TokyoFightMoney戦
~「知識は水だ 独占してはいけない」(ペコパ)~
HPダウンにも負けず奮戦、小川熱投も打線援護なくTFMに惜敗!
「あの日自分はどこで何をしていた」と記憶される歴史上の日付のひとつ、衝撃の9.11から20周年となるこの日、ビッグアプセットナインは必勝を期して駒沢公園に集結したが、実はそのときビッグアプセットには9.11に勝るとも劣らない衝撃の事件が起こっていた。
2005年に開設されすでに16年の歴史を誇り、ビッグアプセットの泣き笑いの全てを記録してきたHPがダウン、アクセス不能の状態となるだけでなく、この試合の段階でいまだ復旧の見込みが立っていない状況。アクセス不能だけでなく過去の記録が全て消えてしまったのではないか、と過去の戦評をひとつずつ読むことを老後の楽しみにしている櫻町監督をはじめナインに動揺が走る。HP運営を一手に引き受ける大河原CFO(チーフインフォーメーションオフィサー)はそんな監督の心配をよそに悠々と遅れて登場、そんな不安な状況のなか宿敵Tokyo Fight Moneyとの試合が始まった。
この試合も先攻をゲットしたビッグアプセットはこの不安を払拭すべく初回の先制攻撃だ。久々登場の先頭塚野敦也がさっそくライトフェンス直撃のヒットで出塁、2・3番の内野ゴロでツーアウト3塁となったところで4番芝田が快心のジャストミートで三遊間突破のレフト前タイムリー、塚野敦也が還り1点を先制だ!続く櫻町も快心のスイング、地から浮き上がるようなロケット弾を放つがこれが相手セカンド好守に阻まれセカンドライナーとなり惜しくもチェンジ。しかし初回から好調クリーンアップのLegacyバットが火を噴きこの日の打撃爆発を予感させる。
その裏、ビッグアプセット先発はライアン小川。立ち上がり制球が定まらず2四死球に不運なポテンヒットなどが相次ぎ3点を奪われ逆転を許す。
しかしここからライアン小川はギアを上げる。2回以降、鋼の肉体から繰り出す速球は威力を増し、この日ビッグアプセットナインも驚かせた鋭く落ちるナックルカーブを駆使しTFM打線を翻弄、2回・4回は三者凡退、3回にはフォアボールと不運な内野安打でワンアウト満塁のピンチ、ここで相手6番がキャッチャー前の小飛球を打ち上げる、楽勝でキャッチャーフライとなる打球だったが、前進したキャッチャー塚野敦也はフェイントでこれをショートバウンドで捕球、ホームベースを踏むと三塁へ送球、当然3人のランナーはスタートしておらず楽々ダブルプレー、塚野敦也の一瞬の判断での見事な頭脳プレーで一瞬にしてチェンジ!回を追うごとにギアの上がる小川のピッチングで相手に追加点を許さず、ひたすら打線の奮起を待つ。
どうしても追加点のとれないビッグアプセット打線、4回表には先頭塚野敦也が三塁線を鋭く突破するツーベース、続く大間がフォアボールを選びノーアウト1・2塁でクリーンアップに打順が回るという最大のチャンスが訪れる。ここで山下は鮮やかな流し打ちでライトへのライナー、しかしこれが不運にも正面をつき思わず飛び出していた大間もファーストに戻れず痛恨のダブルプレー、続く芝田も倒れこの回も得点を奪えない。
そして迎えた5回表のビッグアプセットの攻撃、ワンアウトから鈴木がこの日2本目となる技ありレフト前ヒットで出ると、続く村上が内角低めの直球をすくい上げ、この打球がグングン伸びてレフト頭上を破る、一塁から鈴木が決死の走塁でホームイン、村上の快心のタイムリーツーベースで待望の2点目をゲットだ!そして続く薮下のセカンド後方のフライが相手エラーを誘い、続く小川のサードゴロでランナーが進塁しツーアウト2・3塁と同点のチャンスで打席には佐藤達路、この絶好の場面で相手TFMバッテリーはまさかの申告敬遠を選択、おそらく草野球では前代未聞の申告敬遠でツーアウト満塁、ここで登場した田辺、チャンスに滅法つよいつとロングボディはその真価を「初球打ち」と確信、この大チャンスでも初球ストレートを強振、一塁線に鋭い打球が飛ぶが惜しくもこれが相手ファースト正面をつき残念ながらチェンジ。同点に追いつく最大のチャンスをモノにできなかった。
戻しきれなかった試合の流れのままその裏相手打線は2安打集中で2点を追加、6回表ビッグアプセットは石井大和と大間のヒットでチャンスをつくるが得点できず、そのままビッグアプセットは試合の流れを戻しきれないまま2-9の敗戦となった。
試合は惜敗となったが久々に若手メンバーも参加し活気あるベンチに雰囲気は上がる一方だ。また登板ごとに球威とコントロールが増している小川、勝ちはつかなかったが今やビッグアプセット投手陣の柱として規定投球回到達もあとわずかだ。塚野敦也、村上、鈴木、石井大和などの見事なバッティングはシーズン後半に向けた明るい話題だ。
一方、試合後記者団に取り囲まれた大河原CIOはHP障害の状況について会見を行ったが、現時点で復旧の見込みはまだ立っていないとの説明。経営責任については、「真因究明と再発防止につとめることが私の経営責任だ」と述べるにとどめた。しかし一方、今年5月までのデータは存在しているとの情報もあり、今後の復旧と再発防止、また今後のことを考えたバックアップ体制強化にも期待がかかる。改めて考えれば、CIOと持ち上げられながらもHP運営やデータ管理を大河原に一手に引き受けてもらってきた組織運営も課題だ。今後はリスク管理の観点からも、若手メンバーのITリテラシーの高さも含めチーム全体で知見を共有していくことが大切だ、という教訓をかみしめつつ駒沢公園を後にするビッグアプセットナインであった。
<監督コメント>
久々の東京ファイトマネー戦、若手も出席し必勝の構えで臨んだが、伊藤投手の前に中盤押す展開もあと1本が出ず惜しくも敗戦。
小川さんも回を重ねる毎にストレートにキレが増し、ナイスピッチングでした。
リリーフの佐藤達路くんも相変わらずの躍動感。キャッチャー塚野敦也くんの頭脳プレーも光った。
打撃も芝田が痛烈に三遊間を抜くタイムリー、村上が大飛球レフトオーバーツーベースを放てば、大間さんもヒットで芝田と打率が並び2位タイに浮上、塚野敦也くん、鈴木さんもマルチヒット、石井大和くんも技ありのレフト前ヒットとオヤジも若手も打撃好調、山下、櫻町もヒットにならなかったが真芯を捉える当たりを飛ばし今後につなげた。
来週9月18日(土)は、9時から城北中央公園でWINNERSと対戦です。
現在ホームページは大河原が復旧に向けて頑張ってくれてますが、新たに作成中の下記ホームページ
https://sites.google.com/view/bigupset/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0
ここの「今後の日程」にある出欠表に、出席表明をお願いします。
では来週❗️
みんな、よろしく❗️