風量集計表を作成する

この練習では、プロジェクトに集計表を作成します。この集計表を設計図書としてではなく設計ツールとして利用し、正しい風量がモデル内の各部屋に供給されているかどうかを調べます。次に、集計表を使用して、制気口の風量が設計要件に近づくよう調整します。

トレーニング ファイル

集計表を定義する

集計表プロパティを指定する

風量デルタ式を定義する

[集計表プロパティ]ダイアログで、Airflow Delta という名前の計算値が[集計するフィールド]の下に表示され、集計表の列として表示されます。

追加の集計表プロパティを指定する

[Airflow Delta]フィールドを、計算された風量と実風量の差が許容範囲からはずれている場合に赤で表示されるように書式設定します。

風量デルタの条件付き書式を定義する

集計表が表示され、スプレッドシートの場合と同様に列の表示を操作できます。列境界をダブルクリックして列を文字の幅に合わせて拡張したり、右クリックして集計表プロパティにアクセスしたり、右クリックして列の表示と非表示を切り替えたりします。フィールドを選択し、[集計表/数量を修正]タブ  [集計]パネル  [モデルのハイライト表示]をクリックすると、選択したスペースを含むビューが開きます。

単位の修正

風量の単位は「L/s」になっています。これを「㎥/h」に変更します。Revitでは単位換算は内部で行われるので、ユーザーは使用する単位を設定するだけで適切な単位換算が行われます。

集計表の表示が「㎥/h」になり、数値も換算されたことを確認してください。集計表だけではなく、プロジェクト内の風量に関する単位がすべて「㎥/h」になります。

この練習では、風量集計表を作成し、風量デルタが許容できない範囲にある場合に集計表でその差を視覚的に示すようにプロパティを定義しました。システム プロジェクトの計画段階はこれで終了します。次のレッスンでは、スペースにエア ターミナルを配置してフェーズの設計を開始します。

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