~「やっぱり野球はいいなあ」(“Shoeless”ジョー・ジャクソン@Field of Dreams)~
強力助っ人2名参戦で野球の素晴らしさを堪能!がっぷり四つでアンビションズに挑むが相手強力打線に返り討ち!
波乱の2021年シーズンもいよいよ第4コーナーを回りラストスパートに入ったこの日、文字通り雲ひとつない快晴秋晴れの石神井公園に集結したビッグアプセット、人数繰りの関係からこの日は強力助っ人が2名参戦した。
まず立教大学野球部正捕手という輝かしい球歴、1990年代前半に稲葉(日本ハム)や仁志(巨人)たちとともに神宮の杜を沸かせた倉林選手、最近も日米の草野球を渡り歩くスーパースターが芝田の紹介でついにビッグアプセットに参戦だ。
そしてもうひとりは、現役大学生で蒼天キャッチャーも務める「組長」伊東選手、現役大学生とは思えない完成度の高いルックスは迫力満点、体育系らしい礼儀正しさと腰の低さとのアンバランスが魅力でつかみは試合前から完璧だ。
そんなフレッシュな雰囲気の中プレーボールしたアンビションズとの試合は久々に先攻をゲット、初回先頭塚野敦也がいきなり左中間をライナーで破るツーベースで出塁、ワンアウトあと初登場3番倉林が鮮やかな流し打ち、挨拶代わりの三遊間内野安打でワンアウト1・3塁といきなりのチャンス。しかしここで4番芝田は速球に押され浅いレフトフライで塚野敦也は還れず、続く櫻町も倒れ初回チャンスは無得点。
つづく2回はワンアウトから7番村上が最近モデルチェンジが完成したゆったりしたフォームからライト前へ弾き返すと、つづく組長伊東は強烈な三遊間突破、これも挨拶代わりのクリーンヒット、さらに田辺がフォアボールを選んでワンアウト満塁の大チャンスだ。ここで登場大河原はこのおいしい場面に集中力マックスで臨むが、フルスイングの打球が惜しくもピッチャーゴロとなりホームゲッツーでチェンジ、初回・2回とつづけてチャンスで得点できず重苦しい立ち上がり。
一方この日ビッグアプセット先発は2018年3月3日、大田スタジアムのTokyo Fight Money戦以来3年8か月ぶりのマウンドとなる塚野敦也、試合前から緊張が隠せない塚野敦也だったが初回アンビションズ打線を3者凡退に押さえる見事な立ち上がりだ。
しかし2回裏のアンビションズの攻撃、先頭4番にセンター前に弾き返されると続く5番打者にレフト場外に打たれるホームランで2点を先制される。
しかし塚野敦也は久々のピッチングとは思えない落ち着きのあるマウンドさばき、ほとんどボールを投げないテンポのよいピッチングでバックも奮起、初回にはこの日センターに入った山下がジャストミートの難しいライナーを好捕するナイスプレー、3回には先頭打者の三塁線の強烈な打球をサード芝田が逆シングルでハーフバンドキャッチ、完璧スローイングでこれをアウト、相手ベンチからも拍手があがるファインプレーで塚野敦也を盛り立てる。
するとビッグアプセット打線が奮起したのが3回表だ。ワンアウトから2番加藤が火の出る当たりのサード強襲ヒットででると盗塁で2塁へ、ここで3番倉林が鋭く1・2塁間を破りこれが加藤を還すタイムリーとなって1点を還す!さらにワイルドピッチで倉林が2塁へ進んだところで4番芝田は快心のジャストミートでレフト後方へのライナー、これがフェンス直撃となるがクッションボールも強すぎ倉林は三塁とまりのシングルヒットとなり、後続も打ち取られこの回追加点はならず。
しかし4回表の攻撃では、先頭村上がライトのエラーで出塁し伊東がフォアボールで1・2塁、田辺、大河原の内野ゴロでツーアウト2・3塁となったところで、1番塚野敦也が鮮やかに三遊間を破るタイムリーで村上が生還し同点だ!そしてつづく加藤はセンター後方への大飛球、これを相手センターが追いつきながら落球するエラーとなり伊東、塚野敦也が相次いで生還し2点追加で4-2と試合をひっくり返した!
しかし強打のアンビションズ打線も黙ってはいない。4回裏の攻撃では、3番から6番までの4連打で2点を還し4-4の同点に追いつく。
同点となったところで5回から両チームを投手を交替し試合後半に臨む。ビッグアプセットは倉林がマウンドにあがり伊東がキャッチャーに、倉林は50歳とは思えない力のあるストレートで押し、組長伊東もグランド中にとどろく大声で倉林を盛り立てる。
しかし試合後半に入り高齢ビッグアプセット守備陣に疲れが見え始め、5回・6回ともに自責点はゼロながらエラー絡みで2点ずつを献上、4点差をつけられる。
一方アンビションズ2番手は135キロの剛速球に125キロの高速スライダーを投げ込む好投手、5回には芝田、櫻町、山下の3人がかろうじてバットに当てる内野ゴロ、6-7回は村上から加藤までの6者連続三振に打ち取られ反撃のきっかけを掴むことができないまま4-8でゲームセットとなった。
試合は惜しくも敗戦となったが、神宮のスーパースター倉林選手、現役大学生元気いっぱいの「組長」伊東選手のハツラツプレーがチームに新風を吹き込んでくれた。負けじと最年長組ではこの日芝田がファインプレーにフェンス直撃弾と気を吐いたが、一方相手のアンビションズにはなんと74歳現役浪商OB選手が1番キャッチャーで大活躍、今年58歳を無開ける最年長組にまだまだ鼻たれ小僧だと渇を入れる、この日のグランドの最高齢と最年少組長伊東選手との年齢差はなんと50歳以上、年齢を超えた野球愛に満ちた試合となった。
ホワイトソックス時代に八百長疑惑でメジャーを追放され「手足をもがれたようだ」との言葉を残して野球と縁を切ったジョー・ジャクソンは、数十年後にアイオワのトウモロコシ畑からグランドに現れ、レイ・キンセラの投げ込むボールを討ちながら「やっぱり野球はいいなあ」とつぶやく。週末の草野球グランドは野球を愛する年齢を超えたメンバーが集まる聖地だ。2021年シーズンもいよいよ残り最大3試合、悔いのないシーズンへの誓いと野球への愛を胸に、快晴の石神井公園を後にするビッグアプセットナインであった。
対戦相手アンビションズのチーム紹介に20代から70代のチームで中々勝てませんとあり、強力助っ人の2人を呼んで快勝かとの読みは甘かった。
74歳の人は超元気な1番キャッチャー、途中から135キロのストレートとスライダーのリリーフが登場、厳しい展開となった。
<監督談話>
塚野敦也くん。加藤くん、芝田、村上、倉林さん、伊東くん、の合計8本のヒットを放ちチャンスを作るもあと1本が出ず、
ピッチャー敦也くんの制球良いナイスピッチング、リリーフの倉林さんもしなやかな投球フォームから力のある球を投げ込み強力打線相手に好投、守備も芝田のナイスプレー、山下の安定感ある守備力、倉林さん、伊東くんのガッツ溢れるプレーなど援護するがエラーもあり惜敗となった。
今シーズンは12月4日(土)の東京ファイトマネー戦を最終戦としたいと思いますので残り3試合、悔いのないよう最後まで気合いで戦いましよう❗️
来週11月20日(土)は11時から芝公園で、久々に南海ハーツと対戦です。
みなさんの出席表明をお願いします。
では来週❗️
みんな、よろしく❗️