配管設定を指定する
この練習では、湿式防火システムを含むプロジェクトでの作業を開始します。新しい配管タイプを作成し、スプリンクラを物理的に接続する配管を作成するときに使用する変換設定を設定します。また、防火システムの負担範囲の査定に使用できるスペース集計表も確認します。
トレーニングファイル
[ファイル] ➤ [開く] ➤ [プロジェクト]をクリックします。
[開く]ダイアログの左ペインで、[Training Files]をクリックし、Metric\05_防火\RME_防火_計画_01_m.rvt を開きます。
配管タイプを作成する
[プロジェクトブラウザ]で、[ファミリ] ➤ [配管] ➤ [配管タイプ]を展開します。
[Standard]を右クリックして[複製]をクリックします。
[Standard]の配管タイプのコピーが作成されます。
Standard 2を右クリックし、[名前変更]をクリックし、防火(水系) と入力します。
[プロジェクトブラウザ]の[配管タイプ]の下に[防火(水系)]が一覧表示されていることを確認します。
配管変換設定を行う
[管理]タブ ➤ [設定]パネル ➤ [MEP 設定]ドロップダウンリスト ➤ [機器設定]をクリックします。
[機器設定]ダイアログで、次の操作を行います。
左ペインの[配管設定] ➤ [変換]を選択します。
[システム分類]で[湿式防火]を選択します。
[湿式防火]システムタイプの変換設定が表示されます。
[本管]グループで以下の操作をします。
[配管タイプ]に[配管タイプ : 防火(水系)]を選択します。
[オフセット]で、[2800]が指定されていることを確認します。
このオフセット高さによって、配管メインをビューの参照レベルより2800 mm 上に配置します。レベル 2 がデザインするビューの参照レベルになるため、配管メインはレベル 2 からオフセットされます。ここで、配管分岐の変換設定を指定します。
[枝管]グループで同じ設定をします。
このオフセット高さによって、配管分岐はビューの参照レベルより2800 mm 上に配置されます。
注: 分岐オフセットによって、メインおよびその他の障害物の上方または下方を通る分岐を自動的に作成できます。これは、配管、ダクト、構造梁、または建築コンポーネントに対する障害を避けることができます。
[OK]をクリックします。
注: 変換設定は、配管レイアウトを物理配管に変換するときに使用されます。変換設定は、プロジェクトの最初または途中で設定できます。ただし、変換設定は、レイアウトパスを変換する前に、指定または確認する必要があります。変換設定は、プロジェクト中に変更を行う必要がない限り、通常は 1 回だけの処理です。
ファイルを保存または保存せずに閉じます。
この練習では、湿式防火システムの新しい配管タイプを作成し、そのタイププロパティを修正しました。また、湿式および乾式防火システムの両方の変換設定も設定しました。次の練習では、プロジェクトパラメータを作成し、集計表を操作します。
次:2. ゾーンの要件を決定する