九郎がバツに変装した姿。イワトビペンギンのようなメッシュが入った髪と声、そして一回り大きい体格が本物との違い。
この体格差はゲーム中にも律儀に反映されているので、オリジナルより全体的にリーチが長い。
通常技はバツベース、必殺技は九郎ベースに気合弾が付いており、バツの立ち回りに九郎の技を絡めていく感覚になる。
総合的に見て、若干ながらバツの上位互換キャラと言えそうだ。
長所
スタンダードで使いやすい
飛び道具と突進技の性能が良い
短所
役に立たない技が暴発しやすい
切り返し手段に乏しい
主力通常技
強P
オリジナルのそれよりさらにリーチが長くなり、開幕位置でも相手に届く。モーションも小さいので中距離での牽制、奇襲にピッタリ。
2強K
バツ、Bバツのものとは違ってダウン性能がなく、6強Pや3強Kに繋げられる。隙も少なめなので近距離での熱血コンボ出し切り時に使っていける。
3強K
立ち、しゃがみ強Pや立ち強Kから繋がってSABに移行できる優秀な技。姿勢が低くなるので根性カウンターにも使っていける。
ジャンプ6強K
地上の相手にヒットさせてもダウンしないレバー入れ技。横へのリーチとヒット時ののけぞり時間が非常に長いので、起き攻め等に使えば相手にとって脅威となる。
必殺技、完全燃焼アタック、プラトン解説
(空中)気合弾[(空中で)236+P]
発生早め、隙少なめな使える飛び道具。遠距離、中距離での牽制や根性カウンターなど、用途は広い。弱と強の違いは弾速と飛距離で、強の方が速く、遠くまで届く。
闇神楽[214+P]
九郎のものと同名の技だが、こちらは追加攻撃が一律で上段攻撃となっているので、ガードの揺さぶりなどはかけられない。しかし、追加攻撃1は発生が早く隙も少ないため、出す、出さないで反撃の的を散らすことは可能。それでもあまり使うものではないが。
(空中)夜叉車[(空中で)236+K→レバー+K]
こちらは名前も性能も九郎のものと同じ。通常技に九郎程のラッシュ性能がないのでこれだけでゴリ押しするのは難しいが、やはり頼りになる。
六腑突き[623+P(タメ可)]
九郎と同名の技だが吹き飛ばし性能がなくなっているなど、若干仕様が違う。強をタメてから当てると弱Pなどが繋がるようになるが、禁忌力吸いも出せないし、そもそもタメた六腑突きなんぞ当たる見込みもないので、基本的には封印の方向で。
(空中)暗黒気合弾[(空中で)236236+P]
気合弾の強化版。合計5ヒットする巨大な気弾を前方に撃ち出す。地上版はガードされても距離は離れるので反撃を受けにくいが、熱血コンボのフォローなどに使うとプラトンに弱くなる。連続技か中距離で不意にぶっ放すか、大体その2つが使いどころだろう。空中版は連続技の締めに使うのがメイン。
暗黒闇神楽[214214+P]
闇神楽での乱舞技。暗黒気合弾より発生が早くカウンターや地上コンボの締めなどに使えなくもないが、それよりもSABに持ち込んで暗黒気合弾で締めた方が総合ダメージが高くなるので、結果的に大して使われない。
W暗黒気合弾(2プラトン)
バツの2プラトンと同じ性能で、名前と気弾の色が違う。リーチは横に長めだがガード時は反撃を受ける。
ファイナルシンフォニー(3プラトン)
リーチこそ長くはないが発生が早く、ガードされても1フレーム不利になるだけ。3プラトンの中では抜群に使いやすい。ヒット後はダッシュで追撃しても、挑発でゲージを回収しても良い。
立ち回り
※基本的に近距離=密着~間1キャラ分程度、中距離=間1.5キャラ分~3キャラ分程度、遠距離=それ以上の感覚で書いています。
○遠距離
強気合弾が当たるか当たらないかの距離を常にキープし、砲台となって近寄らせないことが目的。
ただし、闇雲に撃ち続けているといくらなんでもいずれ捕まってしまうので、バックステップや歩き、バックジャンプ空中気合弾などで小刻みに距離の調整をしていこう。
飛び道具をかき消しつつ突進してくる完全燃焼アタックや、ダッシュしてからリーチの長いプラトンなどを使われると弱い一面もあるので、次の行動を読み切られないように撃っていくこと。
○中距離
この距離になると、読まれれば飛び込みや根性カウンター、2・3プラトンなどで反撃されてしまうため、なんとなくで気合弾を連発するのは考え物。
単発で不意に出すなり根性カウンターで使うなりすればまだまだ充分役に立ってくれるものの、撃ち方には工夫を加えよう。
ガードされている熱血コンボのフォローに使うのも良いが、その場合は撃つタイミングをバラつかせること。
毎回最速キャンセルで撃っていたのでは、発生の早い根性カウンターを持っている相手の好餌となる。
また、のらりくらりと前後に動きつつ、強Pを不意に出すなどの選択肢も有効。
ヒット時はそのまま3強Kに繋いでSABに移行できるし、ガードされてもモーションの小さい単発強Pはそうそう反撃されるものではない。
そこに気合弾のフォローを入れる、入れないで迷わせればさらに安心だ。
ノーマルバツよりリーチが長いので、この戦術がさらに活きてくる。
一気に近付きたければ強夜叉車→追加2or3+Kを使うのもいい。
ガードされると最速でカウンターを食らう危険はあるが、追加を2+Kにするか3+Kにするかで反撃タイミングを誤魔化すことができる。
もっと上手くいけば空振った相手の反撃技に手痛いお仕置きを叩き込めるぞ。
○近距離
ノーマルバツ、Bバツよりも近距離で使える必殺技が増えているので、それよりは変化に富んだ攻めを構築できる。
まず、安全に飛び込みができそうなタイミングであれば、密着でのジャンプ強P、離れたところからのジャンプ6強Kを使い分け、相手を地上に張り付けよう。
その後は基本的に2弱Kや2弱Pでヒット確認を取っていくのだが、隙が少なめな2強Kに繋いでみたり、
闇神楽を1発ないしディレイをかけて2発出してみたり、強夜叉車で固めてみたりと、やれることは多い。
6強Pの肘打ちが吹き飛ばし性能になってしまったのは痛いが、それを補って余りあるほどの展開力を発揮することができるだろう。
弱攻撃をガードさせて、いかにも相手が動きたくなりそうなタイミングで次の技を置いておくのがコツ。
○空中戦
空中気合弾での牽制能力は高いが、他の面は特別強いわけではない。
というかスタンダードすぎて特に言うことがない。
積極的にジャンプする場面は遠距離での牽制か起き攻めの時かくらい。
基本は地上に張り付いて、相手が油断して単調な跳び込みできたところを下から空中投げやジャンプ弱Kで迎撃する方がいいだろう。
空中夜叉車もコンボ以外では使いにくい。
根性カウンター
3強P
エアバースト始動技。リーチは短いが大ダメージを取れるので、密着時に仕掛けられるならこれを使いたい。
3強K
SAB始動技。出した瞬間から極端に姿勢が低くなるのが特徴で、相手の立ち技の多くをかわしながら当てることができる。発生は決して早い方ではないので、過信は禁物。
気合弾
発生がそこそこ早く、ガードされてもそこそこ安全。ダメージは少ないのでローリスク・ローリターンな切り返しと言える。
強夜叉車(追加2or3+K)
九郎と同じく、ガード上等で攻守を切り替えたい時に使う。発生前に潰されないように注意。
空中6強K
発生、リーチ共に優秀。空中でのカウンターに使える。
連続技
※【 】 内はトレーニングモードで恭介を相手に決めた時のダメージ
A.2弱K→立ち強K→暗黒闇神楽【51】
起き上がりを攻められるとはいえ、6強Pがコンボに絡まないのでどうしても決定力に欠ける。
ヴァツは基本的にSABを使っていった方がよさそうだ。
B.2弱K→立ち強K→3強K(SAB)→弱P×2→強P→強K→暗黒気合弾【72】
一番使うことになるであろうコンボがこれ。
暗黒気合弾を撃つ時はジャンプ後の弱Pをなるべく引き付けて当て、最後の強Kを当てた後に一瞬ディレイをかけてキャンセルしよう。
そうしないと全段ヒットしないことがあり、ダメージが下がってしまう。
C.3強P(エアバースト)→強P→(弱P×2→強P)×2→弱P×2→弱K×2→暗黒気合弾【90】
エアバースト。
レシピ自体はノーマルバツ、Bバツと同じ。
ゲージを温存したければ、暗黒気合弾を強P→夜叉車(追加8or9+K)(83ダメージ)にするといい。
ノーゲージにしては減る方だし、コンボ後は先に着地できるので有利に進められる。