2020/5/29 22:30-1:00
胎内市胎内 晴れ 気温 12℃ 風 3~6M シーイング 悪 透明度 良 最微等級 5.3等 夜露なし
上弦の月が沈むのが0時頃のため、遅い出発だった。
予報ではおおむね晴れだが、湿度が8~90%と高いようであまり見えないのではと軽装備、、望遠鏡はNexstar4の一本のみとした。
仕事明けで、それほど見えなそうなのにUL14を積むのがおっくうというのもあったが、結果としてこれは失敗であった(´ω`)
(ちょうど脇の県道をクルマが通過したので辺りが明るく見えている)
現地は快晴!ヌケもよく夏の天の川のディティールが肉眼でもとても良く分かる。
最微等級はざっと5.3等はあり、主砲を持ってこなかったことをかなり後悔しました(T▽T)
Nexstar4の自動導入で夏の球状・散開星団をどんどん入れていく、が、、口径10CMってこんなもんだっけ?
大型の球状や、密集度の高い散開は粒状にかろうじて分解するものの、より詳細を見ようとLuminos 15mmで92倍にすると
全体に薄れて暗ーい悲しい感じとなり、鑑賞に耐えるのはAsphelical 23mmの63倍までだった。
高倍率に耐えるのは惑星状のM57くらい。そろそろ見納めかとM51も導入したが、大小2つのもやって感じで、渦感はほど遠い感じでした。
Nexstar4は焦点距離が1380mmもあるので、30mmのアイピースでも46倍。
短焦点の屈折のように、低倍率でリッチーフィールド的な使い方が出来ないのは仕方ないとはいえ、小口径マクストフの弱点ですね
スマホ(Mi note10 pro)での固定撮影。ISO3200 の30秒。左の光条は恐らく飛行機
カシオペア付近ですが、二重星団にアンドロメダ星雲が見えてます。
望遠鏡はちょいちょい、あとスマホで星野を撮影したり、寝転んで双眼鏡でM天体探しなど
これから梅雨の時期に差し掛かるので、ちょっと勿体ない、残念な夜でした。
2020/4/25 21:30-2:00 関川村わかぶな高原スキー場近く 晴れ 気温 5℃ シーイング 悪 透明度 中 最微等級 5.4等 夜露なし
前回の遠征が3/28だから約一月ぶりです(前回は霞がひどく、”日誌"にも記載もしてません(´ω`)
今年は天候が不順ですっきりと晴れる日が少なく、月1ペースの遠征を保っているのがやっと。
そんな状態が続くと天文テンションも低く、この日も「やっと見れそうだ!楽しみだなあ」とは思わず(^_^; 「月のない晴れの週末だから、まあ出るか」という義務的な感じでした。
ちょうどたまたまスマホを新調し、星野撮影が出来そうなのでそれを試す目的が無ければ、、(´Д`;)
観望地は、いつもの胎内はさすがにマンネリだし、前に目星を付けてあった関川村のわかぶな高原を目指すことにする。
新潟市からは約70KM。胎内より約20KM北東。高原といっても標高は300mも無く、山あいになるのでちょっとモヤが心配だった。
写真は関川村に入った辺りでひとまず空の様子をチェックしたとこ、晴れてはいるものの山間特有のモヤがあり、透明度が悪い。4.5等程度しか見えていない。
県道に絡んだ街灯がより見えを悪くしている。
あちゃー、今夜は春霞で駄目か。。( ̄◇ ̄ll これなら胎内のほうがまだ良かったか?この空では望遠鏡はとても組む気になれません。
とりあえず桜の散った河原並木の下の辺りで、新しく買い換えたXiaomi Mi Note10スマホの撮影テスト
。カメラアプリに”プロモード”すなわちマニュアル撮影があり、ピント無限大・露出32秒までの設定が可能。
メインカメラのISOは3200が最大
このスマホ、カメラなんと裏面に5つ配備されてます(^_^; 「超広角」は1600までなのが残念、まあこれはサブカメラなんで。周辺減光も大きいですし。
もちろんホルダーを介して三脚には固定します。
JPEGの撮った出しだが、ノイズも目立たずこれがスマホ撮影かと思うとびっくり。ウチの古いEOSよかよく写ってる( ̄◇ ̄;
このスマホ、最大画素数は何と1億800万画素で、いまのとこ最大クラスだそうです。
画素数がこれだけ大きいってことは(通常解像度で)ピクセル辺りのセンサーサイズ面積が大きく、それが暗所撮影には効いている模様。
カメラの写りには満足したものの、さて目的のスキー場どうしよう、、
カメラテストはしたし帰ろうか3-4KM移動したら見えるってこと、無いよなあ(´ω`)
重い足取りで目的地まで向かう、少し登り勾配だか標高はそれほどでもないか。
クルマで10分ほど、、スキー場手前の路肩の空いたとこに駐車。辺りは街灯の類いは無く、さっきよりは見えそうだが。。さて
Xiaomi Mi Note10 ISO3200 32S
さっきとはうって変わって、もやがかった空が嘘のように抜けている!モヤの溜まりにくい場所なのか。それと周囲の明かりのないのが効いてるのだろうか。あー帰らんで良かった(笑)
それにしてもこの新スマホ、Xiaomi Mi Note 10なかなかの写り( ´ ▽ ` )
最微等級は天頂付近のおおぐま座でチェックすると、5.47等が見えている!
新潟は日本海からの湿度の影響を受けやすく、5.2等止まりのことが多いので当たりの夜だ。
胎内から更に20kmは、新発田市・新潟市から離れているのでそれもあるか
ひとしきりスマホでの撮影を終えると、UL14のトラスを組む。まずはM51の渦を狙う。遠征地で渦が見れるのは大体5分5分の感じだ。
Luminos15mm(x105)でひさーしぶりに左巻きの渦を確認、割とはっきり見えている。
調子を良くして、M101にトライ、、しかし、やはり渦までいかずもやっとした固まりまで(´Д`) 6等+くらいの空じゃないと無理かな。
むしろM81のほうが、この日が光芒も広がり、渦はあと一歩のように感じた。
かみのけ座からはNGC4565エッジオン、少し低空に傾き出したがまずまず。
そしてたぶん初物、、となるりゅう座(北斗と子熊座の間)の銀河 NGC5907,5965,5963,5985
NGC5907は11.1等のエッジオン銀河、4565を少し暗く小さくした感じだが、エッジも長くなかなか見やすい。
NGC 5965,5963,5985はやや暗く小型の楕円銀河だが、個々の違いが分かり写真の印象に近かった。
ほか銀河はからす座のM104ソンブレロ、西の光害ゾーンだったが大体の形状は掴めた。
あとは春~夏の対象、M13にM57、M27、M4など球状に惑星状。
さそり座の球状M4はやはり見てて楽しいですね、中央に猫の目のような縦の配列に、この日は”下”のほうに目の外周の輪郭があるように見えました。
午前2時を過ぎてもまだ下り坂の天候は崩れなかったものの、先に体のほうが疲れてきて2時半撤収、3時半帰還でした。
翌朝目覚めると、昨夜が嘘のように雨。GW中は月があるので、貴重な夜でした。
2020/2/15 19:00-0:00 胎内市胎内 晴れ 気温 1℃ シーイング 中 透明度 悪 最微等級 4.5等⇒終盤5.0等 夜露ひどい
前回の遠征は1月1日元旦だから、結構と日が空いてしまった。
今年は雪が無く気温も高い。が、そこは日本海側。なかなかすっきりと晴れる夜は少なく、ようやくこの日、下弦の月が昇る頃まで観望出来た。
この冬は明らかに異常で、新潟でこれほど雪の降らなかったことは過去50年ほど、かつて一度もなかった。
温暖化が進行しているのだろう。
最近は気に掛けて県境越えの遠征も控えめにして、極力地元で見るようにしている。去年の冬は郡山への遠征に3度行ったが、この冬は元旦の1回っきりだけだ。向こうは太平洋側なので晴天率が高いが、もう今年行くことは無いと思う。
17:00 ホームの胎内に向け出発。途中新発田市で弁当を買い現地に向かう。
いつもならこの辺りは道路の脇に、数十CM~1Mの雪壁が出来ているものだが、いまは申し訳程度に道の脇に雪の固まりが落ちている位で地面がそのままむき出しであった。
訳あって早めに夏タイヤに換えてしまっていたが、問題が無くてよかったと言うべきか(=-ω-)。。
夕方から予報通りおおむね雲は抜け、現地は快晴のようだが、大変湿度が高く空は青白い。
(いくらか透明度の上がった時に撮影。西が明るいのは新発田市)
現地は空が蒸気で飽和しているような感じで、最微等級は4.5等程度でしし座やこぐま座の星の繋がりが欠けている。
曇りならまだしも、晴れているのに遠征地でこれほど見えなかったことは記憶に無い(´・ω・`)
この日は近接銀河というのか、二つみっつ寄り添った銀河を主に見ようとピックアップしていたが、とても小型の銀河にトライ出来る空じゃない。
今回は主力のUL14ドブソニアンだったが、この日の見え方はちょうどC8くらい,つまり20cm級の見え方だった。
空が悪いので主に季節の代表的な天体、、つまりMクラスの銀河・散開星団を見たが、見えがイマイチのためあまり楽しくはない。
唯一、初めて見たふたご座の惑星状星雲、エスキモー星雲がきちんと確認出来てよかった。
ナグラー11mmに2xバローを装着して約300倍。あのエスキモーの帽子というまでは見えてないがいびつな楕円をぐるりと一周輪を描いているような見え方、、しかし、小さい天体ですね(・∀・;
23時過ぎ、空が少し抜けてきて5等くらいまで見えるようになったので、慌てて主要天体だけ見直す。
M42、おおぐま座付近の銀河、しし座付近、あとかみのけ座からはタイファイター銀河?だったか、あとNGC4565
少し空が良くなったとはいえ、それでもそらし目しないとNGC4565なんかエッジが短くソンブレロ銀河みたいでした(・∀・;
月で東の空が少し明るくなった、0時頃撤収。
2020/1/1~2020/1/2 23:00-3:30 福島県本宮市 晴れ シーイング 悪 透明度 中 風0~7M 最微等級 5.3等 夜露 なし
9連休の正月休みに入ったものの、、やはりというか、予報を見る限り新潟で星見出来る日は全く無さそう(´ω`)
そこで去年同様、郡山付近へ遠征することに。
晴れてくれそうなのは1月1日の夜。
お昼に雑煮を食べると,夜に備え昼寝。トランクにUL14を積み込み17時に出発した。
新潟は雨模様だったが、県境に近づくにつれ雪へと変わり、福島に入ってからも猪苗代湖の先までずっと降っている、、本当に見れるのか心配になってくる(´Д`;)
R49から郡山市熱海町へと北上し、去年訪れた場所に向かう。
現地に着いてみると薄曇りで、星は見えているものの日本海側からの雪が舞っている状態で、風流ではあるが観望はちょっと厳しい。それにいつものことだが、ここはやはり風が大変強い(;´Д`A
しばらく待機するものの雪は相変わらず。。そこでいったん山あいを離れ、より西側(太平洋側)の本宮市のほうへ移動した。
山ひとつ越えた甲斐あって、雪も止み風もいくぶん収まった。この付近一帯は田園地帯である。
おおむね晴れの天候で、東~南は市街地の明かりが結構と強い。西側は比較的光害は少ない。
夜半に沈むカシオペア。北~西はなかなかの暗さ
かに座の四辺のふたつ、5.33等x2がかろうじて見えている。まずまずの空だがちょうど1年前に見た、抜群のヌケとまではいかないようだ。
そうそう県境を越えての遠征も出来ないし、地元もいつ晴れることやら分からないので、メジャーどころを幅広く見ることにした。
おおいぬ座 M46,M47,M50・・いずれも比較的明るい散開星団だが、光害ゾーンに近く見えはそれなり。
M31アンドロメダ銀河・・西に低かったが、割合と広がりのある見え。地元では西は光害ゾーンなのでこの時期見れるのは不思議な感じだ。
オリオン座はまずM42を、そして馬頭星雲を駄目元で狙ってみる・・が、さすがに片鱗も窺えなかった( ̄▽ ̄;)
しかし三つ星の東側の下、散光星雲NGC 2024は割合しっかりと見えていた。
おおぐま座付近 NGC2403,M81,M82(ついでに近くの銀河NGC3077,NGC5047)。それからM108,M97
NGC2403は淡くつかみどころの無い見え方。口径356mmでこれかー。ただM81は割と広がりを感じ写真の印象に近い。最良の条件ならやはり渦狙い可能と思った。
しし座付近 M95,M96,M105,M64,M65,NGC3628あとNGC2903。印象的だったのはNGC2903。M81より厳しいが、これも写真の感じで渦がいつか見れるような気もした
かみのけ座はとりあえず NGC4565のみ。
エッジオンまずまず周辺まで見えるが、背景(バック)が明るいのがちょっと残念
あとはぎょしゃ座の散開星団を流し見など
...
郡山市、本宮市街が近いため視野の背景が明るく、全般もうひとつの見えであった。しかし太平洋側の低湿度に助けられひととおり見れるのはすごい。
午前4時撤収。国道49号を3時間掛けて帰宅。7時に床に付いた😪
しばし休んで、起きたらクルマの下回りを水道のホースで丹念に洗う。
県境の辺りは凍結防止剤が沢山撒かれているのです(-ω-)