洗面台を衛生システムに追加する
この練習では、前回で完成した練習を引き続き使用して、男性用トイレの洗面台を追加し、これらを衛生システムに接続する配管を手動で作成します。
トレーニングファイル
[ファイル] ➤ [開く]をクリックします。
[開く]ダイアログの左側のペインで、[Training Files]をクリックし、Metric\04_衛生\RME_衛生_設計_03_m.rvt を開きます。
手洗器を追加する
[プロジェクトブラウザ]で、[ビュー(専門分野タイプファミリ)] ➤ [給排水衛生設備] ➤ [配管] ➤ [平面図]を展開し、[配管 平面図 1階]が開かれていることを確認します。
男性用トイレ(スペース 男子便所 107)を拡大表示します。
[設備]タブ ➤ [給排水衛生設備および配管]パネル ➤ [衛生器具]をクリックします。
[タイプセレクタ]で、[M_手洗器_矩形 : 560 mmx560 mm - Public]を選択します。
[配置]パネルで、[垂直面に配置]が選択されていることを確認します。
図(◆)のように、水平参照線を3か所クリックして手洗器を3台配置します。
[修正]をクリックします。
手洗器を衛生システムに追加する
[Fn9]を押して [システムブラウザ]を表示します。
[システムブラウザ]で、[配管(1システム)] ➤ [Sanitary 107]➤ [Sanitary 107]を展開します。◆
作図領域で、Sanitary 107 システムの要素を一つ(例えば小便器)を選択します。
[配管システム]タブ ➤ [システムツール]パネル ➤ [システムを編集]をクリックします。
[配管システムを編集]パネルで、[システムに追加]が選択されていることを確認します。
3 つの手洗器をクリックします。
[システムを編集]パネルで、[システム編集を終了]をクリックします。
システムブラウザで、3 つのシンク(洗面台)が Sanitary 107 システムに追加されたことに注目してください。◆
手洗器を接続するための配管を作成する
[プロジェクトブラウザ]で、[給排水衛生設備] ➤ [配管] ➤ [3D ビュー]の下の[配管 3D 全体]をダブルクリックします。
[表示]タブ ➤ [ウィンドウ]パネル ➤ [タイル]をクリックします。
3D ビューで、ViewCube を使用してビューの方向を設定し、小便器のエルボ継手を拡大表示します。
継手を選択し、左にある + コントロール(◆)をクリックして継手をティーに変更します。
ティーを選択します。
平面図ビューで、ティー継手が選択された状態で、上部の接続(◆)を右クリックし、[配管を描画]をクリックします。
[配置配管]タブ ➤ [配置ツール]パネル ➤ [自動接続](◆)をクリックして、このオプションをオフにします。
[傾斜配管]パネルで、[上り勾配]を選択し、[勾配値]に[1.0000%]を選択、[勾配のツールチップを表示]をクリックします。◆
カーソルを真ん中の洗面台の中心線まで動かし、クリックして配管を描画します。
オプションバーで、[オフセット]に760mmと入力して、[適用]を押します。
一度平面ビュー内にカーソルを移動して、もう一度オプションバーの[適用]をクリックします。
[修正]をクリックします。
[設備]タブ ➤ [給排水衛生設備および配管]パネル ➤ [配管継手]をクリックします。
[タイプセレクタ]で、[M_Y型_45度ダブル_PVC_Sch 40_DWV : Standard]を選択します。
3D ビューで、カーソルを縦配管の上に動かし、垂直中心線が表示されたら、クリックして継手を配置します。
[修正]をクリックします。
Y 型継手を選択し、低いほうの回転コントロール(◆)をクリックして、継手を洗面台に平行に位置合わせします。
継手を選択した状態で、オプションバーで、[芯の高さ]に150 mm と入力して、[Enter]を押します。
[Esc]を押します。
配管を追加する
平面図ビューで、断面記号の頭(◆)をダブルクリックして断面図ビューを開きます。
断面図ビューで、Y 型継手を拡大表示します。
次の手順では配管セグメントをY 型に追加します。
継手を選択し、右接続を右クリックして[配管を描画]をクリックします。
[配置配管]タブ ➤ [配置ツール] ➤ [自動接続]をクリックして、このオプションをオンにします。
図に示すように配管を描画します。(◆)
45 度の角度で右上にドラッグし、305 mm と入力し、[Enter]を押します。
配管を描画している際に長さの寸法を入力すると、Revit MEP の寸法がアクティブになり、自動的に、配管の長さを入力された値に設定します。
配管セグメントの終端が右側の洗面台の中心線と交差するまで、カーソルを右に水平に動かし、クリックして配管を配置します。
[修正]をクリックします。
同じ方法を使用して、図のように、左側の洗面台(135°の角度にある最初のセグメント)に同様の配管を描画します。◆
[修正]をクリックします。
二重 Y 型継手で中心の垂直配管を選択します。
配管が水平配管の中心線と位置合わせするまで上部のコントロールをドラッグ(◆)し、[Esc]を押します。
P トラップ継手を追加する
[表示] ➤ [ウィンドウ]パネル ➤ [タイル]をクリックして、3 つのビューすべてが表示されるようにします。
断面図で、左側の手洗器を選択し、中央のコネクタを右クリックして、[配管を描画]をクリックします。
カーソルを下に動かし、[Spacebar]を押し、150 mm と入力し、[Enter]を押して配管のセグメントを作成します。
[修正]をクリックします。
同じ方法を使用して、その他の 2 つの洗面台用の150 mm 配管を描画します。(◆)
[設備]タブ ➤ [給排水衛生設備および配管]パネル ➤ [配管継手]をクリックします。
[タイプセレクタ]で、[M_トラップ_PVC_Sch 40_DWV : Standard]を選択します。
断面図ビューで、上部洗面台のたて配管の端点に P トラップをクリックして配置します。
接続されていることは 3D ビューで確認できます。3 つのすべての P トラップを配置した後で、向きを調整します。(◆)
同じ方法を使用して、その他の 2 つの洗面台に P トラップを配置します。
[修正]をクリックします。
3D ビューで、左側の P トラップを選択し、回転コントロールを 3 回クリックして、配管を二重 Y型配管へ向けます。
同じ方法を使用して、その他の 2 つの洗面台の P トラップを回転します。
左側の手洗器の接続を仕上げます。
3Dビューで、左の P トラップを選択します。
[修正|配管継手]タブ ➤ [レイアウト]パネル ➤ [接続先]をクリックします。
左側の二重 Y 型配管を選択します。
配管は接続され、適切な継手が自動的に作成されます。(◆)
同じ方法を使用して、右側と真ん中のの手洗器を二重 Y 型に接続します。
勾配を指定する
3D ビューで、[Ctrl]を押しながら、図のように、洗面台からの 3 つの水平配管(◆)を選択します。
[修正|配管]タブ ➤ [編集]パネル ➤ [勾配]をクリックします。
[勾配エディタ]タブ➤ [勾配]パネル➤ [勾配値]で1.0000% を選択します。
[勾配エディタ]パネルで、[終了]をクリックします。
配管に適切に勾配が付けられました。
修正した配管を選択し、勾配を確認します。
ファイルを保存または保存せずに閉じます。