冷暖房負荷ボタンを復活する

Revit2022以降、新しいエネルギー解析システムが導入され、2021以前に使用されていた「冷暖房負荷」ボタンがなくなってしまいました。しかしながら、この機能はなかなか秀逸な機能であるので、このチュートリアルでは冷暖房負荷ボタンを復活させて使用します。

Revit.iniを編集する

Revit.iniファイルを編集することで、「冷暖房負荷」ボタンを2023でも使用できるようになります。以下の手順に従って、Revit.iniファイルを編集してください。

エクスプローラで、C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Autodesk\Revit\Autodesk Revit 2023 フォルダを開くと、その中にRevit.iniファイルが見つかります。

念のために、コピーして同じフォルダに貼り付け、保存用に名前を変更しておくとよいでしょう。

また、Revit2023は確実に終了しておいてください。

Revit.iniを右クリック＞[プログラムから開く]>[メモ帳]

[Misc]セクションを探して、以下の二つの文を追加します。

EnableHeatingAndCoolingLoads=1

EnableWeatherInLocation=1

保存して閉じます。

Revit2023を起動して、解析タブ＞レポートおよび集計表に冷暖房負荷ボタンが追加されていることを確認します。

管理タブ＞プロジェクトの位置パネル＞場所で、気象タブが追加されていることを確認します。

これで冷暖房負荷のセクションを進める準備が整いました。