TASCO-132T(写真手前)
TOWA TANZUTSUのライセンス生産と思われます(MADE IN CHINA)保証書から1990年代の製造です。
筒先の”FOCAL RATIO”の文字が、"FOCAL RAT10"(ラット10?)と表記されてたりするのはご愛敬でしょうか。またTANZUTSUの文字はありません("有り"のものもあるようです)
本家TOWA製と比べた場合、ドローチューブや接眼差し込み口がプラスチックであるなど、一部ダウングレートしています。が、全体の仕上げや架台の造り込みなど、小型機ながら安普請な印象はなく、本家にそう劣らない仕上がりです。
一番の変更点は架台で、TOWA TANZUTSUでは"足"の長さを伸縮させて極軸を合わせますが、TASCO-132Tでは架台で極軸を設定出来ます(写真参照)
この点TASCO-132Tのほうが安定感があります。ただし経緯台(赤緯を水平にする)ではバランスが崩れ、実質赤道儀のみの運用となります。
見えですが、「TOWA」と見比べたところ、星像は鋭いもので特に差異のない良好なものでした。
どちらもこれからもっと活躍させたいです。