衛生システムを作成する
これは、男性用トイレの給排水衛生設備配管システムの配管作成の3つの練習のうち最初の練習です。この練習では、大便器、小便器、および掃除口から構成される衛生システムを作成します。次に、Revit MEP の[レイアウトパス]ツールを使用して、器具に接続する汚水排水の傾斜配管を作成します。
トレーニングファイル
[ファイル] ➤ [開く] ➤ [プロジェクト]をクリックします。
[開く]ダイアログの左側のペインで、[Training Files]をクリックし、Metric\04_衛生\RME_衛生_設計_02_m.rvt を開きます。
給排水衛生設備配管システムを作成する
[プロジェクトブラウザ]で、[ビュー(専門分野タイプファミリ)] ➤ [給排水衛生設備] ➤ [配管] ➤ [平面図]を展開し、[配管 平面図 1階]が開かれていることを確認します。
[プロジェクトブラウザ]で、[ビュー(専門分野タイプファミリ)] ➤ [給排水衛生設備] ➤ [配管] ➤ [3Dビュー] ➤ [配管 3D 全体]を開きます。
[表示]タブ ➤ [ウィンドウ]パネル ➤ [タイル]をクリックします。
両方のビューで衛生器具を拡大表示します。
[Fn9]を押して [システムブラウザ]を画面の下部に配置します。
平面図ビューで、左下から始まり、右上コーナーへと移動して、男性用トイレの衛生器具のまわりに選択ボックスを描画します。◆
[修正|複数選択]タブ ➤ [選択]パネル ➤ [フィルタ]をクリックします。
[フィルタ]ダイアログで、[チェック解除]をクリックし、[衛生器具]を選択して[OK]をクリックします。
衛生器具のみが選択されます。
[修正|衛生器具]タブ ➤ [システムを作成]パネル ➤ [配管]をクリックします。
[配管システムを作成]ダイアログボックスで[システムタイプ]で[サニタリー]を選択し[OK]を押します。
選択した衛生器具にはすべて排水システム分類のコネクタがあるため、排水システム分類から派生した[サニタリー]システムが選択可能になります。
ドレインを除くすべての衛生器具には、屋内給水システム分類のコネクタがあります。ドレインの選択を解除した場合は、屋内給水システム分類から派生した[住宅用冷水]システムが選択可能になります。
[修正|配管システム]タブ ➤ [システムツール]パネル ➤ [システムを編集]をクリックします。
[プロパティウィンドウ]の[システム名]に、汚水 107 と入力します。
名前にスペース番号を含めます。
[モード]パネルで、[システム編集を終了]をクリックします。
システムブラウザで、[サニタリー]を展開します。[Sanitary 107]がリストに表示されていることに注目してください。◆
既定のシステムの下のリストに表示されていたコンポーネントが 汚水 107 システムに含まれ、空になった[Default Sanitary]フォルダは削除されます。
物理接続を作成する
平面図ビューで、システム内のコンポーネントのいずれか(トイレなど)を選択します。
[修正|衛生器具]タブ ➤ [レイアウト]パネル ➤ [レイアウトを生成]をクリックします。
配管レイアウトのプレビューが表示されます。
[レイアウトの生成]タブ ➤ [レイアウトを修正]パネル ➤ [基準を配置]をクリックします。
基礎は、システムの接続先である垂直配管を作成し、流れの入口と出口を確立します。
図(◆)のように、身障者トイレの左側、詳細線分の交点をクリックして選択します。
竪管が配置されます。
[オプションバー]の[直径]で、[100 mm]を選択し、[オフセット]に-1225 と入力します。◆
システムのその他のコンポーネントとの関連で基準の高さは重要です。高さは、システムの衛生配管が十分傾斜できるくらいに低い高さです。
[レイアウトの生成]パネルで、[パターン]をクリックします。
[オプションバー]の[パターンタイプ]で、[交点]を選択し、[設定]をクリックします。
推奨される配管レイアウトを適用する前に、既定のパイプ設定を上書きします。
[配管変換設定]ダイアログの左ペインで、[本管]を選択します。
[配管タイプ]で、[配管タイプ : PVC - Sanitary]を選択します。
[オフセット]に-350 mm と入力します。
左ペインで、[枝管]を選択します。
[配管タイプ]で、[配管タイプ : PVC - Sanitary]を選択します。
[オフセット]に-350 mm と入力し、[OK]をクリックします。
既定の設定が自動的に修正されます。異なるオフセット要件を持つ多数の異なるシステムをレイアウトするときは、作業時に既定値を変更できることが役に立ちます。
[レイアウトの生成]パネル ➤ [勾配]パネルの[勾配]で、1.000% を選択します。
正の値は、基点に向けて下に配管を勾配させます。
[オプションバー]で、7 つのパターンタイプのうちの 2 番目(◆)が選択されるまで、[≫]をクリックします。
この提案されたソリューションを受け入れ、プロジェクト要件を満たすように修正します。
[レイアウトを編集]をクリックします。
配管を調べる
[3D Plumbing]でこの断面図のすべての手順を完了します。
衛生器具の 1 つをハイライト表示して、[Tab]を 4 回押して、接続性を確認します。
経路内の分岐
経路内の分岐オブジェクトを含む分岐
設備までの配管経路における分岐
経路(衛生器具を含む)
ドレインへの継手をクリックして選択し、配管接手を調べて向きが適切かを確認します。◆
継手が逆方向に向いている場合、その継手を方向変更するには、継手を選択してをクリックします。
継手の右にあるパイプセグメントを選択し、勾配コントロールをチェックします。各セグメントの勾配コントロールは、図(◆)のように、勾配が排出口に向かっていることを示している必要があります。
ファイルを保存または保存せずに閉じます。