~「古い奴だとお思いでしょうが 古い奴ほど新しいものを欲しがるものでございます」(鶴田浩二)~
緊急事態宣言明け!新キャッチャー道具とLegacyバット5本で強豪ダークスに臨むも惜敗!
長らく続いていた緊急事態宣言もついに解禁、台風一過の快晴の城北中央公園に集結したビッグアプセットは長年の宿敵Darksとの戦いに臨む。しかし試合前のビッグアプセットナインの話題はこの後の試合でも緊急事態宣言でもなく、先般新しいキャッチャー道具一式を購入したことで古いキャッチャー道具をどうするのか、あれは不燃ごみか粗大ごみか、バットリングはもう売っていないのではないか、などと熱い議論でヒートアップ。またこの日は今年になって購入されたビヨンドLegacyバット5本が勢ぞろい、重さ・長さ・バランス・グリップがそれぞれ微妙に異なる総額25万円がベンチ前に並べられ、金満球団の雰囲気でプレーボールだ。
先発は久々のスーパーひとしくん石井、初回ワンアウトからヒット、エラーと不運な内野安打でいきなりワンアウト満塁のピンチ、ここで相手5番にセンター前に弾き返され1点を先制されるが、中継に入ったショート塚野敦也が相手ランナーの連携の悪さをすばやく察知、鋭い出足でサードランナーを刺すファインプレーでツーアウト、この後パスボールで2点目を献上するが満塁のピンチを何とか逃げきる。
すると初回裏ビッグアプセットの攻撃、先頭塚野敦也がセカンド内野安打で出ると盗塁と内野ゴロで三塁へ、そして3番山下のサードゴロで果敢にスタートし1点目をゲット!塚野敦也がダイヤモンドを駆けまわり初回裏にさっそく1点を返す。
しかし強豪ダークス打線は攻撃の手を緩めない。2回表にはツーアウトからの連打で1点、3回表には先頭がレフトオーバーのツーベースを放ち、ワンアウトから3番の右中間への微妙な当たりにライト西村が果敢に突っ込むも中途半端なタイミングとなりこれを後逸、タイムリースリーベースとなり、ベンチの大河原も「西村、中途半端~!」とドスの効いた声で激を飛ばす。
1-4とじりじりと点差を広げられたビッグアプセットの反撃は3回裏の攻撃だ。この回先頭の村上がまずライト前に弾き返す。この日の村上は安打製造機・張本勲を意識したゆったりとしたバッティングフォームに修正、その効果がさっそく出て出塁すると、続く薮下も鮮やかな流し打ちでライト線突破のツーベース、ノーアウト2・3塁の大チャンスで石井がジャストミートのセンター返しタイムリーヒット、これで村上・薮下が生還し2点を返した!さらにノーアウト1塁でチャンスは続き、ここで登場した大河原は初球をフルスイング、完璧にとらえた打球は三遊間への強烈な当たり、ビッグアプセットベンチも一瞬総立ちとなるが相手ショートがこれを逆シングルで好捕、反転しセカンド送球で石井を刺殺しアウト、見事なファインプレーで大河原のクリーンヒットとビッグアプセットの反撃が阻まれた。
3-4のままここから試合は両チーム我慢の膠着状態に入る。石井は粘りのピッチング、4回にはエラーとデットボールでのツーアウト1・2塁のピンチを凌ぎ、5回にはツーアウトから連打でまたもツーアウト1・2塁となるがここも見事な制球と緩急あるピッチングで切り抜ける。
石井の熱投に応えるべくビッグアプセット打線も反撃、4回には先頭山下が内野安打で出たあとツーアウトから西村が右中間への鋭い当たりのツーベース、しかし外野からの好返球で山下がサードタッチアウトとなりチェンジ。5回には村上のこの日2本目のヒットと小川・石井のフォアボールでツーアウト満塁の同点・逆転の大チャンスに打席は大河原、さきほどの鋭いバッティングに期待は高まり、「ファーストストライクを打て、でもボールは打つな」と細かい指示が飛ぶがこれに一切耳を貸さず集中する大河原、このチャンスは初球打ちと決めて相手初球ストレートをマン振りするが、これが惜しくもファーストゴロとなりチェンジ、ビッグアプセットはどうしても次の1点が取れない。
そして6回表に痛恨の追加点をDarksに奪われ2点差で迎えた最終回となる6回裏、ビッグアプセットは執念の反撃だ。ワンアウトから石井大和がフォアボールで出ると、山下三振のあと芝田が外角球にくらいつきセンター前に落とすヒットで1・3塁とチャンスをつなぎ打席には首位打者櫻町、ファーストランナー芝田の頭の中では右中間・左中間を抜ける打球で一気にホームインのイメージを固まった。すると櫻町の打球は得意の流し打ちで左中間へのフライ、イメージ通りの打球とランナーが一斉にスタートを切りビッグアプセットベンチからも歓声が上がるが、ここは相手レフトがスライディングキャッチでこれを好捕、チャンスは潰えゲームセットとなった。
試合は強豪Darksに惜敗となったが石井は6回完投で見事なピッチング、打撃でも鮮やかなタイムリーも放ち存在感を見せた。5本揃えたLegacyバットは火を噴くには至っていないがピカピカに磨かれた新品キャッチャー道具、いつになっても新しい道具は気分をあげてくれる。芝田はマルチヒットで打率を上げ、この日ノーヒットの櫻町、密かに潜伏に入った大間の3人の打率が急接近、最終四半期に入り打撃タイトル争いもいよいよ佳境だ。ナインのワクチン接種も進み政府による実証実験も始まった。2か月後のシーズン終了時にはチームあげてのシーズン打ち上げもできるようになるかもしれない。日が暮れ鮮やかなカクテル光線に輝くグランドを背に、明日への希望を抱き城北中央公園を後にするビッグアプセットナインであった。
<監督談話>
緊急事態宣言解除後初の試合は、強豪ダークス戦。石井さんも変化球を駆使しストライクゾーン一杯を使うナイスピッチング。
打線も石井さんの2点タイムリー、村上、芝田のマルチヒット、西村、藪下くんのツーベース、山下の粘り強い1塁後方のヒット、塚野敦也くんの初回先頭打者のヒットに好走塁など、2回以外は毎回得点圏にランナーを進める9安打の攻撃力を見せた。
守備では塚野敦也くんの軽快なフィールディング、センター石井大和くんのナイスカバーなど、老壮青が頑張ったがあと一歩。
来週は気合いで快勝しましょう❗️
来週のマッチメークは今努力中です。
決まり次第お知らせします。
では来週❗️
みんな、よろしく❗️