CasualConc では、macOS 標準の分ち書き機能や POS (Part of Speech) タグ付け機能も利用できますが、外部アプリケーションも利用できます。
CasualConc がテキストの処理に利用する外部アプリケーションは、TreeTagger、MeCab、Stanford CoreNLP です。これらは、それぞれのウェブサイトからダウンロードしたり、パッケージマネージャである Homebrew を使って簡単にインストールできますが、CasualConc では、これらをインストールするための補助機能がついています。
テキスト処理に関する外部アプリケーションをインストールするには、設定を開きタガーを選びます。
TreeTagger は、多くの言語に対応した、テキストに POS タグとレマ情報を付与するアプリケーションです。
Stanford CoreNLP は、Java を利用した自然言語処理ツールで、さまざまなアノテーションを施すことができます。CasualConc では、POS タグ付け、依存文法に依拠した文法タグ付け、固有表現 (named entity) 抽出、文分割に利用します。固有表現は、固有名詞や時間表現、数量表現などを指します。
MeCab は、日本語の形態素分析を行うアプリケーションです。CasualConc では、POS タグ付けと分ち書きに利用します。