文字列検索集計は、単純に文字列 (単語) を入力して、その頻度を求めるモードです。単語モードであれば、ワイルドカード検索ができます。
単純にテキストボックスに検索する単語を入力し、実行ボタンをクリックします。
Word Count やファイル情報の単語頻度と同じく、頻度の相対化もできます。設定の File Info 2 にあるキーワードグループ頻度・文字列検索集計で、相対化にチェックを入れ、何に対して相対化するかと単位あたりか % かを選びます。
相対化は、総語数だけでなく、項目合計を全体とした相対化や、総文数や総パラグラフ数を全体とした相対化もできます。総文数は、macOS の標準機能を利用して文に分割したものを集計した簡易的なもので、正確さを求める場合は、あらかじめ文ごとに改行したテキストを用意して、総パラグラフ数で相対化してください。これは、1 文あたり何回現れるかを集計するためにつけた機能です。機械的な切り分けなので、参考程度に利用してください。
次の例は、総語数に対する相対化です。
相対化にチェックが入っていると一番上の合計行 ( TOTAL) で何を示すかが指定できます。デフォルトでは頻度の合計ですが、割合にすると、頻度の合計が総頻度に占める割合になり、行合計 (標準化) は、相対頻度の合計になります。
左が総文数での相対化、右が総パラグラフ数での相対化です。
大文字小文字の区別は、この例ではあまり意味がありませんが、研究目的や言語によっては使えるかもしれないという程度の機能です。
並べ替えは、文字列検索集計ではリストで検索文字列を指定していないので、頻度順もしくはアルファベット順になります。リスト順を選んだ場合 (デフォルト) では、頻度順になります。次の例は、アルファベット順に並べ替えたものです。