2018/10/19 Class 3

投稿日: 2018/10/22 0:57:51

記録

    • 出席確認および連絡.1030-1045

  • 補助教材2.2.3節 (ナッシュ均衡; 30分が標準).1122 まで

  • 補助教材2.3.1節 (神取6.2節例6.3). 1147 まで

  • 神取6.2節例6.4 (ちょっとだけ言及) 1150 まで

    • 神取6.3節 (20分が標準) 1200 まで

  • 履修登録者は22名に決定.法学部2年以上2名,教育学部2年以上1名,経済学部1年15名,法学部1年3名,創造工学部1年1名.理系学部の登録が少なすぎる.

  • 出席は16名.Moodle 登録者は20名.履修登録を取り消すべきだった人が数名はいる模様.登録したまま授業への参加を止めれば「不可」が付いて GPA (Grade Point Average) が下がりいろいろ悪影響があるので,ここを見ている人は将来そうならないように気をつけて.

    • アンケート回答者は17名.うち2名は記述が不十分で救済点に至らず.

  • iPad の MetaMoJi ノートで教材を提示しながらの講義.立地ゲームについては補助教材に図を書き込みながら説明.学生数名に質問も.

    • いい天気だけど,午後はオフィスに篭って授業の後処理.

事務連絡

    • アンケート結果をここ「連絡ページ」に,学生と講師の自己紹介を Moodle コースページの「学生も投稿できるフォーラム」に載せた.協力ありがとう.自己紹介に追加修正したい人はそこのトピックに返信するか連絡を.

    • 知り合いになりたければ各自が声をかければいいのだけど,現実には知り合おうという意思があってもそれができない学生は少なくない.掲載した自己紹介がきっかけになればいいと思う.

  • 小テスト 1 を Moodle コースページに掲載した.締め切りは11月1日木曜14:30を予定 (当日も通常どおり 1240-1410 をオフィスアワーズとする).小テストのフォームが表示できることを今すぐ確かめておいた方がいい.以下はシラバスの訂正と追加 (書き忘れていた):

    • 「初めて合格基準に到達するまでの解答回数が3回を超えたら多少減点されることがある」とあるが,3回を5回に変更.

    • 小テストについて他の受講者や教員に相談することは特に問題ない.ただし理解もせず他人の解答を丸写しするのは不正である.

    • 小テストの結果はたぶん通知しないので各自で管理を.解答するごとに素点 (スコア) を表示できるようにしてある.

  • Moodle コースページ登録者のうちこの科目に履修登録しなかった人がいたら,近いうちに Moodle コースページから登録抹消する予定.

授業の内容への補足

  • 「ゲーム理論: 補助教材」の2.7節にコメント,2.9節に読書案内あり.

  • [取込済] インプットを複数個持つ関数は,Excel などの表計算ソフトでも用いられる.実務にも直結するので,将来デスクワークに就きそうな人は慣れておいた方がいい.たとえば SUM(A1,A2) と書けば「セル A1 とセル A2 の合計」という意味不明なものではなくて,「セルA1の値 f(A, 1) とセル A2 の値 f(A, 2) の合計」を意味する.セル名がそのセルの値を指していたりそのセルの場所を指していたりする.

  • 最適反応とナッシュ均衡の解説を聞き直したい人は Game Theory Online にある動画 (2分43秒) を参照: GTO-1-07: Best Response and Nash Equilibrium

  • ホテリングモデルは2人ケースだけ説明した.全員が真ん中に集まるという結論は3人ケースや4人ケースでは成立しない.教材には書いているけど,言い忘れていた.

  • PowerPoint ふうの箇条書きスライドあるいは文章で書かれたテキストのどちらを教材として渡してもらいたいだろうか.講師としては無駄にスライドを増やしたくないため,そしてテキスト自体をじっくり読んでもらいたいためスライドを提供することは避けている.数学では高校時代「問題が解ければいいから」という理由で教科書をよく読んで来なかった学生が多いかもしれない.でも,大学の数学のテキストは,証明などじっくり読むに価する内容を持つものが多い.この授業で用いるテキストは数学というより経済学のものだが,じっくり読むに価するものを選んでいる.緻密で数学的な論理展開をしている割には読みやすいはずだ.

課題および次回の予定

取り組むべき課題,読むべき文献,次回の予定については,シラバスの「授業計画」を参照.次回 Class 4 では神取 6.4節を10分程度で終え,問題解説1をやり,不確実性と期待効用 (神取6.6 節) に入る予定.区切りのよさを考慮して問題解説1の一部を後回しにするかもしれない.