必要な照明を定義する
この練習では、オフィス、化粧室、会議室などの建物内のさまざまなスペースに必要な照明レベルを指定します。まず、新しいプロジェクト パラメータ(必要照度)を追加します。次に、新しいパラメータにリンクする集計キーをプロジェクトのさまざまなタイプのスペースに作成します。集計キーはインスタンス パラメータを作成するための効果的な方法で、パラメータ値をキー スタイルにマップする場合に使用します。この例では、キー スタイルはスペースのタイプで、キーを新しいプロジェクトのパラメータにリンクするため、その値が 必要照度 になります。
チュートリアルでは、後で、新しいパラメータを再度使用して、必要照度 の値を平面図に配置した器具によって提供される実際の照度と比較します。
トレーニング ファイル
クイック アクセス ツールバーで (開く)をクリックします。
[開く]ダイアログの左ペインで、[Training Files]をクリックし、Metric\RME_電気_計画_02_m.rvt を開きます。
照明のプロジェクト パラメータを追加する
[管理]タブ > [設定]パネル > [プロジェクト パラメータ]をクリックします。
[プロジェクト パラメータ]ダイアログで[新しいパラメータ]をクリックします。
[パラメータ プロパティ]ダイアログの[パラメータ データ]で、次の操作を行います。◆
[名前]に、必要照度 と入力します。
[専門分野]で[電気]を選択します。
[パラメータ タイプ]で、[照度]を選択します。
[パラメータ グループ]で、[電気 - 照明]を選択します。
[カテゴリ]で、[スペース]を選択します。
[インスタンス]が選択されていることを確認します。
[OK]を 2 回クリックします。
必要照度 プロジェクト パラメータが追加され、スペースのインスタンスプロパティの[電気 - 照明]グループで、すべてのスペースのインスタンス パラメータとして表示されます。
新しいパラメータを確認する
[プロジェクト ブラウザ]で、[ビュー(専門分野タイプファミリ)] > [電気] > [照明] > [平面図]を展開し、[照明 平面図 2階]をダブルクリックします。
作図領域で、左下コーナーを拡大表示し、×(スペースの参照)をマウスオーバーして確認しながら、教室 218 を選択します。
[プロパティウィンドゥ]の[電気 - 照明]で 必要照度 パラメータに注意してください。
[選択]パネル>[修正]をクリックします。
必要な照明レベルに集計表を作成する
[表示]タブ > [作成]パネル > [集計]ドロップダウンリスト > [集計表/数量]をクリックします。
[新しい集計表]ダイアログで、次の操作を実行します。
集計表はCTRLキーを押しながら[+][-]ボタンを押すか、CTRLキーを押しながらマウスホイールを回転させることで拡大縮小ができます。
集計表テーブルにスペースの照明の要件を追加する
[集計表/数量を修正]タブ > [行]パネル > [データ行を挿入]をクリックします。
最初の行の[キー名]列に、事務室 と入力します。
[必要照度]列の最初の行に、485 と入力します。
必要に応じて列の境界を調整します。
[集計表/数量を修正]タブ > [行]パネル > [データ行を挿入]をクリックし、さらに 13 行追加します。
次の項目を入力し、テーブルを完成します。
カフェテリア/ラウンジ 215 lx
コンピュータ 375 lx
ビルサービス 325 lx
ロビー 215 lx
事務室 540lx
休憩室 215 lx
会議室 375 lx
個人事務室 540 lx
図書室 540 lx
支援 805 lx
教室-標準 540 lx
教室-高度 805 lx
組み立て 540 lx
貸出 215 lx
数値にはlxが自動的に付加されます。これは、プロジェクトで使う単位にマップされている照度パラメータ タイプにパラメータが基づいているためです。
データを入力すると、自動的に行が[キー名]で並べ替えられることに注目してください。[並べ替え/グループ化]を変更して、[必要照度]で並べ替えることができます。
集計表の並べ替え順を変更する
[プロパティウィンドウ]の[並べ替え/グループ化]で、[編集]をクリックします。
[集計表プロパティ]ダイアログで、次の操作を行います。
[並べ替え方法]で、[必要照度]を選択します。
[空白行]をオンにします。
[OK]をクリックします。
集計表のエントリが[必要照度]で並べ替えられます。
異なる照度ごとに空白行が入ります。
同じ方法を使用して、並べ替え順を変更して、既定の設定に戻します。
集計表のエントリが[キー名]で並べ替えられます。
照明レベルをスペースに適用する
[プロジェクト ブラウザ]で、[ビュー(専門分野タイプファミリ)] > [電気] > [照明] > [平面図]を展開し、[照明 平面図 2階]をダブルクリックして開きます。
左下の 教室 218 にズームし、スペースを選択します。
[プロパティウィンドゥ]の[電気 - 照明]で、[必要照度]が空であることに注意してください。
[識別情報]で、[照度レベル]に[教室-標準]を選択します。
[必要照度]には、540 lx という値が適用され、フィールドが淡色で表示されることに注目してください。これは、[教室-標準]キー値に割り当てられた値(540lx)を使用するよう[照度レベル]が設定されているためです。この値を変更するただ一つの方法は、別の[照度レベル]キーを選択し、[(なし)]を選択し、特定の値を入力するか、または選択したキーの[スペース必要照度]集計表を編集するかのいずれかです。[必要照度]はインスタンス パラメータであるため、入力された値は選択したスペースのみに適用されます。
[OK]をクリックします。
複数のスペースを選択して、プロパティウィンドウで[照度レベル]を指定することにより、同時に複数のスペースに集計キーを適用することができます。
ファイルを保存または保存せずに閉じます。
次に、スペースの照明用に塗り潰しを作成します