配管のサイズを変更する
この練習では、自動的に計算された配管サイズと流量のパラメータを検証します。まず、配管内の水流やサイズを表示する際の目安として、配管のカラースキーム凡例を使用し色分けします。色分けされた表示により、配管のさまざまなサイズや水流をすぐに特定できます。その後、摩擦と速度の組み合わせを使用して、配管のサイズを適切に変更します。
トレーニングファイル
[ファイル] ➤ [開く]をクリックします。
[開く]ダイアログの左ペインで、[Training Files]をクリックし、Metric\02_空調\RME_空調_配管_06_m.rvt を開きます。
配管のカラースキーム凡例を表示する
[プロジェクトブラウザ]で、[ビュー(専門分野タイプファミリ)] ➤ [機械] ➤ [空調] ➤ [平面図] ➤ [空調 平面図 3階]が、アクティブビューであることを示すハイライト表示になっていることを確認します。
[解析]タブ ➤ [塗潰]パネル ➤ [配管凡例]をクリックします。
クリックして、図のようにカラースキーム凡例を配管システムの右側の領域に配置します。
[カラースキームを選択]ダイアログで、[Pipe Color Fill - Flow]を選択し、[OK]をクリックします。
このオプションにより、流量の値に基づいた色で配管が表示されます。
凡例を図面内のカラーコードと比較して、流量の値が予想されたとおりであることを確認します。
配管のサイズに基づいて色の塗り潰しを表示する
カラースキーム凡例を選択して、[配管カラー凡例を修正]タブ ➤ [スキーム]パネル ➤ [スキームを編集]をクリックします。
[カラースキームを編集]ダイアログで、[Pipe Color Fill - Size]をクリックして、[OK]をクリックします。
この表示は、配管のサイズを変更する際に役立ちます。
[Esc]を押して選択を解除します。
摩擦と速度の方法を利用して配管のサイズを変更する
ボイラーを平行な床置ポンプに接続している配管(図1)を拡大表示します。
カーソルを配管上において(クリックしない)、[Tab]を 2 回押して(ステータスバーに、「設備までの配管経路における分岐」がハイライト表示されたことが示されます)、クリックして分岐を選択します。(図2)
[修正 | 複数選択]タブ ➤ [解析]パネル ➤ [ダクト/配管のサイズ変更]をクリックします。
重要: [配管のサイズ変更]ダイアログには、最後に使用したサイズ変更設定が表示されます。選択した配管セグメントまたは配管のサイズ設定を報告されません。
[配管のサイズ変更]ダイアログで、次の操作を行います。
[サイズ変更方法]で、[全圧法]を選択し、220 Pa/m と入力します。
[および]を選択し、[速度]に1.5 m/s と入力します。
[拘束]の[分岐サイズ設定]で、[コネクタと計算値のうち大きい方]を選択します。
[OK]をクリックします。
指定された摩擦と速度の値に基づいて、配管の直径が拡大します。(図3)
[Esc]を押します。
重要: 配管ジオメトリを作成しようとした場合、レイアウト変換またはサイズ変更のため、エラーが発生する場合があります。これらのエラーの最も一般的な原因は、配管を作成するスペースが不足しているか、オフセットが正しくないためです。システムコンポーネントを再配置するか、別のレイアウトパターンを選択するか、配管を手動で修正してください。修正した後は、必ず配管の接続性を確認してください。
ファイルを保存または保存せずに閉じます。
図1
図2
図3