ここにあるアプリケーションは、ほとんど言語研究・教育に関連したものです。非常に単純なものから、少し手の込んだものまであります。基本的には、アプリケーションで新たなことを覚えたとか、何か試してみたかったなどという動機で書き始めたものが多いので、ものによってはバグが多くあったり機能が不完全だったりします。時間があったり要望などが寄せられるようなことがあれば、いろいろと手を加えていきますが、そうでなければ、今のままです。どのアプリケーションも macOS 10.14 もしくは 10.15 以降が必要です。
CasualPConc はシンプルなパラレルコンコーダンサーです。2つまでのパラレルコーパスを扱うことができます。
CasualTextractor は、テキストが含まれるいろいろなファイルからテキストを抽出して、プレインテキストもしくはリッチテキストファイルとして保存するプログラムです。プレインテキストの文字コード変換もできます。また、バッチ処理にも対応しています。
CasualTagger は、テキストにタグ付けをするための補助アプリケーションです。Ruby の英語形態素分析モジュール EngTagger を使って、英語のテキストに Part-of-Speech (POS) タグを付けることができる他に、TreeTagger、MeCab、Stanford CoreNLP などをインストールすると、それらを使ってバッチ処理で POS タグ付けができます。(TreeTagger をインストールするための機能はついています。)プレインテキスト以外にも、テキストデータを含むいろいろなファイル形式に対応しています。これ以外にも、タグ付けを支援する機能を備えたエディタモードもあります。現在、英語のマニュアルは用意してありますが、日本語にする予定は今のところありません(余裕がないため)。
MeCab をインストールするには、この下にあるページの手順でターミナルから操作する必要がありますが、簡単なインストーラを作りました。
CasualTranscriber は、いわゆるテープ起こし作業を効率よく行うためのユーティリティです。QuickTime が扱えるほとんどのファイルタイプに対応しています。エディタと一体になっているので、ムービーやサウンドファイルを扱いながら書き起こしができます。ファイル形式は、プレインテキスト、RTF、MS Word が扱えます。
TreeTagger を使ってタグ付け処理などをするためだけのアプリケーションです。TreeTagger をダウンロードしてインストールする機能をつけてあります。
IPATypist は英語用の IPA 発音記号を簡単に入力するためのユーティリティです。セリフフォントで発音記号を入力するためには Doulos SIL が必要です。
OS X 標準の「辞書.app」用の辞書データファイルを作成するためのアプリケーションです。Dictionary Development Kit が別途必要になります(Apple Developer Connection から無料で入手できます【要登録】)。