。
ファイルを保存または保存せずに閉じます。