道具を使わずにナイフを作る

バターナイフや金属片を濡れた舗道でこすり、柄をひもで包んでナイフを作る方法を紹介します。


※怪我をしない/させないようくれぐれも注意してください!




■用意するもの


・バターナイフ、または金属片(のこぎりの刃や他の金属も使えます。)


・ひも(太めと細め)


・棒


(以下できれば:はさみ、ドリル、カウンターシンク、紙やすり、ライター、ペンチ)




■手順


*注意:道具を用いたオプショナルのステップも紹介します。


純粋な「道具なし」のナイフ作りを知りたい方は道具を使った手順(手順1~3)を飛ばして下さい。




【1】オプショナル:柄の上端・下端にドリルで穴をあける


これらの穴は柄を包むひもの端を入れるためのものです。なくても柄の包装にほとんど違いはありません。



【2】オプショナル:皿穴を開け、穴を滑らかにする


カウンターシンク(皿取り錐)と紙やすりを使います。これで穴の淵のギザギザでひもや手を傷つけることを防ぎます。



【3】オプショナル:ひもの先をライターの火で溶かし、先を細くする。


こうすることで穴にひもを通しやすくなります。


溶けたプラスチックが付着し、やけどしないように指をぬらしておいて下さい。写真は8/1インチのナイロン製のひもです。


湿ってもゆるまないため、ポリエステル製の方がより良いでしょう。




http://www.instructables.com/id/Knife-Making-Without-Tools/step3/Optional-Melt-and-Taper-the-Cord-End/


【4】柄を包む


ひもがナイロン製なら、まず湿らせましょう。綿や他のセルロース繊維製なら必ず最初に乾かしてください。


ナイロンは乾いたときに縮み、綿は湿ったときに縮むからです。


ドリルで穴を開けていたら、片方の穴にひもを入れ数センチ、柄の部分にひもが出ているようにしてください。


穴を開けるステップを飛ばしていたら、単にひもの先を数センチほど柄の部分に置きましょう。


そしてその柄の上にあるひも部分も一緒に、柄をひもで包み込んでいってください。


柄の半分くらいまで、ひも(太めの方)を巻きつけます。



http://www.instructables.com/id/Knife-Making-Without-Tools/step4/Start-Wrapping/


【5】輪っかを置く


ここでひもの尻尾(終わり部分)を、まきつけたひもの下を通して引っ張り出す方法を準備します。


細いひもで輪っかを作って柄に置き、その上からひもを巻きつけていきます。


※輪っかの先が巻きつけたひもから出ているようにしてください。



http://www.instructables.com/id/Knife-Making-Without-Tools/step5/Lay-Down-a-Loop/


6】ひもの先を輪っかに通す


柄の最後まで巻きつけ、穴をあけていたらそこにひもの終わり部分を入れて下さい。


穴のあるなしに関わらずひもの終わりを輪っかに通してください。



http://www.instructables.com/id/Knife-Making-Without-Tools/step6/Put-the-Tail-in-the-Loop/


【7】引っ張る!


柄の中ほどに出ている輪っかの先を引っ張り、まきつけたひもの下からひもを引き出します。


輪っかに何かひっぱれるものを巻きつけ強く引いて下さい。



http://www.instructables.com/id/Knife-Making-Without-Tools/step7/Pull/


【8】ひもを強く引っ張る。


あればラジオペンチなどを、なければ棒を使いましょう。出てきたひもの先(輪っか状)に棒などを用い、


てこの要領でひもを引っ張り、緩みをなくすようにギュッと締め付けてください。


画像(Pull the Tails Tight)


http://www.instructables.com/id/Knife-Making-Without-Tools/step8/Pull-the-Tails-Tight/



【9】柄の部分は完了


ひもの先をできるだけ短く切り、残ってしまった部分は包んでいるひもの中に押し入れてください。



【10】刃をデザインする


刃をどんな形・長さにするか決め、印をつけ、その形に傷をつけます。



【11】刃を鋭くさせ荒仕上げをする。


舗道やセメント、コンクリートなどにこすりつけ、刃を鋭くさせます。


できれば少し霧雨がふっていて舗道が濡れているといいです。欲しい長さで折れるまで刃を歩道の縁石の端にこすり付け、それから刃が鋭くなるよう研ぎます。


より良く仕上げたければ滑らかなコンクリートを探してください。あるいは岩かセメントのかけらを


研磨材として使おうとしているコンクリの表面にこすりつけて、まずはそれを滑らかにしてください。


岩、れんが、壊れた植木鉢、その他陶器類なら何でもよい研磨材となります。固い、ぬれたビーチの砂も驚くほどよい研磨効果があるのです。


画像(Shape and Rough Sharpen the Blade)


http://www.instructables.com/id/Knife-Making-Without-Tools/step8/Pull-the-Tails-Tight/



【12】ナイフのできあがり


刃を研ぐ方法のデモンストレーションや紙のさやの作り方はこちらで見られます。


・研ぎ方 http://www.instructables.com/id/Knife-Sharpening-Tricks/

・さやの作り方 http://www.instructables.com/id/Knife-Sheath-from-Paper/


ナイフは1時間もかからずにできるでしょう。どうぞ安全に使ってください!