解析モデルを操作する
この練習では、建物、スペース、およびゾーンの情報を確認し、スペースのグラフィカル表現を表示してスペースの境界および体積を確認します。
トレーニング ファイル
[ファイル] > [開く] > [プロジェクト]をクリックします。
[開く]ダイアログの左側のペインで、[Training Files]をクリックし、Metric\02_空調\RME_空調_解析_01_m.rvt を開きます。
建物情報を確認する
[プロジェクト ブラウザ]で、[機械] > [ゾーン] > [平面図] > [ゾーン 平面図 1階]をダブルクリックしてアクティブ ビューにします。
[解析]タブ > [レポートおよび集計表]パネル > [冷暖房負荷]をクリックします。
表示が完了するまでに少し時間がかかります。
スペースを表示する
[冷暖房負荷]ダイアログのプレビュー ペインの ViewCube で、上、前、左のコーナーが集まっているコーナーをクリックして、モデルの向きを設定します。
ビュー セレクタ(ビュー ペインの下にある)で、[ワイヤフレーム]が選択されていることを確認します。
注:ワイヤフレームは、内部境界によって測定されるスペースの体積を表示します。
[詳細]タブで、次の操作を行います。
1-南-C を展開し、[109 ラウンジ]を選択します。
[詳細]タブには、スペースやそれに割り当てられているゾーンの階層リストが含まれます。
ハイライト表示(リスト右の三つ並んでいるボタンの一番上の電球マークのついているボタン)をクリックします。
109 Lounge のスペースが青色でハイライト表示されます。部屋をハイライト表示すると、そのスペースの境界が自分で定義したとおりであることを確認できます。 スペースを他のスペースと比較して表示したり、建物全体の構造を表示することもできます。
ヒント:ViewCube を使用して、ビューをスピン/向きを再設定できます。プレビュー ペイン内を右クリックして、画面移動およびズーム コマンドにアクセスします。
次に、スペースを選択表示します。
[109 ラウンジ]を選択した状態で、選択表示(リスト右の三つ並んでいるボタンの二番目の眼鏡マークのついているボタン)をクリックします。
このスペースが表示されるとともに、他のスペースは白黒表示になります。[選択表示]ツールを使用すると、通常は他のスペースまたは建物建築によって妨害されている場合でも、1 つまたは複数のスペースを確認できます。
[詳細]タブで、[1-南-C]を選択します。
ゾーン内のすべてのスペースが選択表示されます。
次にスペースの冷暖房負荷分析の際に使用される情報を確認します。
スペース情報を確認する
[詳細]タブで、[109 ラウンジ]を選択します。
スペースとゾーンのリストの下に、選択したスペースのスペース情報が表示されます。
スペース情報を確認します:
[スペース タイプ]で、[...] をクリックし、[スペース タイプ設定]ダイアログで、左側のペインを下にスクロールし、[ラウンジ/娯楽]を選択して[OK]をクリックします。
Revit MEP ではスペース タイプに対して既定の設定が用意されています。[スペース タイプ設定]ダイアログを使用して、必要に応じて設定を調整できます。
[構成タイプ]で[<建物>]が選択されていることを確認します。
これにより、スペースの使用法と建設マテリアルがスペースに対して指定されます。
[人体]で、[...] をクリックし、[人体負荷]ダイアログで、[用途グループ]および[熱取得(1 人あたり)グループ]の[値]に<スペースタイプ別>が選択されている確認し、[OK]をクリックします。
これにより、スペースタイプ(この場合は「ラウンジ/娯楽」)に設定された人数や 1 人当たりの面積の値が、スペースに対して指定されます。
[電気負荷]で、[...]をクリックし、[電気負荷]ダイアログで、[照明グループ]と[電力グループ]の[値]に[<スペースタイプ別>]が選択されていることを確認し、[OK]をクリックします。
これにより、スペースタイプ(この場合は「ラウンジ/娯楽」)に設定された照明負荷および電源負荷がスペースに対して指定されます。
次に、ゾーンの冷暖房負荷分析中に使用される情報を確認します。
ゾーン情報を確認する
[1_South_Area C]を選択します。
スペースおよびゾーンのリストの下に、選択したゾーンのゾーン情報が表示されます。
ゾーン情報を確認します。
[サービス タイプ]で[<建物>]が選択されていることを確認します。
[暖房情報]で、21.11 °C : 32.22 °C : 該当なし が指定されていることを確認します。
これは、暖房設定温度、暖房給気湿度、加湿設定湿度を示します。
[冷房情報]で、23.33 °C : 12.22 °C : 該当なし が指定されていることを確認します。
これは、冷房設定温度、冷房給気温度、および除湿設定湿度を示します。
注:加湿設定湿度および除湿設定湿度の値を指定しないと、これらの値は負荷エンジンによって計算されます。これは通常、これらのパラメータの特定のパーセンテージを示すよりも適切です。
[外気情報]で、該当なし : 該当なし : 該当なし が指定されていることを確認します。
これは、1 人当たりの外気導入量、面積当たりの外気導入量、および 1 時間当たりの必要換気回数を示します。
次に、シェーディング ビューを使用して、ボイド用のモデルの内部体積を調べます。
シェーディング モデルを表示する
ビュー セレクタ(ダイアログの一番左下の小さなボタン)で、シェーディングをクリックします。
注:シェーディングは、スペースの内部体積を表示します。内部体積は、壁、床、屋根、その他の部屋を境界するコンポーネントの内部サーフェスによって囲まれています。
前に学習した方法を使用して、109 Lounge のスペースをハイライトして選択表示し、その内部ボリュームを表示します。
[選択表示]ツールを非アクティブにし、図のように、建物のコーナーを拡大表示します。
Level 2 のプレナム スペースにボイドがあることに注目してください。
隙間を埋めるためのスペースを追加する
[冷暖房負荷]ダイアログで、[キャンセル]をクリックします。
[プロジェクト ブラウザ]で、[機械]>[スペース]>[平面図] > [スペース 平面図 2階天井]を開きます。
[解析]タブ > [スペースおよびゾーン]パネル > [スペース]をクリックします。
プロパティウィンドウで、次の操作を行います。
[上部レベル]で[レベル 3]を選択します。
[オフセット(上部レベル)]に 0 と入力します。
空のプレナム領域内をクリックしてスペースを配置し、[配置スペース]タブ [選択]パネル > [修正]をクリックします。
スペース プロパティを修正する
配置したスペースを選択し、[プロパティウィンドゥ]で、次の操作を行います。
[識別情報]の[番号]に 212P と入力します。
[名前]で[プレナム室]を選択します。
[占有可能]のチェックを外します。
[エネルギー分析]で、[条件タイプ]が[冷暖房]になっていることに注目してください。これは非占有スペースなので、冷暖房負荷分析に含める必要はありません。
[プレナム]にチェックを入れます。
[条件タイプ]が[無条件]に更新されることに注目してください。
[適用]をクリックします。
ゾーンにプレナム スペースを追加する
作図領域で、レベル 2 のすべてのプレナム スペースを含むゾーンを選択します(名前は 2_プレナム)。
[HVAC ゾーンを修正]タブ > [ゾーン]パネル > [ゾーンを編集]をクリックします。
[ゾーンを編集]タブ > [ゾーンを編集]パネル > [スペースを追加]をクリックし、スペース プレナム室 212P を選択します。
[ゾーンの編集を終了]をクリックします。
[冷暖房負荷]ダイアログを開き、空隙がスペースで埋められたことを確認します。
ファイルを保存または保存せずに閉じます。
この練習では、建物、スペース、およびゾーンの情報を確認し、プレビュー ペインにスペースを表示してスペースの境界および体積を確認しました。