MacPorts を使って MeCab をインストールする

MeCab と MeCab-Ruby を MacPorts を使ってインストール

MeCab と MeCab-Ruby を単に Ruby から使いたいのならば、わざわざ、ターミナルを使ってコマンドラインからインストールしなくても、もっと楽な方法があります(わざわざしたい場合はこっちを参照)。MacPorts とは、Unix 向けに開発されたソフトを、簡単にインストールできるパッケージシステムです。詳しいことは、こちらを読んでください。

NEW!!:64-bit Intel Mac (Core 2 Duo 以降) に Mecab および Mecab-Rubyをインストールするインストーラーパッケージを作ってみました。興味のある方は、こちらのページを見てみてください。ターミナルでコマンド入力することなくインストールできるようにしてあります。

この場合も、Xcode が必要なので、Xcode を Leopard のインストール DVD からインストールします。すでにインストールしてある場合は飛ばしてください。

DVD を Mac に入れて、インストール DVD のウィンドウに Optional Installs フォルダがあるので、そのまた中にある Xcode Tools フォルダに入っている XcodeTools.mpkg をダブルクリックしてインストールしてください。

これに加えて、X11 も必要な場合があるようなので、もしインストールされていない場合は、 Leopard のインストール DVD からインストールします。X11 アプリケーションフォルダの中のユーティリティフォルダに入っています。

DVD を Mac に入れて、インストール DVD のウィンドウに Optional Installs フォルダがあるので、その中にある、Optional Installs.mpkg をダブルクリックします。カスタムインストールの画面で、アプリケーションの横の三角をクリックすると、OS X の標準ソフトに並んで X11 があるので、それにチェックをつけて、続けるをクリックします。あとはそのまま進んでインストールを完了します。

準備が終わったら、MacPorts Project (http://www.macports.org/) に行き、右上の Download をクリックして、MacPorts のパッケージをダウンロードする。ダウンロードしたら、ディスクイメージを開いて、中にあるパッケージをダブルクリックしてインストールします。

インストールが完了したら、コマンドラインからいろいろインストールできるのですが、それが面倒だという人のために GUI プログラムも存在します。Porticus というソフトを http://porticus.alittledrop.com/ からダウンロードします。 ダウンロードしたら、ディスクイメージを開いて、ドラッグアンドドロップでインストールします。ただ、2011/10/25現在、PorticusはLionでは動かないようです。

Porticus を立ち上げると左の方に3つアイコンが並んでいるので、一番したの All Ports というフォルダのアイコンを選びます。選ぶとインストールできるパッケージがずらっと並ぶので、右上の検索窓に mecabと入力して、MeCab 関連のパッケージを探します。それでもまだいろいろ出てくるので、その中から、

mecab

mecab-ipadic-utf8

rb-mecab

を 順に選んで、左上のインストールアイコンをクリックし、インストールしていきます。mecab をインストールするときは、utf8only にチェックを入れてからインストールしてください。後の2つは、そのままインストールすれば大丈夫なはずです。特に、最後の rb-mecab は、ruby なども一緒にインストールするので、結構時間がかかります。

3つともインストールが終了したら、MeCab が Ruby から使えるようになるはずです。が、MacPorts は、/opt/local にすべてのパッケージをインストールするので、Ruby のスクリプトの最初に #! /opt/local/bin/ruby と入れて実行してください。これをしないでも使えるようにする方法もあります。macports パスを通す、をグーグルで検索すれば方法を解説してあるページが山ほど出てきます。パスを通しておくと、他のパッケージも使いたい場合など便利なことも多 いのですが、ここでは、とりあえず MeCab を Ruby から使えるようにするのが目的なので、これで終わりにします。