~「花も嵐も踏み越えて行くが男の生きる道」(西條八十)~
櫻町監督、前人未踏の通算600試合出場達成!
しかし中央Marinersに力負けで記念試合を飾れず!
東京都に3度目の緊急事態宣言が発出され来週からの野球はできるのか、そんな不安がよぎり始めた今日このごろだが、この日ビッグアプセットは櫻町監督の前人未踏の通算600試合出場という記念の日となった。
この記念試合を迎え、櫻町監督は自らを4番に抜擢、さらに前後を芝田・山下が固める往年のクリーンアップを起用。芝田・櫻町・山下といえば2003年から2013年の11シーズン、打撃三冠33タイトル中21タイトルをこの3人で分け合った往年の中心メンバー、この3人がクリーンアップを組むのは、2011年11月12日ローヤーズ戦(大泉中央公園)以来、なんど9年5か月ぶりだ。
またこの日は、2010年代前半に俊足好打の一番打者として活躍した斎賀が2015年以来6年ぶりに試合に参加。その後仙台赴任、結婚、出産を経てなかなか参加できない状況が続いていたが、今日はこの記念すべき試合に参加すべく駆けつけてくれたのだ。こうした記念試合に相応しい話題満載の状態でプレーボール。
2回裏、この回先頭の4番櫻町は鮮やかな流し打ちでレフト前ヒット、自らの記念試合に花を添えるクリーンヒットだ!その後石井はフォアボールを選びツーアウト1・2塁となったところで大間が1・2塁間を破るライト前ヒット、この打球で2塁走者の櫻町は巨鯨走法で3塁を回る、しかしライトからの返球が早くいったんストップがかかる、さらにそこで相手中継が乱れたのをみると三塁ベンチから再びGoの大合唱、このストップ・アンド・ゴーに巨鯨走法が対応ず、ここはあえなく本塁で憤死。記念試合で先制ホームイン、というシナリオは崩れた。
一方ビッグアプセット先発はもはやエースの石井大和、最近の相次ぐ熱投で左手の指にマメができた状態での苦労のピッチングだ。初回はワンヒットワンエラーにフォアボールでツーアウト満塁、2回はにフォアボールでツーアウト2・3塁のピンチをいずれも粘りのピッチングで無失点で逃げ切る。
3回は三者凡退で打ち取ったが、続く4回は内外野のエラーでワンアウト満塁のピンチ、ここで中央マリナーズはスクイズを敢行、これを見破った石井親子バッテリーはウェストで外し3塁ランナーをタッチアウト、続く打者もファーストフライ、これを芝田が難なく捕球しピンチを脱する。
対するビッグアプセット打線も相手先発の変化球を駆使したピッチングになかなか状況が打開できず、4回表終了時点で0対0の緊迫した試合となった。
ここでこの均衡状態をひと振りで打開したのが4回裏先頭の石井大和だ、インコースを振り抜いた打球は鋭いライナーでライト線を突破、早い打球が外野を転々とする間に石井大和はダイヤモンドを駆け抜け、ホームランダービートップにも立つランニングホームランで1点を先制だ!
これで一気に緊張がとけたビッグアプセット打線、2番斎賀がフォアボールで出ると芝田のサードゴロでランナーが入れ替わり、櫻町がデットボールでつなぐと1・2塁で山下が三遊間を破るレフト前ヒット、2塁走者の芝田は相手レフト守備のファンブルで再びベンチからのストップ・アンド・ゴーに翻弄されるがここは際どくサードに帰塁しワンアウト満塁、追加点の大チャンスだったがここは村上が三振、石井がショートフライに倒れこの回1点どまり。
この記念試合を孝行息子・石井大和の投打のワンマンショーで櫻町監督に勝利を捧げる展開か、と思われたが指マメに悩む石井大和にここからマリナーズの強力打線が襲い掛かる。
5回表中央マリナーズの攻撃、先頭がレフト前ヒットで出ると続く打者が右中間を完璧に破るホームランであっさり逆転、その後2安打とフォアボールでワンアウト満塁のピンチとなり、ここで相手3番の打球は強い当たりのサードゴロ、これをこの日サードに入った藪下が胸に打球をあてそのボールを掴んだ瞬間、2塁ランナーが目に入りタッチに行くもこれが届かず、気を取り直してファーストに送球するもこれを予期していなかった櫻町がベースにつまづき転倒、こうしたエラーが重なり2点を献上、これで緊張の糸がきれた石井大和は続く4番に左中間を破られこれがスリーランホームランとなり、この回7点を献上してしまった。
その裏ビッグアプセットの攻撃、ツーアウトから藪下が汚名返上のフルスイングで左中間を深々と破るスリーベースヒット!続く田辺のピッチャーフライがエラーとなる間に藪下が生還し2点目だ!
しかしビッグアプセットの反撃もここまで。時間切れとなった6回表にも相手に2点をとられたところで試合終了、残念ながら櫻町監督の記念試合を飾ることはできなかった。
それにしても2003年からの足掛け19シーズン、花も嵐も踏み越えてチームに貢献し続けてきた男の大記録だ。チーム通算645試合のうち参加率は驚異の93%!通算2位の大河原の494試合に100試合以上の差をつけた断トツトップの参加数はアッパレというほかない。これがどのくらい偉大な記録なのか、考えてみた。
・2003年からここまで、土曜日は概算で通算940日、30代中盤からの多忙な週末、940回あった土曜日のうち600回をビッグアプセットに捧げた。
・試合時間の2時間に加え、移動往復2時間、試合前石井道来場含め1時間、1次会・2次会それぞれ2時間とすると毎週9時間、よって通算では5400時間をビッグアプセットに捧げた。
・5400時間、ゆっくり歩き続けたとするとその歩行距離はおよそ1万6000キロ、これは東京から地球を半周してペルーの首都リマに到達する距離だ。
・ビッグアプセットは週一試合、プロの平均が週5試合程度とすると、この記録はプロ野球では通算3000試合に相当する偉業、これを達成したのは過去にも谷重元信と野村克也の2選手だけだ。
・2012年12月、監督就任1年目に試合時間を間違違えて試合終了時に到着するという前代未聞の失態を演じているが、当然この試合は600試合には含まれていない。もしその日試合時間を間違えていなければ、先週の神宮前GreenBeans戦が600試合目となっていたところだが、先週は記念試合どころではない状況であった。その意味でも本当に運の強い男だ。
試合には負けたが櫻町監督の偉業達成にチームも祝福ムード一杯、久々に登場の斎賀も元気な顔を見せてくれチームも徐々に敗戦の痛手から立ち直る。
東京都の緊急事態宣言発出で、来週以降の東京都と一部の区のグランドの閉鎖が発表され来週以降の運営に暗雲が立ち込めるが、ここは名伯楽大河原GMが何とかしてくれるに違いない。通算1000試合(推定到達年齢69歳)を目指して、来週以降も野球を続けるぞ、と思いを新たに潮見を後にするビッグアプセットナインであった。
~監督談話~
櫻町の600試合出場に際し、みなさんのお祝いの言葉の数々、ありがとうございました!
試合は芝田、櫻町、山下の懐かしい往年のクリーンアップという万全の体制で臨みました。大和くんの熱投で再三のピンチもゼロに抑え、4回裏の大和くんの今季第2号ホームランで先制という流れが来そうな展開だったが守備の乱れもあり逆転負け。しかし大和くんのホームランの他、櫻町、山下、大間さんのナイスヒット、藪下くんの長打など打撃面の収穫もありました!次につなげましょう!
さて来週は東京都の緊急事態宣言の影響で光が丘公園が使用中止になり、元々予定していた光が丘公園での試合は中止になりました。
代わりに、大河原が大宮健保の確保に動いてくれていて、この抽選が月曜日の14時に結果判明します。
当選した場合は、明日、マッチメークに動きます。
大宮健保の確定前ではありますが、みなさんには、あらかじめ5月1日も予定していただきたく、よろしくお願いします!
なお、大宮健保は「12時から14時」の枠で確保に動いています。
では来週、野球が出来ると信じて!
みんな、よろしく!