《第32回全国高校囲碁選手権大会》
平成20年7月28~30日 於日本棋院
7月28日(月)~7月29日(火)団体戦
男子の長生高校は6回目の出場。女子の千葉聖心高校は4回目の出場。
男子団体戦:長生(今関、八幡、吉本)
予選リーグ1勝2敗でリーグ5位。
女子団体戦:千葉聖心(林、加藤、下村)
3連敗でリーグ最下位であった。昨年度3位の秋田北や藤枝明誠は強く大変であった。
7月29日(火)~7月30日(水)個人戦
男子個人戦:渡邉 達也(県立木更津東高校)
予選リーグ3連勝で枠抜けし決勝トーナメントに進む。
決勝トーナメントの1回戦は香川県のクラーク記念国際高高松の高橋君、ノーシードで枠抜けした選手であったが、危なげなく勝てた。昨年はここで負けてしまったが、今年は第2関門も突破して、心おきなく大会最終日に臨め、あとはどこまで上位に行けるかであった。準々決勝の相手は福岡県の田中君(中間高)で、昨年はリーグ戦で当たり勝ってはいるが、一般大会でも県代表になっている強豪である。結果は黒番負けで、惜しくも大熊君のようにはいかなかった。5位~8位の順位決定戦にまわり、初戦が奇しくも京都府加悦谷高校の堀井君(昨年、ベスト16で当たり負けている相手)であった。先番3目半勝ちし、昨年の雪辱を果たす。5,6位決定戦の相手は、東京の又木君(八洲学園)で知り合いのようで初めから緊張感に欠けていた。序盤の折衝で白に見損じがあり黒の渡辺が圧倒的に優位に打ち進めた。いつ投げてもおかしくないのだが、緊張感無く打ち続ける中で、油断から死んでいる石が責め合いになり大逆転負けを喫した。本戦ではなかったが、気をつけないといけない。
決勝トーナメント
1回戦 香川県 高橋 純 先番中押勝ち
2回戦 福岡県 田中 伸幸 先番中押負け
5位~8位決定戦
京都府 堀井 邦稔 先番3目半勝ち
東京都 又木 諒 先番17目半負け
男子個人戦:鈴木 大樹(拓大紅陵高校)
予選リーグ2勝1敗でリーグ3位。1回戦、2回戦、ともに中押勝ち。かなり早打ちでみているとはらはらするが、本人は自信たっぷりである。3回戦は山口の阿武君(山口中央高)で一般大会でも県代表になっている強豪である。腰を落として打ってもらいたかったが、序盤から不利な闘いになり、早々と中押し負けになってしまった。この経験を是非来年にいかして欲しい。
女子個人戦:石岡 まどか(県立千葉女子高校)
2勝1敗でリーグ3位
リーグ内に昨年個人戦優勝した、東京の藤田さん、同じく団体戦優勝した熊本県の冨田さんがいる、厳しいリーグに入ってしまった。2回戦で冨田さんと当たり負けて枠抜けはならなかった。
男子団体は駒大岩見沢(北海道)と下関西(山口)の決勝で駒大岩見沢が優勝した。
女子団体は松韻学園福島(福島)と洛北(京都)の決勝となって、松韻学園福島が初優勝した。
男子個人戦は三重の闇雲翼君(津高)が準決勝で東京の加畑君(都立武蔵)に競り勝ち、勢いに乗り岡山の後藤君(津山高)との決勝戦にも勝ち初優勝した。女子個人戦は東京都の藤田光彩絵さん(十文字高)が兵庫の小原侑子さん(雲雀丘学園)との決勝戦に勝ち昨年に引き続きの連覇となった。