~「苦しい時は原点に帰れ」(野村克也)~
スーパーひとしくん石井熱投で桜満開!初回猛攻でシルバーフォックスに快勝!
前日26日にはついにプロ野球が開幕、いよいよ春本番のこの土曜日にビッグアプセットナインが集結したのは光が丘公園、天気は快晴、東京の桜も満開となり光が丘公園の人出はまっすぐ前に歩けないほどだ。道路の渋滞に加え、駐車場のみ閉鎖という東京都の中途半端な感染対策もありメンバー集結が試合開始ぎりぎりとなったが、春爛漫の光が丘でのシルバーフォックス戦が始まった。
すると初回表のビッグアプセットはいきなり桜満開の大爆発だ。まず先頭石井大和が初球をフルスイングすると打球は右中間への弾丸ライナー、いきなりのツーベースで出ると、続く石井が今度は左中間への大飛球、これもツーベースとなり親子ワンツーの連続ツーベースで1点を先制!3番芝田はセンターに弾き返すタイムリーでこれで石井が還り2点目となったところで、この日4番に入ったのは6試合ぶり久々の参加となった昨年の三冠王・塚野敦也、ファールで粘ったあと完璧なスイングで捕えた打球はレフト上空に舞い上がり軽々とフェンスオーバー、6試合ぶり挨拶替わりの一発でシルバーフォックスの度肝を抜いた。
しかしビッグアプセットの猛攻はこれで終わらない。ランナー一掃となったあと、5番山下はライト線へ鮮やかな流し打ちのヒット、続く櫻町が1・2塁間を鋭いゴロで破り、なんと試合開始から6者連続ヒットという、おそらくビッグアプセット史上初の派手な立ち上がり。続く村上のピッチャーゴロが相手のエラーを誘い山下が生還して5点目、ここで1・2塁にランナーをおいて登場した藪下、もはや完璧に手に馴染んだニューバットを一閃すると打球は美しい45度の弧を描く、これがぐんぐん伸びてレフトスタンド中段への完璧なホームラン、これで3点を追加だ。結局この初回ビッグアプセットは、打者13人、6連続を含む8安打、ホームラン2本の猛攻で一気に8点をゲットし圧倒的優位にたった。
一方ビッグアプセットの先発は石井、初回ツーアウトからポテンヒットを2本打たれた後ここは後続を断つが、2回先頭の左バッターにライトオーバーのホームランを打たれ1点を返される。その後ツーアウトにこぎつけたところでデットボールでランナーを出すと次打者のサードゴロを藪下が1塁側ネット直撃の大暴投、ランナー盗塁で2・3塁となったところで次打者のセカンドゴロを田辺が処理できず2者が還り8-3、続く3回も先頭打者のショートゴロ、次打者のセカンドゴロと連続エラーが出てノーアウト1・2塁、まだ5点リードしているにもかかわらず負けている試合のような雰囲気がただよい始める。
ここでこの流れを食い止めたのがスーパーひとし君こと石井だ。ノーアウト1・2塁のピンチを三振、ショートゴロ、ショートフライで後続を切って取ると、このあたりから明らかにピッチングのギアを上げる。梨己ちゃん撮影の動画でピッチングフォームをチェックしつつ腕の振りを修正、審判も認めるほどストレートの伸びが加速、縦スライダーは鋭さを増し必殺ツーシームの威力は倍増だ。この日キャッチャーに入ったオヤブン村上とは要所要所での外角低め攻めの徹底をすり合わせ、あの野村克也が「困ったとき、苦しい時は原点に帰れ」といった外角低めストレート、その原点能力を後ろ盾にしたピッチングは、2回のホームラン以降は4イニング12アウトをデットボールひとつのノーヒットと完璧なピッチング。肘の手術を経て昨年石井大和と親子最多勝同時受賞と復活した石井が、今シーズンハーラーダービーのトップをひた走る石井大和に対しエースの座を譲るのはまだ早いと挑戦状をたたき付けるナイスピッチングだ。
自らのピッチングに満足した石井、最終回はマウンドを石井大和に譲るが、その石井大和も1イニングを3三振と派手なクローザーぶりを見せ、結局試合は初回の猛攻がきいて8-3でビッグアプセットの快勝となった。
試合後は昨年度タイトルホルダーの表彰式、塚野敦也のMVP/三冠王、石井大和の最多勝/盗塁王、そして石井の最多勝/最優秀防御率の投手二冠にそれぞれトロフィーが授与され、受賞者3人を祝福するナインも桜満開の笑顔だ。
55歳にしてエース復活の見事な石井のピッチング、久々登場塚野敦也とニューバット藪下の目の覚める柵越えホームラン、芝田・山下・櫻町の最年長組も引き続き好調で打撃ランキング上位にとどまり、今期打率が上がらずこの日は下位に下がった田辺にも会心のヒットが出た、あとは相変わらず初球を悠々と見逃す大河原の片目が開くのを待つばかりだが、光が丘公園の桜と同様ビッグアプセットも春満開だ。今年はプロ野球も143試合のフル開催、草野球界もいよいよシーズン中盤入り、今年のフルシーズン貫徹を誓いつつ、桜満開の光が丘公園を後にするビッグアプセットナインであった。
~監督談話~
春爛漫の光が丘公園で初回のサクラ満開打線は先頭の大和くんから石井さん、芝田の3連打、敦也くんのツーラン、山下、櫻町の2連打のあと藪下くんのスリーラン、田辺さんのヒットと8安打8得点の怒涛の攻撃でした!
先発石井さん、キャッチャー村上のバッテリーも息の合ったコミュニケーションで気合十分。チームを引っ張る強いメンタルで流れを渡さない充実感が伝わる試合運び。締めた大和くんのリリーフも完璧。ナイスゲームでした!
来週もこの勢いで快勝しましょう!
来週は4月3日(土)15時から17時、同じ光りが丘公園です。
照ノ富士の優勝も感動しましたね!
では来週!
みんな、よろしく!