過去の被災地で行われた実例

飲食をひかえめにし、排出物を少なくする。


・トイレの水は出ないが「流せる」場合は、水をくんできて流す。タンクに一旦ためるより、直接流した方が効果的。小便なら数回分をまとめて流す。大便の場合は、トイレットペーパーは詰まりやすいので別に捨てる。和式水洗トイレでレバー式の場合、レバーを倒しながら水を勢いよく流せば流れる。


・トイレが使えない場合は、新聞紙に用を足し、くるんでゴミ袋にいれていく。トイレットペーパーの使用も最低限にし、別のポリ袋の中に捨てる。


・焼却できる状況なら、トイレットペーパーは燃やす。


・石油缶などの大きな空き缶を土に埋めて便槽にする(A)と、沈み取りができる。


・大型バケツや段ボール箱の内側にゴミ袋をセット(B)。


・下水が流れているマンホールがあったら、ふたをあけて足場を作り

 ボットイントイレとして使う(C)。



山など自然の中では、微生物の多い倒木の脇などで用を足すと分解が早い。人間の排出物は窒素が多く、一極集中で用を足すと、その周辺には3〜4年も、草も生えない状況になることも。許される状況なら、なるべく分散して用を足すこと。