研究紹介
(生命科学系・学生)
研究紹介
(生命科学系・学生)
堀 かりん
研究の話 13:00-14:00担当
メディカル情報生命専攻医科学研究分野(外研:東京都医学総合研究所ゲノム動態プロジェクト)
研究内容
大学院生活について
私たちの研究室では、大腸菌、酵母、動物細胞、マウスなどの多様な生物を用いて、ゲノム の新しい機能・原理の解明を目的として研究に取り組んでいます。
私が研究を始めたきっかけ
大学3年生の夏頃、大学の掲示板に貼ってあった''研究助手求む''の張り紙を目にし、
大学院博士課程前期まで研究をしていた新潟大学医歯学総合研究科の研究室に実験補助として参加しました。そこではマウスのケージ交換からスタートをして、分子生物学や電気生理学について学びながら病気のメカニズムの解明に取り組みました。博士課程前期課程まで進んで、それからの進路について考えた際に、やっぱりがんの研究について関わりたいと思い、現所属先の正井久雄教授(東京都医学総合研究所ゲノム動態PJ・PI, 東京大学新領域創成科学研究科臨床医科学分野客員教授)のもとで博士課程後期課程の研究生活をスタートしました。
博士後期課程での大学院生活
私は臨床医科学研究分野に所属しながら、外研という形で東京大学のキャンパス外の研究所で博士後期課程の研究生活を送っています。その点、学内のラボで博士課程を生活するのとでは全く違いますが、毎日様々な経験をすることができます。例えば、私がいる研究所では様々な大学の学生さんが研究生活を送っているので、常にいろいろな学生さんと交流することができ、お互いの研究についてだったり悩み事などを相談したりしています。また、学会以外にも研究所主催の研究会(学生や博士研究員が発表する)や月二回世界の一流の研究者の方の研究について、お話を伺う機会があるので、自分自身すごく勉強させていただくことが多いです。
大学院生活での1コマ
日々の研究生活以外にも大学院では、様々な体験をすることが可能です。そのうちの一つが留学生チューターの制度です。私の場合、自分の研究の合間に、留学生の日常生活のサポートや書類の作成など普段経験できないことを体験する機会にも恵まれました。また彼らと日々コミュニケーションを英語で取るおかげで、留学経験のない私でも、今ではスラスラ英語で会話ができるようになりました。
文理選択や進路選択で悩んでいる中高生のみなさんへ
今、高校や中学で進路選択や文理選択の時期にさしかかってる方も多いと思います。
読んでもらうとわかるかもしれませんが、私もすんなり今の研究分野にたどりついてなく、様々な道を経由して今に至ります。
特に今までの経歴は記載していないですが、現在臨床医科学分野という病気のメカニズムの解明などに関係する分野にいながら、高校時代は生物ではなく物理選択者でした。しかし物理学で勉強したことがが全くいきていないわけでなく、むしろ生体内の電気信号などを解読する(生理学系)分野で、おおいにその時の知識を活躍させています。
多分文章を読んでもらうより気になること、不安に思っていること実際に相談に来てもらえた方がうまくお話できると思うので、お時間がございましたら、午後13時から研究の部屋にてお待ちしていますので気軽に遊びにきてください。