《第25回関東地区高等学校囲碁選手権大会》
平成22年1月23、24日(土、日)
於日本棋院、開成高校
<大会結果>
男子団体 東京学館高校(3勝1敗で4位入賞)
八千代松陰高校(0勝4敗で16位/16)
女子団体 木更津高校(2勝2敗で4位入賞)
八千代松陰高校(2勝2敗で7位/14)
男子個人 中川 道(4戦全勝で優勝)
全国選抜囲碁大会(大阪、3/21)に出場
佐藤 綱紀(2勝2敗で11位/18)
女子個人 安藤 鈴(2勝2敗で7位/16)
川池 美季(2勝2敗で9位/16)
9路盤男子 保坂 優一(11勝6敗で8位/18)
小林 拓真(5勝12敗で14位/18)
9路盤女子 蔭山 エリカ(7勝8敗で8位/16)
嶌野 和沙(4勝11敗で12位/16)
1日目の23日(土)は団体戦が、日本棋院の3階でおこなわれた。男子団体の東京学館の中川君は非常に落ち着いており、4戦全勝であった。夏の全国選手権に出て枠抜けしたことが、ずいぶん自信になったようだ。団体戦はオール互先なので、三将の小川君は大変であった。副将の保坂君は筑駒戦に負けただけで、3勝1敗。チームとしても3勝1敗で4位に入賞した。八千代松陰は力不足であったが、よく戦った。特に、主将の田渕君は大変であったと思う。この経験を春の県大会に生かしてほしい。
女子団体の木更津と八千代松陰はともに2勝2敗であった。八千代松陰は出だし2連勝でびっくりした。後半は2位と3位に入った力のあるチームと当たり力尽きたが、立派であった。木更津は初戦で優勝した東京の大妻高校と当たり、負けはしたが、結果的にそれが幸いして2勝2敗ながら4位に入賞した。
2日目は個人戦が開成高校で行われた。男子の個人戦は、中川君(東京学館)が4戦全勝で優勝した。この結果、3月21日に大坂で行われる全国選抜囲碁大会に出場することになった。前日の団体戦から実に負けなしの8連勝である。全国大会でも、今回のように落ち着いて打てれば十分期待が持てる。松戸国際の佐藤君は2勝2敗で11位であった。負けた2局とも十分勝てるチャンスがあったが、勝ち碁を勝ちきる落ち着きに欠けた。自信をつけ落ち着いて打てれば十分上位と戦える力はあるので、次年度全国大会に出られるように頑張ってほしい。
女子個人戦の安藤さん(八千代松陰)と川池さん(木更津)はともに2勝2敗であった。2人とも、負けた2局は相手が上位入賞者であったから、よく健闘したといえる。2人とも一年生で来年もある。来年は入賞もあり得るのでぜひ頑張ってほしい。
男子の9路盤戦は、参加18人の総当たりで17局の長丁場となる。午前終了時点で、保坂君(東京学館)が5勝4敗で、小林君(君津)が9連敗。小林君は9路盤の感覚になじめない様子であった。午後は保坂君が6勝2敗、小林君5勝3敗と調子が出てきたが、時すでに遅かった。
女子の9路盤戦は16人で15局。午前中は蔭山さん(木更津)5勝4敗、嶌野さん(木更津)が3勝6敗。午後は蔭山さん2勝4敗、嶌野さん1勝5敗でともに午後の調子が悪かった。