アブラハムとノア、セム

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アブラハムとノア、セムの大洪水後の生存年を聖書の記述から計算してみます。


聖書の記述から次のことがわかります(cf.創世記5.32、7.6、9.28~29、11.10~32、25.7)。


・ノアの洪水は、

・ノアが 500 歳のとき、セム、ハム、ヤペテを生んだ(cf.創世記5.32)

・ノアが 600 歳のときに起きた(cf.創世記7.6)

・ノアは、洪水の後 350 年生きた(cf.創世記9.28)

・ノアの一生は 950 年であった(cf.創世記9.29)

・大洪水の後のノアの子孫(cf.創世記11.10~32)

・セムは洪水後2年に、100 歳でアルパクサデを生んだ(cf.創世記11.10)。後 500 年生きた。一生は 600 年である。

・アルパクサデは 35 歳でシラを生んだ。 後 403 年生きた。一生は 438 年である。

・シラは 30 歳でエベルを生んだ。 後 403 年生きた。一生は 433 年である。

・エベルは 34 歳でペレグを生んだ。 後 430 年生きた。一生は 464 年である。

・ペレグは 30 歳でリウを生んだ。 後 290 年生きた。一生は 320 年である。

・リウは 32 歳でセレグを生んだ。 後 207 年生きた。一生は 239 年である。

・セレグは 30 歳でナホルを生んだ。 後 200 年生きた。一生は 230 年である。

・ナホルは 29 歳でテラを生んだ。 後 119 年生きた。一生は 148 年である。

・テラは 70 歳でアブラムを生んだ。 後 135 年生きた。一生は205年である(cf.創世記11.32)。

・アブラハムの一生は 175 年である(cf.創世記25.7)


上記に基づいて、大洪水後の各人の生存年をC++で計算してみます。プログラムは、https://paiza.io で実行して確認することが出来ます。


#include <iostream>

#include <vector>

#include <string>

using namespace std;

int main(void){

vector<string> vecstrName = { "ノア", "セム", "アルパクサデ", "シラ", "エベル", "ペレグ", "リウ", "セレグ", "ナホル", "テラ", "アブラハム", };

vector<int> veciUmiNenrei = { 0, 2, 35, 30, 34, 30, 32, 30, 29, 70, 100, };

vector<int> veciIsshou = { 350, 502, 438, 433, 464, 320, 239, 230, 148, 205, 175, };

vector<int> veciUmare = { 0, } ;

vector<int> veciBotsu;


int iKouzuigo = 0;

for (int iIndex = 0; iIndex < vecstrName.size(); iIndex++) {

if (iIndex > 0) {

iKouzuigo += veciUmiNenrei[iIndex - 1];

veciUmare.push_back(iKouzuigo);

}

veciBotsu.push_back(veciUmare[iIndex] + veciIsshou[iIndex]);

printf("%s は洪水後 %d~%d 年まで生きた。\n", vecstrName[iIndex].c_str(), veciUmare[iIndex], veciBotsu[iIndex]);

}

}


結果は次のようになりました。


ノア は洪水後 0~350 年まで生きた。

セム は洪水後 0~502 年まで生きた。

アルパクサデ は洪水後 2~440 年まで生きた。

シラ は洪水後 37~470 年まで生きた。

エベル は洪水後 67~531 年まで生きた。

ペレグ は洪水後 101~421 年まで生きた。

リウ は洪水後 131~370 年まで生きた。

セレグ は洪水後 163~393 年まで生きた。

ナホル は洪水後 193~341 年まで生きた。

テラ は洪水後 222~427 年まで生きた。

アブラハム は洪水後 292~467 年まで生きた。


年代的には、アブラハムは、ノアとセムから大洪水のことを直接聞けたかも知れません。

また、ノアの大洪水後のアブラハムまでの人々は、全員ノアの生まれた年には生存していたことがわかります。